第48話「己の行く手を導く者!」
バーーーーーーン!!!!
準決勝第一試合、バンVSザキの試合は最初のアクティブシュートから凄まじい激突。
衝撃波で埃が舞い上がり、会場が揺れる。
『初っ端から激しすぎるアクティブシュート……!衝撃波で前が見えないぞ……!!』
しばらくして、埃が晴れて視界が回復する。
そこには、場外している二機があった。
第48話「己の行く手を導く者!」
バーーーーーーン!!!!
準決勝第一試合、バンVSザキの試合は最初のアクティブシュートから凄まじい激突。
衝撃波で埃が舞い上がり、会場が揺れる。
『初っ端から激しすぎるアクティブシュート……!衝撃波で前が見えないぞ……!!』
しばらくして、埃が晴れて視界が回復する。
そこには、場外している二機があった。
第47話「バンVSザキ!運命の戦い!!」
『さぁ、大盛り上がりだった第一回グレートフリックスカップも1日目の工程を終えて折り返し地点だ!
残す準決勝と決勝は、明日行うぞ!今日のところは家に帰ってゆっくり休んでくれ!!』
「ひゃ〜、それにしても濃い1日だったぜ!」
「うん、まるで何年も経ったみたい」
「予選から考えると結構バトルしたもんなぁ」
バンとリサが話しながら会場外へ向かっていると、一人の小柄な少年が目の前に現れた。
「リサ先輩」
「ゆう、くん……」
「知り合いか?」
「うん、スクールにいた頃の後輩……」
ゆうはバンには構わずリサにのみ話しかける。
「準決勝進出おめでとうございます。リサ先輩なら必ず勝ち上がると思っていました」
「うん、ありがとう」
「僕はもう一度スクールで鍛え直してきます。いつか必ず、あなたと並び立てるように」
ゆうはチラッとバンを一瞥した。
「……?」
バンはその意図がわからずに首をかしげる。
「うん、楽しみにしてるよ。頑張って」
「はい!…では」
ゆうは一礼して去って行った。
その後、歩いていると剛志レイジと合流できた。
「おう、さっきぶりじゃな!」
「剛志にレイジ!お前らの試合凄かったぜ!!」
「当然じゃ!バンにリサも無事勝ち上がれてよかったわい!」
「それこそ当然だぜ!俺とリサが簡単に負けるわけねぇだろ!」
「うん!」
「でもここからはそうはいかないよ!優勝するのは剛志だからね!」
「じゃな!覚悟せぇよ、まずはリサじゃ!」
「わ、私だって負けないよ!」
「へんっ!ダントツで優勝すんのは俺に決まってるぜ!!」
「明日が楽しみじゃな!」
話しているうちに会場の外に出た。
「それじゃあ僕と剛志は迎えの車で帰るから」
「お互い、良きバトルをしようぞ!」
「おう!じゃな!!」
「また、明日」
第46話「誇り高きフリッカー魂!」
剛志とレイジの試合はまさに名勝負だった。
その興奮は未だに冷めやらない。
「剛志とレイジ、あいつらめっちゃ強くなってたな!」
「うん、なんだかまた戦いたくなっちゃったね」
「そうだな!今あいつらとタッグ戦したらどうなるのか、やってみたいぜ!!」
「それこそがフリックスバトルの真髄だからな」
バンとリサが興奮気味に話しているところへ、一人の青年が割って入った。
「伊江羅、博士……いつのまに」
「バン、今の気持ちをよく覚えておくんだ。フリッカーにとって、ダントツ一番を目指す者にとって、最も大切なものがそこにある」
「ダントツ一番にとって……?」
バンが聞き返す間も無く、伊江羅は静かに去っていった。
「あっ!……ったく、あいつMr.アレイじゃなくなってもキャラ変わらねぇのな」
「あはは……だけど、伊江羅博士の言う通り、今のバトルは学ぶべきものが多いのかも……」
「へんっ、そんなの言われるまでもないぜ!リサ!俺たちも決勝まで勝ち上がって、あいつらに負けないバトルをしようぜ!!」
「……」
急にリサは意味深に沈黙した。何か考え込んでいるようだ。
「リサ?」
「う、ううん、なんでもない」
【関係性とは必ずしも相互とは限らないという事です】
第45話「剛志vsレイジ!友情のバトル!!」
『第1回戦第2試合、操くんvsザキくんの試合は、デスガランが爆散すると言う衝撃的な展開で幕を閉じた!さぁ、波乱の続く今大会!これからどうなってしまうのか!?』
試合を終えたザキはステージを降りてイツキと合流し、控え室へ向かう道のりを歩いていた。
「ザキ様。見事な勝利でした」
「ふん」
イツキの賞賛に対してザキの反応は冷たい。
「シェイドディバウアの能力は完全にザキ様とシンクロしています。これで、ザキ様が最強である事が完全に揺るぎないものになりました」
イツキの言葉の直後、後ろから挑発するような声が聞こえていた。
「ほぅ、あの程度が最強か。堕ちたものだな、ザキ」
振り返るとそこには伊江羅が立っていた。
「伊江羅博士…!」
「……」
「ふん、腕を見限られ、スクールを追い出されたあなたに最強を語る資格は無いと思いますが?」
一瞬面食らいながらもすぐに皮肉を言うイツキだが。
「フリッカーでありながら、己が最強になる事を諦め腰巾着に成り下がる事を良しとしたお前が最強を語るのか?」
「なんですって!?」
図星だったのか、伊江羅の言葉に珍しく感情を乱す。
「イツキ、下がっていろ」
「ザキ様っ……分かりました、失礼いたします」
イツキは渋々といった感じでその場をゆっくりと離れた。
「久しぶりだな、ザキ」
兄弟の再会。しかし、伊江羅もザキもその表情から感情は読めない。
しばらく沈黙が続く。
「……てめぇの言う通りかもしれねぇな」
ふいに、ザキが口を開いた。
「ほぅ…?」
「今の俺は、最強には程遠い」
そう口にしたザキの表情はやはり動かなかった。
「だが」
「……」
「この世に俺よりも強い奴はいない……神でもない限りな」
「……それもまた、事実だろうな」
「……」
再び沈黙が続き、伊江羅はその場を去るために一歩踏み出した。
そして、ザキの横を通り過ぎようとした時に一言告げた。
「ザキ、最強になりたくばこれからの試合片時も目を離さない事だな」
それだけ告げて、静かに歩いて行った。
「けっ」
ザキはその言葉に反応するでもなくつまらなそうに歩き出した。
第44話「シェイドディバウア、暗黒への誘い」
『第1回グレートフリックスカップ決勝トーナメント!第1試合のバンくんvsやまとくんの戦いは熾烈を極めている!!
