ベイブレードXアニメ 第9話「ベイクラフター」

Pocket

原作のヘルズチェイン開発ネタを膨らませたエピソード
原作でも使われたセリフが多少ありつつも実質的な完全アニオリエピソードとなってます

アニオリ脚本に定評のあるこの作品なので
今回は90%文句の付けようのない良作でした!

前回の反省から始まり、バードの強化が必要って話をしつつ
プロとして『仕事の依頼が来る』と言うのもプロ設定が活かされてる感じがして良いですね
でも依頼されたのはエクスとマルチのみと言うのも分かる

しかしこのままでは良くないとバードに役割を譲り
ちゃんと仕事をこなせるようにバードに合った新ベイを作ると言うのも自然な流れです

そもそもヘルズサイズはバードのために作られたものじゃないからバード用に調整されたベイを作る方が成長を促しやすいと言う理屈も納得が出来ますね

そして、自分のためにベイ開発をしてくれるマルチのために出来る事をしたいと動くバードの素直な誠実さがしっかりと長所として描かれ
せっかく作った夕飯も作業中だと食べてもらえないから
作業中でも食べてもらえるように、夕飯を材料にしておにぎりにして食べやすいように
そして、マルチが気にいるようにキャラ弁風にすると言う気遣いっぷり
主夫としての適性が高すぎる!!

お前リーダーよりもマネージャーやれよ!!!

そして、機体製作のための工夫と夕飯を食べやすいようにおにぎりにした工夫とを紐付けた会話もとても好印象でした
コマバ寿司のゲテモノ寿司に足りないのはこう言うとこなんですよ

こんな感じで、ほんと90%良いエピソードでした!

 

 

 

 

 

 

 

ただ、残り10%の捻くれた感情がモヤっとしてて

なんかこれでうまいこと誤魔化されてない??

主人公的ポジションのキャラや機体が一切活躍しない、長所も描かれないでずっとバカにされるだけって言うフラストレーションはめちゃくちゃデカいんですよ

今回、ようやくヘルズサイズが初勝利したけど
それはマルチが使ってバードを相手に勝ったと言う特殊な勝利

バードは一応活躍したけど、新型のヘルズチェインは敗北
オーバーから耐えてスピンで負けたとはいえ敗北は敗北だし
アニメ内のルールだとオーバーだろうがスピンだろうが得点に違いがないから、そこに貴賎がないので凄さを感じない

今後も「建前としてチョロっとバードがモブに認められた的なシーンを描けば、バード弱い弄りの帳尻を合わせられる」とかってならないかが心配

この手のキャラは、終盤に大成長して
それこそ、クロムを超えてエクスにとって最大のライバルになるレベルの大活躍をしてくれないと(そこまでの過程を説得力があるように丁寧に描く事が大前提)
これまでのフラストレーションは解消されないので……

ネガティブ要素の『溜め』は後の展開で3倍のポジティブ要素で『解放』してくれないと物語としてプラスにならないんですよ

 

あとそれから

 

結局マルチに魅力的要素を一点集中させてるのには変わりないし
マルチの欠点なんて、エクス(チャンピオン)よりちょっと弱いくらいしかなくて
人気インフルエンサー
エクス以外のやつには全然全勝の強者
ベイを使い分けるからどんな闘い方も出来る
知識も豊富で、人間的にも落ち着いてる

正直他のキャラいらなくね……?
いや、だからこそ最初は一人チームでやってたって言う、そこだけは説得力あるんですが

そこら辺のキャラバランスの悪さ、今から挽回は難しそうだけど
どうにかならんもんかなぁ

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

JPEG,PNG,GIF形式の画像を投稿できます(投稿時はコメント入力必須)