第8話「結成!小竜隊」
成都小学校5年2組のクラスメイト達で開かれた、ナガトの退院祝いパーティ。
フリックスのトーナメント大会も開かれ盛大に盛り上がったこの会だが、その最後の最後で主催者である黄山先生から驚きの特別ゲストが紹介された。
「「「雲野リュウジ!?」」」
会場に入ってきた年上の少年を見た瞬間、ゲンジユウスケツバサの3人は同時に声を上げた。
第8話「結成!小竜隊」
成都小学校5年2組のクラスメイト達で開かれた、ナガトの退院祝いパーティ。
フリックスのトーナメント大会も開かれ盛大に盛り上がったこの会だが、その最後の最後で主催者である黄山先生から驚きの特別ゲストが紹介された。
「「「雲野リュウジ!?」」」
会場に入ってきた年上の少年を見た瞬間、ゲンジユウスケツバサの3人は同時に声を上げた。
キャラクター紹介 キャラクターデザイン ごろくー
[]はモチーフとなった三国武将
小竜隊
元ホワイトホースメンバーの雲野リュウジが北海道から関東へ引っ越した際にゲンジ、ナガト、ツバサ、ユウスケをスカウトして結成したフリッカーチーム
チーム戦の経験は少ないながらもバランスの良い構成と厚い絆で数々の強敵と戦う
第7話「勝てるか!?マイティオーガ!」
パパン!パーーン!!
「「「ナガトくん、退院おめでとう〜!!」」」
小気味良いクラッカーの音と共に児童達の祝いの声が上がる。
グレートフリックスカップから数日後、無事に退院できたナガトのために担任の黄山タダヨシ先生が少し広めのレンタルルームを借りて放課後に退院祝いのパーティを開いてくれたのだ。
煌びやかに飾り付けられた内装に、中央に並べられた長机には豪華な料理が用意されている。
「ありがとう皆!でも、なんか大袈裟で照れ臭いなぁ……」
「それだけ皆、関の帰りを待ってたって事じゃ!嬉しいじゃないか!わしはこんな友達想いのクラスを受け持って幸せじゃぞ!」
照れ臭そうにしているナガトへ、黄山先生が肩に手を置いて話しかけた。
「先生……先生も忙しい中、わざわざパーティまで開いてもらってすみません。入院中も寄せ書きの色紙や千羽鶴まで貰ったのに……」
「子供がそんな事気にするな!主役なんだから堂々としておれ!」
黄山先生は豪快にナガトの背中を叩くと、グラスを高く掲げた。
「それじゃ皆、グラスは持ったな?改めて、関ナガトの退院を祝して……」
第6話「決勝激突!ワンサイドウルブズ!」
グレートフリックスカップ関東予選もいよいよ大詰め。
ゲンジは初出場ながら愛機のライジングドラグナーを駆使してどうにか決勝戦に駒を進める事が出来た。
決勝相手は、去年ナガトと死闘を繰り広げたと言う甲賀アツシ……。
その事もあってか、緊張感を高めるゲンジは、ふと昨日の事を思い出していた。
グレートフリックスカップ関東予選の前日。
ゲンジはツバサとユウスケを引き連れてナガトのお見舞いに来ていた。
「よっ、ナガト。調子はどうだ?」
第5話「超速!ソニックユニコーン!」
東京ディスティニーランドで開催しているグレートフリックスカップ関東大会もいよいよ大詰め。
大勢の参加者もかなり絞られて残り8人、あとは準々決勝、準決勝、決勝戦を残すのみだ。
時刻は午後1時。ここで1時間のお昼休憩となった。
「おおおお!さすが夢の国!!レストランも豪華やでぇ!!」
様々な料理を乗せた大皿小皿をいっぱいに並べたテーブルにツバサは目を爛々と輝かせる。
三人が昼食に来たのはディスティニーランド内にあるバイキングレストラン。本来なら子供のお小遣いではとても手が出せないお値段なのだが、2回戦突破したフリッカーはこのレストランの無料券が与えられるのだ。
千葉県浦安市にある夢と魔法の国。その中央に聳え立つシンボル『ディスティニーキャッスル』の前では多くのフリッカー達が熱く凌ぎを削るフリックスカップ関東予選が開催されていた。
大会内容は予選無しの勝ち抜き戦。ランダムに対戦カードが決まっていき、最後まで勝ち残った人の優勝と言う特殊なトーナメント方式だ。
「いけぇ!ライジングドラグナー!!」
「行くんや!ウィングワイバーン!!」
第3話「挑戦!フリックスカップ!」
謎の男、諸星コウから貰ったパーツでライジングドラグナーを手に入れた東堂ゲンジはクラスメイトのユウスケへリベンジを果たし、更に大阪から転校してきた凄腕フリッカー『張本ツバサ』にも勝利し、絶好調だった。
しかし、いきなり現れた南雲ソウのカイザーフェニックスにはボロ負けしてしまう。
南雲ソウは、ライジングドラグナーについて何か知っているようだったが……?
成都中央病院。
その一室でゲンジはベッドにいる同い年くらいの少年と談笑していた。
少年の右足には包帯が巻かれている。
「悪かったな、ナガト。ここの所お見舞いに来られなくて」
「気にするな。それよりライジングドラグナー、良いフリックスじゃないか」
第2話「ライバル登場!カイザーフェニックス」
千葉県市川市成都小学校へと続く河川敷の歩道。
ゲンジが青い顔でニヤニヤしながら登校していた。
「ふ、ふふへへへ……ついに出来たぞ、俺の……あい、きっ、ふぐぉっ!!!」
ライジングドラグナー完成の興奮冷めやらぬといった感じで笑っていたかと思ったら、突如血の気が引き、お腹を押さえながら足早に順路を外れて河川敷広場へと走っていった。
第1話「爆誕!ライジングドラグナー」
千葉県市川市のとある地区。
市川市立成都(せいと)小学校5年2組の昼休みは子供達の喧騒に包まれていた。
おしゃべり、お絵かき、チャンバラごっこ……と皆が思い思いに遊んでいる中、窓際の机で一際エキサイトしている集団がいた。
その子供達は、机の上を戦場にして小型の戦闘マシンを指で弾いてぶつけ合っている。
これは『フリックスアレイ』。
共通のベースを基にして各々が規定に沿って愛機を作って戦う工作格闘おはじきだ!
「いっけぇ!ドライブドラグナー!!」