現在、バンくんの残りHPは2!それに対してやまとくんは無傷!!しかもバンくんはフリップスペル・デスペレーションリバースを使用したためバリケードが使えない!絶体絶命だ!
このままやまとくんが押し切るのか?それとも、バンくんが起死回生するのか!?』
エンシェントドラグブレード+ヴィクデウスの圧倒的な防御力を前に最大火力が通じなかったバンは、その威圧感に身構えた。
「くそっ!ディフィートヴィクターの必殺技が通じないなんて…!」
「これでしまいやで!!」
バリケードの無いバンは相手の攻撃をただ見守るしか出来ない。
「くっ!」
パシュン!
負けをも覚悟したが、相手の攻撃は思いの外大した事なかった。
「あれ?」
「あちゃー、まだこのモードになれてませんのや」
「あ、そっか。防御力が高い分攻撃力が低くなってんのか!」
ヴィクデウスはボディのマスダンパーによって衝撃を吸収する機体だ。
つまり、自分の攻撃の威力も吸収してしまうようだ。
ビヨヨヨーン…!
それを象徴するように、マスダンパーのバネがまだ細かく揺れていた。
「あれは……!」
しばらく揺れは収まりそうにない。
「よしっ!」
バンのターン。
バンはタイミングを見計らってシュートを放った!
「無駄や無駄や!ヴィクデウスの防御力は半端やないでぇ!!」
バキィ!!
しかし今度は、大きくすっ飛ばされて転倒。更にマスダンパーのバネによって弾かれて場外へと飛んで行ってしまった。
第43話「決勝トーナメントスタート!」
盛り上がったエキシビジョンマッチも終わり、ステージモニターにはトーナメント表が映し出されている。
『それでは、いよいよトーナメントの発表だ!』
トーナメントに選手の名前が出される。
第42話「エキシビションマッチ!初代チャンピオン登場!!」
決勝トーナメント進出をかけ、名古屋地区チャンプのゼンとバンの戦いが始まった!
まず、アクティブシュートでバンが先手を取る。
「スピニングファンマーは強力だ。一気に決めないと!」
バシュッ!
バンは速攻で決めるべく、マグネンサーへ強シュートを放つ。
「アンカーディフェンス!!」
マグネンサーはまたもパーツ分離によって衝撃を吸収してしまった。
「くそっ!」
「いい位置だがや!」
『ゼンくん、必殺技の構えだ!バンくんは防ぎきれるのか!?』
「あの技はどこ飛ばされるかわからねぇ…!けど、防ぐしかない!!」
気合いと覚悟を込めてバリケードを構えるバンへリサから声が飛んできた。
「バン!バリケードじゃなくてステップで逃げて!」
「リサ…!あっ、そっか!」
第41話「ラストチャンス!三つ巴の戦い!」
第1回グレートフリックスカップ会場。
予選バトルも終盤戦だが、ますますヒートアップしていた。
「掬い上げろ!トリロバイト!!」
「うわぁ!負けるなシンプルエアプレーン!!」
「闇夜を駆けなさい!夕闇の狐!!」
「駆け抜けるのはこっちが元祖よ!シャイスコjr.改め、ルドルフjr.!!」
第40話「決戦への決意」
第1回グレートフリックスカップ予選ヒートはそろそろ終了の時間が近づいてきた。
みんな少しでもポイントを獲得しようと躍起になってバトルを挑んでいる。
「ピラミネート!神秘の力を!!」
「受け止めろ!アンノウンタビュレイト!!」
「飛べ!アサルト・G・バグ!」
「桂馬の高飛び歩の餌食!次の一手はこれです!傍若歩神!!」
2011年秋から執筆をしたフリックスアレイの本編ストーリーですが
当時はアクティブバトルではなく旧ルールでバトル描写をしていたので
それらのバトル描写を全てアクティブバトルに変更
更にエレメント関連のセリフも無くしました
そして、第28話の内容を『フリップスペルを導入する話』に変更しました
フリックスアレイゼノの方も全力で執筆しますが
初代ストーリーもしっかり完結させますのでよろしくお願いします!