レツゴ考察」カテゴリーアーカイブ

東京オリンピックに向けた日本の流れから読み解くレッツ&ゴーWGP編〜MAX編における一般人にとってのバトルレース考察

先日、セブンイレブンやローソンといったコンビニでエロ本の販売を撤退するとの発表がありました

理由は色々と考えられますが
やはり来るべきオリンピックに向けて、イメージダウンに繋がるものは排除しようという流れなのでしょう

そんな世間の流れを俯瞰で傍観していた僕ですが
ふと、この状況は何かに似ていると思いました

そう、御察しの通り
爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGPにおける、一般レーサー達のバトルレースの扱いです

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爆走兄弟レッツ&ゴー!!における『勝者の条件』とは一体何なのか?

勝者の条件……レッツ&ゴーのファンならばこの言葉を聞いて燃えない人はいないでしょう

名作と名高い
WGP編第49話(通算100話)「勝者の条件」のサブタイトルとなった言葉です

この話の見所はなんと言っても後半戦
雨降る山道での死闘です

悪条件の中のレースとなり、他のメンバーやチームが脱落していく中
天才と名高い無敗の帝王ミハエルと
我らが主人公星馬烈との一騎打ち

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レッツ&ゴー!! ファイターのシャイニングスコーピオンは本当にZMC製なのか?

シャイニングスコーピオン……
アニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」において

フルカウルミニ四駆の生みの親である岡田鉄心が10年前にデザインしたマシンで

あまりにも洗練されたデザインのため
「10年先を行くマシン」と言う理由で正式発表はしなかったものの
「ZMCも完成する事だし、試作品作っちゃおうかなぁ」と言って、密かに試作品を製作

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爆走兄弟レッツ&ゴー!!第25話でなぜ豪は烈を責めなかったのか考察

爆走兄弟レッツ&ゴー!!第25話
「サマーレース開催 ミニ四駆の熱い夏!」

沖田カイのビークスパイダーに対抗するため、烈がバンガードソニックに施した改造は
アルミ板を装甲として纏い、強度アップすると言う方法でした
 
この方法に感心した二郎丸と豪は自分達のマシンにもその改造を施してほしいと烈に依頼したのですが
 
なんと、この改造をしたビクトリーマグナムはレース終盤までドンジリ
その原因は、烈の改造した装甲板がビクトリーマグナムのフロントタイヤに接触していたから
 
どうにかFRESH&BLOODのBGMに乗せたビクトリーマグナムトルネードを駆使して予選を突破したものの
 
豪は烈を責めても良かったんじゃないだろうか!?
 
この件で、疑問点は3つあります

1・なぜ豪は烈を責めなかったのか
2・なぜ烈はあんなミスをしてしまったのか
3・烈は豪に対して罪悪感を持たなかったのか
 
 
これらを1つずつ考察していきましょう
 
1・なぜ豪は烈を責めなかったのか

これは単純に「予選突破出来た喜びで、他の事は頭から抜けた」で良いと思います
豪は、割と相手の非を責めるようなキャラではありますが
今回はそれよりもビークスパイダーの方へ意識が行ってますし、それどころではなかったんでしょう
 
2・なぜ烈はあんなミスをしてしまったのか
 
二郎丸スペシャルはちゃんと改造出来てたのに、なぜビクトリーマグナムに対してだけあんなミスをしてしまったのか
一つの仮説として「ビクトリーマグナムがバンガードソニックと似て非なる形状をしていたから」
全く異なる形状をしているならともかく、似てるけど違う……って言うのが一番厄介で
無意識にバンガードソニックに合わせた装甲をビクトリーマグナムに当ててしまったのではないか
 
この仮説を立てている人は割と見かけますし、僕もそう思ってました
しかし、それでもちゃんと採寸してるであろう烈があんなミスをするのがおかしいし
どんな理由にせよ『烈に非がある』事を前提としてしまうと、次の疑問が解消できません

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爆走兄弟レッツ&ゴー!! ボディ形状による性能の差異について考察

リアルな話、ミニ四駆の走行性能の大半を占めているのがシャーシ及びそれらに取り付けられるパーツによるものです
そして、それらのパーツは自由にいくらでも組み替えられるので、マシン性能は自在に変化しますよね
そこがミニ四駆の面白さです
 
しかしそうなってくると
マシンによって「高速重視」や「コーナリング重視」などと言った区別は付けられませんよね
全てのマシンが、パーツの組み換えであらゆる性能に変化させられるわけですから
 
しかし、レツゴにおいてはボディが及ぼす性能の比重はかなり大きく
同じシャーシでもボディが変化するだけで全く違う性能になりますし
パーツを変えても、ある程度ボディが持つ得意な性能は維持されます

