ベイブレードバースト雑語り 各システムについて その2

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その1はこちら

 

5代目 GTレイヤーシステム

GTと書いて『ガチンコ』と読みます

デュアルレイヤーが発表された時にやるだろうと予想されつつも結局やらず
やらないまま3年も経ってしまった「レイヤー分割」をついに実現させたシステム

パーツ構成は
レイヤー全体の性能を司る『ベース』
レイヤーの顔となり、ロックの山を司る『チップ』
重さを司る『ウェイト』
の三パーツ

爆転時代のブレーダーからすると、ベースと言われるとどうしても軸周りのパーツを想像するのでそれに慣れるまで時間がかかりました

これらのパーツを組み合わせる際には
「ガッ、チンコ!!」と高らかに叫ぶのが礼儀

主人公機は『エースドラゴン』
前作が終わりを思わせる『ゼット』を使っていたのに対し
今回は心機一転新たな始まりを思わせる『エース』を採用したのがなかなかエモい
それ故なのか、超ゼツと比べてレジェンドの登場は控えめ
左回転の後継機は全て別キャラが使うと言う徹底ぶり

しかしこの分割方式
面白かったかと言うと、正直微妙でした

レイヤーのウェイトを交換できるのは、細かいカスタムが出来て面白いかもとは思いましたが
結局重量に上限がないので、1番重いウェイトを取り付ける以外の選択が薄く
しかもその重いウェイトをレアにしてしまったので
『お前はアウターから何も学ばなかったんかい!』と言うツッコミが各方面から飛び交っていました

一応、軽い代わりにロックを硬くする幻ウェイトや
偏重心の轟ウェイトと言った選択肢もあるはありましたが……

そして何よりナンセンスだったのが、GTチップ
重量もそんなに差がないし、レイヤーの中央にあるから攻撃に参加もしないのでほぼ見た目だけのパーツ
にも関わらず、1番やっちゃいけない『ロック性能の差別化』をしちゃってるもんだから
カスタムによってロックの硬さを選べると言っても、硬くする以外の選択肢は存在しないので
せっかくの組み替えドレスアップ要素も性能を考えると制限されてしまいます

ロック部分の交換が出来ると言うことは、消耗してもそこだけ交換すれば性能復活出来るようになるかもと期待はしていましたが
結局バラ売りされないので意味は無し
これだったらチップに重さ要素をつけた方が良かった

唯一良かったと言えるのがマスターディアボロスの反転切り替え
あれはチップ分割式だからこそ出来たモードチェンジですが
ウェイトとベースが一体化してる上に、両回転対応チップじゃないと意味がないので組み替えの面白さと言うわけではないです

公式的には、チップ使い回して新規ベースを出したり
チップとベースの組み替えでランダム商品出したりとか出来たのは良かったのかもしれませんが
ユーザー視点ではそこも地獄でした

いっそアニメに則って、チップ一つだけでベースを三つまで使い分けて戦うルールとかやれば面白かったんですが

しかし環境的には、ジャッジメントジョーカーを皮切りに
攻撃面で優れたレイヤーが目立つようになり
オーバーやバーストがロマンではなくちゃんと戦術として成り立つようになり
バトルが激しくなったと言う点はプラスだったように思います

レイヤー分割の恩恵とは全くの無関係ですが

5.5代目 無限ロックレイヤーシステム

攻撃を受けてもロックが無限に進んでバーストしないと言うもの
主人公ではなく悪役側しか使わなかったと言うのが珍しい

フリー回転してるのと同じようなものなのでバーストしない代わりに回転の消耗が激しい

正直、こんな小難しい装置にせずとも爆転のゼウスみたいな感じのフリー回転でも十分ではある

 

6代目 超王レイヤーシステム

超王と書いて『スパーキング』と読ませるそのネーミングセンスは最高
ただ、三代目で既に神を使ってるから『今更王を超えた所でなぁ』感がするので、やはりご大層な名前を付ける時は今後の事は考えないとダメね

