「せっかくだから、この赤の扉を選ぶぜぇ!」
セシル「どうする?」
塔の前でしばらく考え込んでいた二人。
クロウ「行くしか・・ないな。他にあてがあるわけじゃない。」
セシル「そ、そうよね。」
クロウは慎重に、その赤の扉を開いた。
ギギギギギ・・・。
赤の扉は厳かな音を立ててゆっくりと開く。
クロウ「ここは・・・。」
中は薄暗いが、よく見ると、洋館っぽいつくりになっている。
高そうな瓶に、敷き詰められたじゅうたん・・・・らせん状の階段・・・。
セシル「誰か、住んでるのかな?」
クロウ「さぁな。」
そして、クロウとセシルは中へと一歩足を進める。
その時!
ギギギ・・・ガンッ!!
頭上から何か音が聞こえた。
セシル「な、なに!?」
とっさに見上げる。
クロウ「っ!」
セシル「キャアアア!!」
巨大なシャンデリアが二人の上に落ちてくる。
ピンバック: 爆・爆ストーリー ZERO 第51話 | ユージンの競技玩具ライフ