販売促進する気ある???


名作競技玩具アニメの一つとして挙げられる爆転シュートベイブレード無印ですが

この作品にはストーリーやキャラ描写、BGMのクオリティの高さに反して重大な欠点が二つあります

一つは作画

そしてもう一つは販促要素のやる気のなさ
です

とにかくこの作品

『ほんとに商品売る気あるの!?』
ってくらいに販売促進要素にやる気を一切感じません

今回は、いかに爆転シュートベイブレードが販促する気の無い作品だったかを解説していきます

 

・製品の性能やギミックはほぼ説明しない

普通の玩具販促作品はしつこいくらいに製品の機能やカタログスペックを解説し、如何に違和感なく物語に取り入れるかが脚本の腕の見せ所なのですが
この作品については、ほぼ放棄してます!!

代表的な例は、キョウジュがタカオ専用シューターとしてカタパルトグリップシューターをプレゼントした時のセリフです

キョウジュ「タカオ用に新しいシューターを作りました!名付けて、カタパルトグリップシューターです!」
タカオ「ふーん」

会話終了!
興味なしか!!
新製品だぞ!もっと興味を持てよ!きょうめよ!!!

こんな具合に
放棄してる例の方が圧倒的に多いため
敢えて『商品の説明がちゃんとされた数少ない例』を紹介します

 グリップシューター

『正確なシュートができるシューター』として解説されました
まだ原作の流れを組んでいる第3話だからこそ

 

 ドラグーンのグリップ軸

同じく第3話にて
じっちゃんとの抜き打ち修行でタカオから
『ドラグーンは高いグリップ力がある』
と言う事が語られ、それを基に必殺技『スクリューシュート』が編み出されました

 

 ドラシエルメタルボールディフェンサー

まだ原作の流れを汲んでる第5話
ドラシエル最大の特徴であるメタルボールギミックが解説されました
メタルボールギミックは扱いやすいのか、その後も第10話で描写されています

 

 ドラグーンシューターの液晶

中国大会でのライとの試合の前にキョウジュが新しいタカオ専用シューターとして取り出した際に
『シュートパワーが瞬時に表示され、凄まじいパワーでシュートができる』
と解説
液晶にパワーが表示される事とパワーシュートが撃てる事は全く別の話だと思うのだが……
ちなみに、絵的にパワーが表示されると言う演出は一切ありませんでした

 

 トライピオのプロペラ

『トライピオはプロペラのようなアタックリングで1/6の重力の中でも安定している』
とは言及されたものの、ダウンフォースについては言及せず

第13話で同じ機能を持つインドチームのベイについてはしっかりと説明したのに…!

 

 ドラグーンの回転方向

第40話にして、ようやく『ドラグーンの回転方向は他のベイとは逆』と言う事が語られました
これまでもスピンギアについての言及やトライホーンの攻撃を逆回転で受け止めたであろう描写はあったものの明言されたのは40話が初

ただし、『左回転』とは言及せず
なぜならこの作品、回転方向の描写がめちゃくちゃだから!

むしろ左回転してる描写の方が多いまである

以上です

……以上なんです

あれだけギミック満載で解説する事が多そうな爆転ベイなのに
実際に解説されたのはこれだけなんです

ドランザーのチェンジ軸も、ガルオンの二重アタックリングも、ドライガーのオートクラッチも、ウルボーグのベアリングも

完全スルーです!

トライグルに至っては一切ジャンプ攻撃しないからあの特殊な形状の意味不明さがより一層目立ってました!

 

・その癖、モブベイの解説だけはやたら丁寧

世界大会編に入ってから、選手、非選手問わず、多種多様なブレーダー達が登場し
使うベイも戦い方もよりどりみどりでした

そんな彼らの使うベイブレードは当然全てアニメオリジナルで、劇中では一回しか試合が無いのですが

その分めっちゃ丁寧に解説します!!

