オープンミニ四駆講座第3弾は『シャーシ選び』
オープン走行と一口に言っても、走る場所によって適切なシャーシ、セッティングは変わります
走らせたい場所の、特に路面状態に応じてマシンを用意しましょう
1.タイプ1及びタイプ3シャーシ
ギア比が11:1~4:1まで低速のものを選べるため
オフロードや雪道をそこそこ高速で走る事に向いています
また、高い地上高や上に沿ったバンパーも走破性が高く
タイプ1に至っては元々オフロードを想定としていたため、防塵性抜群でほぼ無改造でオープンレースに使用できます
付属タイヤがスパイクタイヤである事が多いのもオフロードに向いています
このシャーシが入っているマシンは、レーサーミニ四駆シリーズの初期のマシン
レーサーミニ四駆シリーズでも、タイプ2やゼロシャーシなどは低速のギア比をセット出来ないので注意
古い商品ですが、ちょくちょく生産はされているので、今でも普通に入手できます
また、本来はこのシャーシが付属していたマシンも『プレミアム』等の復刻されたものには最新のシャーシが付属しているので、よく注意して購入しましょう
2.タイプ2以降のレース仕様のシャーシ
公式レースで主流とされるシャーシ。
現在主に展開しているのはMA、AR、スーパー2シャーシの3つ
搭載できるギア比が5:1~3.5:1 MA、MSシャーシは4:1と3.5:1と、高速のギアしかセット出来ないため、オフロードには不向き
ですが、オンロードではこれらを使わなければまずスピード負けします
オンロードとは言え、屋外は必ず砂利が浮いているので防塵加工は必須
また、雨が降ったりして路面が濡れた場合はタイヤを変えたり、加工する事で対応は可能
主流シャーシなので、ミニ四駆を売っている店だったら必ず入手できます
が、5:1が付属しているのはTZシャーシのマシンまでなので、それだけはちょっとレアかも?
3.FMシャーシ系
実際のレースではなかなか見かけないフロントモーターマシン
フロントモーターは、トラクションが得にくいという欠点があるものの、安定性が高く、ドリフトもさせやすいので実はオープンミニ四駆に置いては優秀なシャーシです
FMマシンは数が少ないのですが、普通のシャーシでも電池を逆転させて、バンパーとボディホルダーを前後逆に付け替えてしまえば簡単にFM化出来ます
タイプ1やタイプ3をFM化すればオフロードでは無類の強さを発揮するでしょう
4.ワイルドミニ四駆
こいつもタイプ1同様オフロード特化のシャーシですが
走破性はすさまじいものの、遅い。とにかく遅い。
なので、タイプ1やタイプ3ですらとても走れないような場所を走破するために使用するか
その遅さゆえに、あまり体力を使いたくない人がのんびりと楽しむのに使えます
速くする方法もあるはありますが、そのためのパーツが手に入りづらいのと
走破性と言うメリットを捨ててまで速くする必要はないので、用途に合わせた運用をしましょう
5.初代ミニ四駆及びコミカルミニ四駆
ウォームギアで駆動する最初のミニ四駆
こいつも運用はワイルドミニ四駆と同様ですが、ワイルドミニ四駆より若干速くて、若干走破性で劣ります
そんな性能バランス
こいつらは元々外を走らせるためのものなので、言わずもがなな所がありますね
オンロードでスピードの限界に挑戦するか
オフロードを砂煙を上げながら派手に爆走するか
誰も走れないような険しい道の踏破に挑戦するか
オープンミニ四駆の競技はさまざま!
ちゃんとマシンを用意すれば、レースが出来ない場所は無い!!