「日誌を読む」
セシル「どうしたの?」
クロウはセシルにそのノートを見せた。
セシル「研究日誌・・・って改良型ヒューマノイドについて!?」
クロウ「ああ。何か分かるかもしれない・・・。」
クロウはそのノートを開く。
日付は、ちょうど12年前をさしていた。
「ついに、我々の念願が叶った。そう、母体の中に注入した遺伝子が受精したのだ。
これまで、10数体もの母体を手に入れ、実験を行ったが・・・成功したのはたった2体のみ。
それでも、これは大きな一歩であろう。」
セシル「その2体って・・・。」
クロウ「おそらく、俺も含まれているんだろう・・・。」
さらにページをめくっていく。
日付は、今から6年ほど前になっている。
「母体の中に注入した遺伝子は二つとも無事誕生し、我々の予想以上の力を発揮している。
あとは、この2体のデータを取り研究して行くのだが・・・。
ここで誤算が生じた。
この二人はあまりにも強すぎた。そして、我々の手の届かない場所へと旅立ったと言うのだ。
私は焦った。せっかくの研究対象がいなくなっては困る。
そこで、私はヒスイに、奴らの捜索を命じた。」
セシル「ひ、ヒスイ・・・!?」
クロウ「どういうことだ・・!?ヒスイは、俺の兄弟だったんじゃ・・・!」
セシル「と、とにかく読みましょう。まだ判断するのは早いわ。」
クロウ「あぁ・・!」
「逃げ出した2体のヒューマノイドのうち、1体は簡単に見つけられた。
だが、データを取ろうにも、そのヒューマノイドはビーダマンを持っていない。
そこで、ヒスイに開発したばかりのパワードスナイパーを持たせ、それをエサに奴と一緒に旅をさせた。
全ては、データ収集のために・・・!」
セシル「これって・・・クロウと同じ・・・。」
クロウ「あぁ・・・しかも、パワードスナイパーだと・・・・!まさか、あいつも・・・。」
と、その時、日誌から一枚の写真が落ちてきた。
セシル「写真・・・こ、これ!?」
その写真には、三人の男が写っている。日付は今から3年前くらいだ。
真ん中にはちょっと年老いた男。その右には翡翠色で長髪でメガネをかけた少年。その左にいる少年は・・・。
セシル「こ、この子の持ってるビーダマン・・・!」
クロウ「ホーリープリンス・・・。」
セシル「確かに、どことなくシルバに似てるけど・・・。」
クロウ「馬鹿な!3年前だぞ!あんな年寄りが!」
ザッ!
その時、後ろから足音が聞こえてきた。
クロウ「!?」
振り向く。そこに、立っていたのは・・・・。
ヒスイ「なんだぁ、来ちゃったんだ。」
怪しくメガネを光らせる、ヒスイだった。
クロウ「ヒスイ・・・!」
ヒスイ「まったく、あのままさよならしてればよかったのに・・・。
まぁ、見られちゃった以上、放って置く訳にはいか無いかな。」
ヒスイはジェイドグラスパーを取り出し、クロウたちに向かって撃った。

ピンバック: 爆・爆ストーリー ZERO 第51話 F | ユージンの競技玩具ライフ
ピンバック: 爆・爆ストーリー ZERO 第51話 D | ユージンの競技玩具ライフ