では、どういう形状のボディだと、どんな性能になるのか?
そこに法則性はあるのか?
考察してみたいと思います
 
・高速重視
 
代表的なマシンは
マグナムシリーズ、トライダガーシリーズ、ブロッケンG、ベルクカイザー、ガンブラスター、ホワイトナイト(青)、マックスブレイカー
ですね
 
空気抵抗の軽減
スピードを出すためには空気の抵抗を減らせる必要があります
その証拠に、マグナムはウイングを寝かせています

鋭く直線的な形状
これは、VマグナムとVソニックの違いを観れば分かりやすいのですが
フロントカウルが角ばっているマグナムに対してVソニックは丸みを帯びています
こここそが、性能の違いを顕著に表してるのかなと
直進安定性を高める効果があるのだと思われます
そして、上記で挙げたマシンはあまり丸みを帯びていませんね
また、フィンを付ける事で直進性を高めるマシンもあります

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一文字博士の設計思想とは一体どんなものか考察

レッツ&ゴー!!MAXから登場したエアロミニ四駆

アニメ劇中では一文字博士の開発したマシンやボルゾイスクールの一部レーサーが使うマシンとして登場しています

その最大の性能的特徴は
「フルカウルミニ四駆がボディで空力を発生させていたのに対して、シャーシフロント底のインテークを使ってダウンフォースを生み出している」
と言うものでした

外見的特徴は
フロントタイヤが剥き出しで、リアタイヤだけカウルで覆われており
そしてタイヤ径が異様に小さい……(マクブレTRFは除く……ってそもそもあれは土屋製か)

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レッツ&ゴー!! 唯一マシンをデザインしなかった男、鷹羽リョウ

爆走兄弟レッツ&ゴー!!1年目
 
アニメ版の話ですがこの作品の大きなテーマは
「子供達の自立」にあります
 
大規模なコースで、超テクノロジーなマシンを自在に操り、強大な力を持った敵たちと戦い抜く子供達の活躍を描いているこの作品は
この部分だけ観ると、「大人顔負けな子供達」と言う印象が強いですが
 
主人公の烈と豪は一般家庭の子供ですし
藤吉は親の金や権力に頼りっぱなしですし
Jも大人の保護無しには生きられません

もちろん、そんな彼らが人間的、社会的に自立するのは10数年先となるので、アニメ内で描かれる事はありませんが
 
愛機の進化を通じて「精神的な自立」を巧みに描いています
 
彼らのミニ四駆はみな大人から与えられたものです
親に買ってもらったり、博士に作ってもらったり
最終的に育てて自分のものにしていくものの、その源流は大人の物です
 
しかし、大人たちを指揮してスピンコブラを自分で開発した藤吉を皮切りに
 
豪、烈、Jと、次々にマシンを自力で開発
子供達が大人の手から離れて巣立つ瞬間が、マシンの進化によって描かれました
そして、巣立つ子供達を嬉しくも寂しく感じる大人の複雑な心境も丁寧に描かれている事も評価点の一つですね
 
そしてここからが本題です
さて、この中でメインキャラの一人が抜けている事に気づかれましたか?

そう、黒沢……げふん!鷹羽リョウです
 
後にビクトリーズとなる他のメンバー達は自分でマシンを開発したのに
メンバーの中で一番大人っぽいリョウだけが自力でマシンを作ってないのです
 
原作に話を合わせた都合と言ってしまえばそれまでですが
実はここにも重要な意味があるんじゃないかなと考えました
 
リョウと言えは
トラック運転手(原作設定ですがアニメでも同様と仮定します)として日本中を旅している父親から離れて、山の中で兄弟二人で自給自足の生活をしています
 
他のメンバーが大人の保護の下で生活しているのに対して
この兄弟だけは、『既に自立している子供』だったわけですね
 
つまり、リョウの成長を描く上で「大人からの自立」は意味がないものになります
 
では、リョウの描くべき成長はなんだったのか?
それは、自立とは反対「他者を頼る事」だったのかなと
 
一匹狼で友達の力どころか大人の力をも借りずに自立できているリョウ
 
しかし、どんなに自立していても、それだけではどうにかならない事もある

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ネオトライダガーZMCはなぜフルカウルミニ四駆として成り立つのか?考察

爆走兄弟レッツ&ゴー!!に登場する鷹羽リョウが使うマシンの中で最も人気が高いのがネオトライダガーZMCだと思います
このマシン不思議な形状をしてますよね?

【フルカウルミニ四駆】と言う分類でありながら、フロントタイヤの上部がほぼ剥き出しになっています
申し分程度にフロントにカウルはあるものの、あってないようなもんですw

そもそもフルカウルミニ四駆とは、タイヤをカウルで覆う事で空力を大きく改善し、性能を高めたマシンを指します
ネオトライダガーのフロントカウルは、とてもじゃないがフルカウルしてるようには見えません……

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