第83話「誕生!ストライクビートヴィクター!!」
ダントツウィナーズVSデザートハンターズの試合当日。
試合開始は午後になるので、午前中いっぱいまでダントツウィナーズは研究所で新ヴィクターの開発に勤しんでいた。
ウィーウィー!と言う電子音とともにマシン製造機が開き、中から新型ヴィクターが現れる。
「よし、成功だ。新素材の分子結合は問題ない」
「おお、ヴィクター!」
バンは待ちきれんとばかりに機械の中にあるヴィクターを手に取った。
「くぅぅ!かっこいいぜ!これが新型、ストライクビートヴィクターだ!!」
新機体を掲げてポーズを取る。
「カッコつけてる場合か。とっととテストするぞ」
「いや、もうその時間はない。早く出発しないと試合に間に合わなくなる」
「へっ?」
「じゃ、じゃあテストもなしでいきなり試合へ?」
「無茶だが、棄権になるよりはいい」
「大丈夫だぜ!ヴィクターならぶっつけ本番でも問題ねぇ!!」