【閲覧注意】ベイブレードバースト超王について総評

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注意 オブラートに包まず正直な感想になっているので、人によってはかなり批判的な内容になっているかもしれません

 

ついに最終回を迎えたベイブレードバーストスパーキング

ヒュウガが良い所全部持っていった原作と違って、アニメ版は最後の大会がタッグ制なのでヒュウガもヒカルもダブル主人公として扱いに差が出なかったのは良かったですね

と言うわけでベイバアニメも異例の五作目と言う事で
勢いの消えないベイバの底力には驚愕しっぱなしなのですが

一つのアニメ作品としてベイバ超王を総評していこうかなと

まず、良かった点から
これは『見た目の華やかさ』一点に尽きますね
歴代キャラ控えめだったGTを経ているからこそ
懐かしのレジェンドがこれでもかと言うくらい再登場
特に、そこまで格の高くないシスコや乱次郎を出してくれたのは嬉しかった

また、終盤の大会がリーグ戦のおかげで、これらのキャラクターが終盤の終盤まで活躍して勝ったり負けたりしているのは眼福でしたね

 

 

……

 

 

 

 

ここまでが無理矢理絞り出したポジティブな感想
ここから、普通の素直な評価に行きます

が、何の配慮もせずに評価すると、この作品は非常に批判的な感想にならざるを得ないので
そう言うのが苦手な方はお戻りください

 

 

 

まず、率直に

この作品は少なくともストーリー面ではゴッドに並ぶ大失敗作でしょう
ベイブレードの玩具人気が無ければまず間違いなく誰にも見向きもされず
一部のクソアニメ好きに『クソアニメにしても中途半端でネタにならんわ』とそっぽ向かれるレベルでしょう

・レジェンド総登場と新人主人公要素の相性が悪い

レジェンド総登場なのに、新主人公を二人も出して
しかもその二人は新人でレジェンド達との修行で力をつけていくと言うテーマなのに、何故かレジェンド達と同じ土俵で大会に出場させるせいで
強さや格のバランスがめちゃくちゃ

しかも、レジェンドの一人であるクミチョーをコーチに据えたまでは良いものの
そのコーチと同じ大会で鎬を削るって設定が本当に頭おかしい
何故破綻してると気付かない?

レジェンド達はあくまで新人主人公達の成長を促すための、ジムリーダー的な扱いでよかったのでは?
ライバルとしてレジェンドと戦うのは終盤の終盤
主人公ズが成長し切った後の最後の試練って流れで

・名前付きキャラ以外スパーキングベイを持たない

ベイバ超王の冒頭で、レジェンド達は『これからのベイを担う革命的な新システム』としてスパーキングベイのお披露目を行いました
つまり、スパーキングベイを一般に広く普及させてベイブレード界全体のレベルアップを促して革命を起こす事が目的のはずです

しかし、お披露目するだけして頒布はせず
新人主人公ズは自分達でデータ分析して勝手に作ります
他にスパーキングベイを使うのはレジェンドのみ

本当に革命起こす気あった???

せっかくファーストウラヌスって言う誰が使ってもいいような無個性ベイがあるんだから
それを量産頒布用のスパーキングベイって設定にすれば良かったのに

・全く魅力のないライバル、レーン

唐突に現れて新人のくせにレジェンドをバッタバッタと薙ぎ倒して最強のラスボスポジションに着いたレーン
こんな魅力も無ければ説得力も無いキャラに蹂躙されてしまう旧キャラのファンの皆様の心中お察しします……

制作陣の皆様は
こう言うキャラをポッと出しちゃうと
『今までの激闘はなんだったんだよ……』って悲しい気分になる事くらい分かろうね

・何も掘り下げられない上に現実のベイにも絡まない要素を話の根本に持ってきた

超王のストーリーは『フレア』なる謎現象を発生させるブレーダーを巡る物語っぽい感じになったのですが
そもそもその『フレア』について全く何も掘り下げられず
描かれる表現も、これまでのレッドアイや闇落ちアイガと大して違いが無いため
一々「フレアフレア」繰り返されるのが滑稽でしか無い

・話に絡まずいつまでも成長しない主人公ズ

レーンが敵視するのは主にレジェンドで
フレア関連の話も終盤まで主人公ズは絡まず
そして主人公ズはレジェンドに毎度負けては『やっぱりレジェンドつえー、俺も頑張るぞ!』
ってなるだけで同じ事の繰り返し

・死ぬほどつまらない日常シーン

よく分からない何の意味もないくだらない低レベルな兄弟喧嘩描写
これを
『リアルな男児っぽいよね』
とか思っちゃってるんだとしたら、一度人間を経験してきてからお話を書いてください

そして、いてもいなくても支障がないボンバーズのモブども
見た目が可愛いわけでもないので本当に目障りでしかない

父ちゃんが激辛料理しか作らないのも
母ちゃんがバカの一つ覚えみたいに『ちゃんと噛んで食べなさい』しか言わないのも
脚本家の『こう言うのってリアルな日常っぽくていいでしょ?』みたいなのが透けて見えてゾワッとしますね

botの日常会話のつもりで書いたのだとしたら納得です

ロクな掘り下げもせずに下らない茶番しか描かない以上
尺が短いだの販売スケジュールがどうだのは全く言い訳になりません

・リミットブレイクシステムとは何だったのか

どういうきっかけでスパーキングからリミットブレイクシステムを開発出来たのかなど全て感覚でしかなく
そしてレーンが同じようにリミットブレイクシステムを開発したのも特に理由がなく

こう言う販促の都合を積極的に利用してストーリーを面白くするのが販促作品の腕の見せ所なのに
悉くスルー
センスが無いとかそう言うレベルじゃない

・ストーリーはダメだが、バトルは最高

なので、ストーリーを描く能力が無いのであれば
次回からはいっそウルトラファイトみたいにひたっすらバトルを描くだけの映像作品で良いんじゃないかなって気もします

 

何にせよ、1年間お疲れ様でした
次回のダイナマイトバトルも楽しみにしてます

 

 

CM

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