フリックスの製作方法については、こちらでも記載していますが
これは、あくまで基本的な作り方の一例
今回はもうちょっと深く、かみ砕いたアドバイスとして、前にきみどりさん(プリンさん?ばにらさん?)がツイッターで呟いた内容を交えて解説したいと思います
フリックスに限らず、工作全般で応用できることだと思うので、何かの参考になれば幸いです
・プラ板を使って立体的な形を作りたい!
フリックスに使われる材料として代表的な『ABS板』
強度や加工のしやすさ、全てにおいて優秀な素材ですが、これを使って立体的な形を作るためには、ベースに対して、板を垂直ないしはある程度の角度をつけて接着させる必要があります。
慣れた人は、ささっと瞬着でもプラリペアでもいいから仮着けして、その後に本着けするのですが
これがなかなか安定しないって人は多いのではないかと思います
そこで、誰でも出来る簡単テクニック
『三角形のプラ棒は、ナナメのパーツをしっかり取り付けたいときの土台に便利!値段もあんま高くないし、一度買えば少しずつ切って長く使えるのでオススメ!』
つまり、こういうことですね
『三角プラ棒、タミヤ製のやつだけでも何種類もあるのでいろいろ試すと面白いと思うよ!』
二等辺三角形のプラ棒を使えば、45度と90度の角度でプラ板を固定できます
・パテ加工が難しい!
パテは造形をする上で基本的な素材ですが、慣れてないとなかなか扱いが難しい。特に工作未経験の方には、パテの存在を知らないって人もいたのではないでしょうか?
そこできみどりさんからワンポイントアドバイス
『パテは硬化後、ナイフでキレイに削れるものと、パサついて削りにくいものがあるぞ!
仕上がりを滑らかに見せたいなら、固まる前に上から形を合わせたプラ板を貼ってしまうのも有効だ!』
ユージンなんかは、いったんプラ板でボックス形状を作って、その中にパテを埋めて重量と強度を上げるという方法をよく使ってますが、結局外側はプラ板造形なので、パテならではの曲線造形は難しいです
しかし、そんな時は
『ちなみに、プラ板でカバーする手法を使うなら、0.3mmくらいの薄くて加工しやすいプラ板があると便利だぞ!』
薄いプラ板なら、ある程度曲がったまま固定が出来るので、パテの形状に合わせてプラ板を貼る事も可能です。薄くてもABS板なら、強度面はパテよりも上。機体強度を高めるという意味でも有効な手段ですね
・デザインやカラーリングをどうすればいいのかわからない!
正直、僕が一番苦手とする分野ですw
性能に全く関わらない、やらなくても別に使う事は出来る……にも関わらず一番考えるのが難しくて手間がかかる作業なんですよね
とは言え、パテ肌むき出し、色も地味な灰色単一色……こんな機体ばかりじゃテンション上がりません!
最低限ちゃんとした見た目、カラーリングをさせてあげないと『愛機』って感じがしない
もちろん、性能が関わるカラーリングもあるっちゃありますが(保護色だったり光の反射だったり、目印になったり)
カラーリングは、性能に影響させるために行うのではなく、『これが○○(機体名)という機体なんだ!』という事を誇示し、魂やアイデンティティを込めるために行うのですね
かっこ悪い言い方をすれば、『持ち物に名前を付ける』行為と似たようなものです。
どうせならそこも拘った方がモチベーション上がりますよね!
しかし、塗装はちょっと敷居高い……って人もいるかもしれません
そこで、コンデレ勢でもあるきみどりさんからのアドバイスは
『無地のカラーテープ類や整理用の丸いシール貼るだけでも印象変わるよ!』
カラーテープなんかは100均でいくらでも、いろんな種類のものが売ってあります。それをハサミで好きな形で切って貼り付けるだけで、簡単なカラーリングは出来ます
また、FセイバーやEキャリバーの製作者であるFダグさんからはこんなアイディアが
『両面テープを好きな形で切り取って、スプレーで塗装すると、オリジナルシールが出来る!』
ちょっと上級な方法ですが、両面テープの片側に塗料を付着させれば、簡易的なシールが出来上がるんですね
オリジナルティに拘りたい人は、こういう方法も試してみると良いかもしれません!
Fダグさんから追記
この方法の最大のメリットは『塗装の失敗をしてもやり直しがきく』ということにあります
つまり、通常の塗装は、一度塗ったらそれを剥がすことは難しいですが、両面テープの上に塗装したものは、テープを剥がせばすぐにやり直せます
シールによるカラーリングと塗装によるカラーリングの良いとこどりですね