「上から来るぞぉ!気を付けろ!」
落ちてくるシャンデリア。
セシル「きゃああああ!」
目を閉じ、頭を抱えてしゃがみこむセシル。
一方、クロウはひるむことなくデスサイズを取り出し、シャンデリアに向けてショットを放つ。
シュンッ!
ビー玉が当たった瞬間、すり抜け、シャンデリアは消えてしまった。
クロウ「消えた・・?」
セシル「え?」
顔を上げるセシル。
セシル「助かったの?」
クロウ「と言うか、バーチャル映像だな、これは。ずいぶんと凝ったマネを・・・。」
そして、クロウとセシルは中を探索する。
ヒスイの手がかりは無いか、あたりを隈なく調べる。
ソファの下、机の中・・・食器棚の中・・・そして・・・!
クロウ「なんだこの階段は!?」
クロウはとある階段を見つけてしまった。
セシル「って、入った時最初に目に入った階段じゃない。」
クロウ「そういえばそうだな・・・。」
そういって目を背けた先に、机が見えた。
その机の上には、ノートが・・・。
クロウ「あれは。」
気になり、机に近づく。
セシル「どうしたの?」
机の上のノートを手にとって見る。
クロウ「何かの日誌か・・?」
そのノートブックにはこう書かれていた。
『研究日誌』と。そして、その下に小さく『改良型ヒューマノイド』と言う文字が見える。
クロウ「なんだと!?」