第74話「打倒ユーロフリッカー騎士団!バーチャル特訓を攻略せよ!!」
研究所。
大型の装置がウィーンウィーンとブザーを鳴らし、白煙を上げながらゆっくりと開いた。
その中にはピカピカになった三体の機体が入っていた。
「よし、修理は完了だ」
「うおおおヴィクター!!」
バンはいの一番に機体を手に取ってほおづりした。
「よかったぁ元通りだ」
「当たり前だ。あのくらいの損傷ならここの施設を使えば問題ない」
「だが、修復に時間かけすぎだろ。それまで練習出来なかった分、取り戻さねぇとな」
「これでも急ピッチ作業だったんだが、普通のバトルではありえない破損の仕方をしていたからな。そもそも、一番破損率の高かったディバウアの修理に時間を取られたんだが」
慎重に戦ったバンとリサと違い、思いっきり突っ込んだ分ザキの方がダメージが大きかったようだ。
「ちっ」
痛いところを突かれ、ザキは舌打ちしてそっぽを向いた。
「さて、機体が直って早速だが急いでミーティングと練習をするぞ。試合まで日が迫ってるからな」
「そういえば、次の相手はどこなんだ?」
「ユーロフリッカー騎士団だ」
その言葉を聞いて、一同気を引き締める。
「あいつらか……!」
「こうしちゃいられねぇな。早く練習するぞ。次こそブチのめす」
血の気の荒いザキを伊江羅が諌める。
