弾突バトル!フリックスアレイ」カテゴリーアーカイブ

弾突バトル!フリックス・アレイ 特別編最終章「ダントツのその先へ」

特別編最終章「ダントツのその先へ」

 

 フリップゴッドが向かった先はトルコにある人類最古の遺跡、ギョベクリテペだという情報を得たバン達は早速現地へ向かった。
 ゆうは破損したフリックスを修理するために帰国したので、バン、リサ、ザキの3人パーティだ。

「ここがギョベクリテペか…!」
 目の前に広がる広大な遺跡群に圧倒される。
「人類最古の遺跡…すごい迫力」
「けっ、そんな事はどうでもいい。ここに本当にフリップゴッドがいるんだろうな?」
「それはわかんねぇよ。あの教会に行った後にここに向かったってだけなんだから」
「ふん、まぁいい。ここにいても仕方ねぇ。とっとと中に入るぞ」
「え、で、でも、勝手に入っていいのかな……?」
「フリップゴッドが入ったなら俺たちが入っても問題ねぇだろ」
「うーーん、まだそうと決まったわけじゃ……」
 バン以上にザキは短気で扱いが難しい。リサが苦戦していると、辺りを見渡していたバンが声をあげた。

「あ、おい!あそこ見てみろよ!!」
「え、なに?」
「ほら、あっちの方!なんかちょっと小さいけどこことよく似た遺跡っぽいのがあるぜ」
「ほんとだ……しかもちょっと人工物っぽい」
「もしかしたらフリップゴッドの住処かもしれねぇ!行ってみようぜ!!」
「…可能性はそっちの方が高いか」

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弾突バトル!フリックス・アレイ 特別編第3章「神と悪魔」

特別編第3章「神と悪魔」

 

 ギリシャにある教会。
 『サンペドロ教会』
 ここでは、神父に向かって一人の男が懺悔をしていた。

「では、あなたの罪を全て告白なさい。神はきっとお許しになる事でしょう」

 首を垂れている男に対して、神父は優しげに語りかける。

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弾突バトル!フリックス・アレイ 特別編第2章「フリップゴッドを求めて」

特別編第2章「フリップゴッドを求めて」

 

 遠山フリッカーズスクールでバンキッシュドライバーとのバトルを行った日から、バンとリサは伊江羅博士と遠山段治郎監修の下、新型フリックスの開発に勤しんでいた。

「これらが、バンキッシュドライバーのデータを基に私が試作したフリックスアレイだ」
 机の上にズラッと様々なバネ機が並べられている。
「うわっ、すげぇ……!」
「バンキッシュドライバーの性能を様々な方向性でアレンジを加えた。これらのテスト機でデータを取りヴィクターやウェイバーにフィードバックしていく」

「よ、よし……!」

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弾突バトル!フリックス・アレイ 特別編第1章「バンキッシュドライバーを超えていけ」

特別編第1章「バンキッシュドライバーを超えていけ」

 

 第一回グレートフリックスカップが終了してから一ヶ月後。
 遠山フリッカーズスクール、特別研究室。
 さまざまな研究機器がひしめく近未来的な部屋に伊江羅博士とバン&リサが対峙していた。

「ふっ、来たか」
「どう言うつもりだよ!こんなところに呼び出すなんて!大体お前、スクール追い出されたんじゃなかったのか?」
「……まずは一ヶ月遅れだが、グレートフリックスカップ優勝おめでとうと言っておこうか」
「そ、そんなことわざわざ言うために呼んだのかよ!?」
 伊江羅の祝辞に対してたじろいでいると、後ろから扉が開く音と老人の声が聞こえてきた。
「ふぉっふぉっふぉっ、そんなわけがなかろう」
 振り向くと、そこにいたのは…!
「お、お前は……!」
「お祖父様……!」
 遠山フリッカーズスクールの長、遠山段治郎が不敵な笑みで立っていた。
「て、てめぇ!今更俺たちに何の用があるんだ!!」
 敵対心を剥き出しにするバンに対して、段治郎は極めて穏やかな口調で話し始めた。
「リサ、久しぶりじゃな。しばらくみない間に少し大きくなったようじゃ」
「……」
 リサも警戒心を崩さない。
「段田バンよ、先月は良きバトルを見せてもらった。わしからも祝いの言葉を贈ろう」
「けっ、負け惜しみかよ!お前のとこの生徒は全部ぶっ倒してやったぜ!!ザマァみろってんだ!!」
 バンの言葉を聞き、段治郎は愉快そうに笑った。
「ふぁっふぁっふぁ!そうじゃな、実に見事なバトルじゃった。おかげでワシの計画が大きく進んだ。感謝するぞ」
「な、なに!?どう言う意味だ!!」
「順を追って話すとしよう。年寄りの話は長い、腰を掛けると良い」
 一先ず奥に設置してある四人用の席へ移動し、座って話をすることになった。

「そうじゃな……まず、ワシの真の目的について話すとするかの」
「真の目的?スクールでフリックス界を支配することじゃねぇのかよ!」
「ふぉっふぉっふぉっ!そんな無意味な事して何になる!独占は世界を矮小化し、衰退させてしまう……そうなれば、ワシも商売あがったりじゃ」
「な、なんだよそれ……!じゃあ、お前の目的は?」
 段治郎は一呼吸置いて続けた。
「フリックスアレイの国際競技連盟の設立。そして、世界大会の開催じゃ」

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弾突バトル!フリックス・アレイ 第51話

第51話「弾突!一番の勝利者(ヴィクター)!!」

 

 まどろみの中に、バンはいた。
 浮遊感と若干の気だるさを覚えながら、自分が姿形のない視覚を持った意識体になっている事だけはなんとなく理解出来た。

 セピア色の視界の中、バンが俯瞰で見ている光景は病院の一室だった。
 ベッドの上には優しそうだがやつれた顔の女性、その周りには医者と看護師、そしてバンの父親と幼き日のバンだった。

 バンは泣きながらベッドにいる女性……バンの母親にしがみついている。
 母親は優しくバンの頭を撫でた。
「ごめんね、バン……寂しい想いをさせて……でもね、お願いがあるの……最後にバンの笑顔を見せて欲しい。
どんな時でも、強く、笑顔でいてくれれば、お母さんはきっとバンのそばにいるから」

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