ベイブレードバースト雑語り ヴァルキリーシリーズその1

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ベイブレードバーストの初代主人公機であり
各世代皆勤賞の代表的なベイである『ヴァルキリーシリーズ』

今年の7月に最新機のセイバーヴァルキリーが出てからもう8代目
と言うわけで、一つ一つ個人的な視点で語ろうと思います

 

1代目『ヴァルキリー・ウイング・アクセル』

シングルレイヤー時代は名前の表記ルールが違います

記念すべき初代ヴァルキリー
アタックタイプと言う分類だけに他の初期レイヤーと比べてもかなり攻撃的な形状をした3枚刃
3枚刃のアタックタイプと言うと、メタベイ時代のペガシスを思い出すが
こちらはアッパーせずに真正面から殴りに行くタイプ

バースト機能の特性上、出た当初は自滅が危惧されたものの
他のレイヤーと比べてしっかりとロックが硬いので
オーバーもバーストもかなり狙いやすく
デスサイザーやオーディン抜きで考えれば環境入りというほどでは無いにしろワンチャンアタック勝ちを狙う選択肢としては十分

あと、重量配分も優れてるのでぶつかりさえしなければ地味にスタミナもあったり(接触時の減速が激しいのでスピン勝ちは厳しい)

ただし、これらはあくまで新品で『まだ一度も分解を経験した事がない時』のお話
シングルレイヤーは、あろう事か1番削れるであろうロック部分の山がABS素材なので
一回バーストするだけで、いやそれどころか一回組み換えするだけでもロック部分が摩耗して耐バースト性能が著しく下がってしまいます

その状態でバトルすると、この引っ掛かりやすい形状も相まって
シュートして敵機とぶつかった瞬間にバーストします
ベイバ初期は本当にこれに悩まされましたが

コロコロの付属だったり
比較的安価なブースターが発売されたりで、買い足しは容易でした

ディスクのウイングはちょっと軽くて火力が下がるものの
この頃はロックが不安なので、重いディスクよりも軽いディスクの方が全力でシュートした時の安心感は若干ありました

アクセルドライバーは、そのシンプルさ故に今でもそれなりに愛好家のいる名パーツ
ただ、フラットやシャープと言った名称が使われなくなった事から
ドライバーの名前を覚えるのに最初は苦労しました

 

2代目『ビクトリーヴァルキリー.B.V』

この頃から名前の表記ルールがピリオドとアルファベットを組み合わせるものに変更

デュアルレイヤーシリーズ第一弾で、アニメでは一代目ヴァルキリー

やや野暮ったかった初代と違い、デザインが一気に垢抜けてヒロイックになりました
大型の3枚刃で相手を叩くと言うコンセプトはここからずっと受け継がれてます

最大の特徴はヴァリアブルドライバー
ラバーの粒々が段になっていると言う従来にはない形状
当初はこいつがなかなかに物議を醸しまして
最初は『段になった形状が着地した場所によって動きを変える』
と言うフュージョンドライバー系に近い感じの説明だったのですが

この粒々は当然何度もバトルするとすぐ折れてしまうので破損報告と苦情が続出し
暫くすると公式から
『破損するのは仕様、何度も使って軸がすり減る事で背が低くなり、より極太の軸が接地するようになる成長するドライバー』
と言う情報が公開されました

これもまた物議を醸し
「何故商品仕様を隠蔽していたのか」
『苦情が来たから苦し紛れの言い訳をしたのか』
などの声も上がりましたが

しかしヴァリアブルドライバーは純粋に強く
何度も使って覚醒させていく過程は楽しいので
競技用のパーツとしても遊び用の玩具としても革新的で素晴らしいパーツだったよう思います

ただ、『加工禁止で消耗して性能変わったパーツも禁止』
と言う大前提ルールがある中で
『ヴァリアブルドライバーだけはOK』とするのはどこか違和感を覚えると言うか
レギュレーションの裁定が大変になるだろうなとは思いました
実際、その予感は的中し
組み替えのみの玩具にも関わらずレギュレーションのめんどくささとの戦いにも発展していくのですが……

 

3代目 ゴッドヴァルキリー.6V.Rb

出ました問題児
ヴァルキリーシリーズ最後の主人公機であり、最も物議を醸した機体です

レイヤーにギミックを搭載すると言うコンセプトの『ゴッドレイヤー』シリーズ
ゴッドヴァルキリーに搭載されたのは、レイヤーの外側が回転スライドしバネの弾力で元に戻る勢いでバウンドアタックすると言う実に主人公らしいギミック
形状もビクトリーヴァルキリーを更に複雑にし、刃を増やしたような形状でまさに進化系と言った感じ

しかし、このバネによるバウンドはそこまで効果があるかと言うと微妙で
どちらかと言うとバーストを防ぐ防御ギミックのような感じ
ただ、レイヤーの耐バースト力が上がればその分自滅バーストを恐れずにシュートが出来るので
そういう意味で今までよりも攻撃的に撃てます

ディスクの6Vは、フレームとコアをカスタムできるディスク
他のコアやフレームと比べると性能は中途半端で扱いにはやや困る

大戦犯『リブートドライバー』
強回転時は遠心力でセミフラット軸が飛び出し、回転が下がると軸が引っ込んで星型フラット軸が接地して再加速すると言うもの
爆転世代の人間からするとどう考えてもバランス型のギミックで
ヴァルキリーらしくはないが、メタベイのファイナルドライブをペガシスに付けていた事からその流れだと思われる
メタベイ以降ギミックや形状のタイプ扱いがズレてる気がするけどそれはまた別の話

このリブートドライバー、ギミックがらしくないってだけじゃなく様々な問題を生み出したドライバーで
内部の精度が悪いのか回転力が尽きてもなかなか細い軸が引っ込まなかったり
そのせいで一部ユーザーがシリコンスプレーをつけて問題になったり
そして、一部ディスクがしっかりハマりすぎるせいでバーストしなくなったりと
とにかく散々でした

とは言え、その重さはこれまでのヴァルキリーと比べてかなり上がったので
その分戦闘力は高いです

 

3.5代目 ストライクゴッドヴァルキリー

ゴッドヴァルキリーにストライクゴッドチップをつけて
リブートをアルティメットリブートに交換する事で出来る機体

あれだけ散々バウンドギミックを推してきたのに、何故かそれを固定して取り付けるチップ
これじゃただちょっと重くなっただけのビクトリーヴァルキリー
バウンドギミックが強かったかと言うと微妙なので結果的に攻撃性能は上がってるものの
面白味は激減

アルティメットリブートは、軸が引っ込んだ時に接地する軸をラバーに変更
これによってまさに『リブート』の名に相応しい加速をしてくれます
ギミックの精度も上がっているのでリブートドライバーの不満点を全て解消した良いパーツ

ただ、入手方法が鬼畜だった……

 

つづく

 

CM

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