このシステムは一言で言うと
『上下でカスタムできるようになったナイトメアロンギヌスレイヤー』と言った感じ

面白いのは『シャーシ』と呼ばれる新パーツで
これは、極小径軽量のディスクを覆うように内蔵したパーツを
レイヤーの下に取り付けて
本来はディスクに当たる部分も極厚のレイヤーにしてしまう事で
ベイバでは不可能と思われた、ドライガーV2のような超低重心掬い上げをも可能にしています
もちろん、フレームと違ってシャーシもレイヤーの一部なので被弾面積が増えてるのですが
ディスクに相当する箇所の重量が小さいため、慣性の法則で自滅バースト率はほぼ無くなり
そのおかげでより攻撃的な形状のレイヤーを思いっきりシュートする事ができ、GTレイヤー時代以上に攻撃的な環境になりました

また、従来のパーツとの互換は切られるかとも危惧されましたが
互換性のないダブルシャーシ
互換性のあるシングルシャーシ
と付けるシャーシを選ぶ事で互換性は保たれました

総合的に評価の高い構造ではありますが
何故かレイヤーの中央部と外装部の分割は継続
しかも中央部のチップもしっかりとロックの強さに影響を与えてるというおまけ付き
超王はガチと違ってチップ交換する必要は無いはずなのに
これは本当に謎でした

ただ、この世代はGT時代の方針が失敗だったと判断されたのか
やたらとレジェンド復活が推され、新規のベイが主人公2機とライバル1機の3機のみとなり
そもそもラインナップそのものが減ったので
カスタムのバリエーションは従来と比べると激減してるのは痛い

 

6.5代目 リミットブレイクシステム

簡単に言えばディスクを専用のものにしたゴッドレイヤー
シャーシを廃止してた代わりにディスクを重くする事で重量を補ってるが

ディスクを軽くしてレイヤーと一体化させる事で圧倒的強さを実現した超王のいい所を全て捨て去っている

ただ、ギミックは非常に楽しいのでオモチャとしては超優秀
ガチャガチャして遊べ

 

7代目 DBレイヤーシステム

DBと書いて『ダイナマイトバトル』と読む
もはや、ドゴボーを意識している事を本格的に隠さなくなってきた

性能的には最高傑作と思われた超王からまさかのフォーマット換え

構成は
攻撃を司るブレード
中央のコア
重さを司るアーマー

の3パーツ
どことなくGTレイヤーの後継という感じがしますが

今まではロックの山がチップと改装で分割されていたのに対して
今回は全てコア側に依存し、ブレードは一切ロックの強さに干渉しません

また、ノーギミックだったチップと違い、コアはギミックを有しているものもあり
コアとブレードを組み換えることで、内部ギミックと外装形状をカスタマイズ可能
これは偉い

また、重さを司るアーマーは
レイヤーの下に取り付けるローモード
レイヤーの上に取り付けるハイモードとがあり

ローモードは専用のディスクと組み合わせることで超王のシャーシのように一体化し、抜群の安定性を発揮
ハイモードは重心が高くなってスマッシュが決まりやすくなるだけでなく、従来のディスクとの互換性を保つ事が出来ます

ここまで構造を変えながら、互換切りをしないのは偉い

ただし、例年以上にラインナップが少なく
なんと後継機ではない新規ベイは今のところベリアルのみ!
またセイバーヴァルキリーが出るまでの3ヶ月間、アタックタイプと呼べるほどの火力を持ったベイが一切発売されず
しかも構造上やたらと安定性が高いため、ダイナマイトバトルとは名ばかりの超地味なスタミナ勝負しか出来ませんでした

更に、今作からの新しいスタンダードスタジアムは大きくて暴れにくい構造のためその地味さを加速させており
ダイナマイトだから取り扱いに慎重になってるのでは?と言う説まで浮上した程

また、アニメや宣伝では『小さくて軽いのに強い』と言う触れ込みだったので
ようやく重さインフレから脱却出来るのかと期待したのですが

実際は、DBベイの中でも軽量な素組ベリアルの時点でも初期超王ベイに肉薄するくらいしっかりと重量があり
進化ギアを付けると歴代ベイを凌駕する重さになり
大きさに関してもベリアル以外のDBベイは普通に超王と変わらないので

結局重いベイが強いんですね分かります

としかならなかったのが残念でした

まだDBは中盤なのでこれからどんな進化をするのか
そして次なるシステムはどんなものになるのか

まだまだベイブレードバーストからは目が離せませんな!

 

 

CM

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