ベイブレードバーストDB 第5話「モードチェンジ!ハイ&ロー!!」

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今週も楽しませていただきました

もうね
キャラ描写、バトル描写、機能性能描写
何もかもが完璧で非の打ち所がないんですよ

特にキャラ描写
ベル、ランゾー、バサラ、ハンナ、じいじ、お母さん
全員好き全員愛せる

これはキャラの根幹である『倫理観』がちゃんと人間としてまともなレベルに描写されてる所が大きいのだと思います
これまでのベイバアニメで一番不足してた部分で
この『圧倒的倫理観不足』せいで、どんなに盛り上がるバトルやストーリー展開を描かれても「イマイチこいつらのやる事を肯定したくなくて乗り切れない」って気分になるんですよね

今作は今の所それが全くないので
ベイバアニメが本来持っていたバトルや機能描写の面白さ、日常描写を素直に受け入れて楽しむ事ができます

 

超王では尺稼ぎの茶番でしかなかった食事描写が

DBでは
お調子者ながらご馳走になったお礼にと率先して皿洗いする義理堅いランゾー
強がりながらもやっぱり友達とご飯食べるのが楽しそうな姿が可愛いベル
『魔王』をあだ名と受け取る天然で優しいお母さん

スプーンで水があらぬ方向に飛ぶあるあるネタに対して即座にベルのマントで顔を拭くランゾーの対応力
皿洗いを競い合いながら部屋全体に広がった泡を利用して魔王ムーブをかまして次回への挑戦を受けるベル

キャラクターの魅力を引き出すコメディ要素としっかりと次の展開へつなげるストーリー要素の役割を担っていて
無駄だと感じるシーンがないんですよね

 

バトルシーンももちろん隙がなく
前の話で散々ラグナルクを持ち上げ、初めてベルにポイントを取った事で格を上げながらも
ベリアルの隠された機能であるハイモードでバースト逆転勝ちする事でベルの魔王としての格を下げず

ランゾーも『ローモードでは俺が勝った!お前はハイモードだけ魔王だ!』
と訳の分からない理屈で食い下がる事でお互いのキャラクターの良さを出し

その様子を嬉しそうに眺めるじいじの姿は、まるで視聴者である我々の姿を投影しているようで

 

台詞回しも
『ドローはドロー!負けちゃいねぇ!!』
「負けず嫌いな奴だな!」
『ああ!俺は負けず嫌い!お前だってそうだろ?』
「俺は負けず嫌いじゃない!負けないのだ」

いちいち秀逸なんですわ
『負けず嫌いだから、負けじゃないドローでも喜ぶ』
って感性はなかなか斬新だし
ベルの
「負けず嫌いじゃなく負けないのだ!」

そんなセリフが出てくる時点で相当な負けず嫌いなんだけどベルだったらそう言うよなぁ感が凄くて説得力しかない

 

まだまだストーリーに関しては目標や終着点が見えてこないので
盛り上がる前って感じですが
この先の展開も期待が持てますね

 

 

 

CM

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