オープンミニ四駆講座 その2

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オープンミニ四駆講座、第二弾のテーマは『マシンのセッティングについて』


ミニ四駆は操作ができず、スイッチを入れたらただ走りっぱなしになるマシンをいかに速く、コースアウトさせないように造るか、と言う競技です


部品やメカを加工したり

取り付けるパーツを調整したり


ただ市販のパーツを取り付けるだけでも、無限大に近い組み合わせパターンがある上に

それらのパーツをレギュレーションの範囲内で加工する事も出来るので

出来上がるマシンは自分独自のものになり


また、コースや環境条件が変わる事で、ベストのセッティングも変わるので、その度に走らせながら調整して、ベストセッティングを見つけていくというのが楽しみとなります


そんな、ミニ四駆本来の楽しみはオープンミニ四駆にも組み込まれています

レーサーのテクニックで補える部分が大きいので、通常のミニ四駆ほど細かい調整は必要ないものの、オープンミニ四駆においてもマシンセッティングは非常に重要なのです


1.駆動系について


とりあえず、オープンミニ四駆のローカルルールとして『ノーマルモーター限定』としています。

理由は、レーサーが追い付くスピードに抑えるためと言うのと、スピードを出すためにはレーサーのチューンナップが不可欠になってくるからと言うのがあります


大径タイヤ、超速ギアの組み合わせでもノーマルモーターならば十分追い付けるスピードなので、それ以上のスピードを出したければチューンナップと言う努力が必要となります


また、オープンミニ四駆はマシンが減速する箇所が多いので、トルク重視のギアが有効になる場合もあります

トルク重視にすると、今度はスピードが物足りなくなるので、なおのこと駆動系のチューンナップは必須になりますね


2.タイヤについて


オープン走行は、走れる場所の自由度が高いので、路面状態に応じてタイヤを変えていく必要があります

アスファルト等のオンロードはスリックタイヤ

舗装されていないオフロードはスパイクタイヤ

路面がぬれている場合は、ラジアルタイヤ

が有効なはず


タイヤ径はオフロードなら大径一択

オンロードは大径推奨ですが、小径でも十分走れます


3.ローラーセッティング


コース走らせる時にもっとも重要なのがローラーセッティングですが

ガイドスティックを使用する場合は、オープンミニ四駆でもこのローラーセッティングは重要となります


板を直接マシンに接触させるわけですから、ローラーの摩擦が低ければ低いほど減速しなくなるかわりに、スティックからマシンが離れやすくなり

摩擦が高ければ高いほど、ブレーキング作用が働いて減速する代わりに、マシンを制御しやすくなります

スラスト角についても同様


そして、ローラー幅も、実際のコースと同様


前後幅を揃えれば、直進性が増し


前を幅広くすると、マシンがガイドスティックの反対側へ向くので制御しにくい分、素早い旋回が可能に


後ろを幅広くすると、マシンがガイドスティック側へ向いて張り付くので減速する代わりに、操作がしやすくなります


スタビライザーについては

フロントの位置を高くすると、その分ガイドスティックに引っかかりやすくなるので操作性は増す代わりに、ガイドスティックをマシン上部に通過させる時に引っかかってしまう危険性が増すので、高すぎればいいというものでもありません


4.マスダンパーやウェイト


重心は、リア重心、フロント重心による性能の違いは通常のミニ四駆と同様


マスダンパーの有効性についても、マシンが砂利などを踏んでマシンがブレやすいオープン走行でも十分効果を発揮します


5.ブレーキ


フロントブレーキはオープン走行においては全く意味がないです

むしろ、フロントは地上高が高い方が良いくらい


リアに関してはフロントの浮き上がり防止にブレーキはあった方が良いとされています




操作出来るとはいえ、マシンセッティングの違いも走りに結構影響してきます

シビアにベストタイムを狙うなら、走らせながら細かくマシンの調整をしていくことも、オープンミニ四駆においては必須なのです

 

 




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