超重量の摩擦で室温を上げるだの
内蔵されたメタルボールでジャンプ攻撃仕掛けるだの
大型のアタックリングからダウンフォース発生させるだの(トライピオでは解説しなかったのに!)
ギターの弦を巻いてるから音を奏でながらカウンターを仕掛けられるだの
マトリョーシカを応用して遠心力を上げているだの

まるでベイブレードのガンダムファイト!!
どうせ製品化されないんだからとやりたい放題!!

製品は買えば分かるけど、アニオリベイはアニメ内で解説しなきゃいけない!と言う謎の使命感でも持ってたんでしょうか……

 

・製品化しないレギュラーキャラベイの活躍頻度

爆転は、ライバルチームのメンバーの中に製品化するキャラとしないキャラがいると言うのも特徴なのですか

製品化しないキャラの方が活躍頻度が多いのです!

まず、中国チーム
この中で唯一製品化しなかったのはマオのガルクスですが
チームの実力としては製品化しているキキよりも上
マオよりも実力は高いものの安定しないガオウ
ボス故になかなか表に出てこないライと比べると
中国チームの強さを示すキャラとして1番活躍させやすいのがマオでした

 アメリカチーム
製品化されなかったのはエミリーのトライゲータとスティーブのトライホーンの二つ

トライゲータはなんと新開発されたばかりのドラシエルSを一撃で弾き飛ばすと言う鮮烈なデビューを見せ
その後、単独での負けは無しと言う戦績です(メカニック担当なので本試合には出てないものの)

トライホーンは、エミリーの次にアメリカチームの強さを見せたベイ
野試合でドライガーSを叩き伏せてキョウジュとレイにキツいトラウマを与え
決勝戦ではドラグーンを相手に2話に渡って死闘を繰り広げました

中国チームとの親善試合でもトップバッターを務め、非常に丁寧なバトル描写の末にガルクスに敗れました

アメリカチームベイの中で1番長く回ったベイでしょう

 チームWHO
アニメオリジナルチームではあるもののその痛烈なキャラは衝撃的で
2話に渡ってBBAチームを襲撃した事からかなり印象深いキャラクターです

 ユーロチーム
製品化されなかったのはオリビエのユニコリオンとジャンカルロのアンフィリオン
オリビエはヨーロッパで最初にBBAチームと接触を計った事から登場回数も多く
ジャンカルロは二話かけて撃破するための専用エピソードが用意されました

 ロシアチーム
製品化されなかったのはボリスのファルボーグ
ボーグナンバー2で『秘密兵器』と言う扱い故に登場回数自体は少ないもの
第49話でのレイとの死闘は痛烈に視聴者へ深い印象を植え付けました

 

・呼ばれないフルネーム

主人公チームのベイは、ドラグーンストーム、ドライガーファング……と言った具合にちょっと長いフルネームがあるのですが

作中では基本的にフルで呼ばれる事はありません
せいぜい初登場した時に『名付けて、ドラシエルシールドです!』
ってセリフがある程度

特にSシリーズは開発描写のあるドラシエルシールド以外はフルで呼ばれません
ドラグーンストームが第6話のサブタイトルで呼ばれたくらい

 

・新型機の活躍

通常こういうホビーものにとって新型機は痛烈なデビューを演出してその強さを印象付けるものですが

この作品、格下チームが格上を下していくサクセスストーリーという作劇をさせたいためか
新型だろうと容赦なく噛ませにします!

ドラシエルシールドは開発直後のバトルでは時間稼ぎを強いられ
その後ガルズリー、トライゲータに惨敗

ドライガーファングはデビュー戦でモブに敗北し、その後決勝でトライピオに敗北

ドランザーフレイムは初のタイマン戦でサラマリオンに敗北

ドラシエルフォートレスは一応活躍はするものの、決勝前に聖獣を奪われてしまう

エピソードと開発時期のスケジュールが噛み合ってない!!

とまぁこんな具合で
ほんとに販促する気ある!?

と言う感じですが

ストーリー作品としては普通に出来がいいですし
製品も当時めっちゃ売れてたので

何というか
販促に神経質になるより、多少無視してでもストーリーを面白くした方
が販促に繋がるんじゃないかなとか思ったり

 

 

CM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

JPEG,PNG,GIF形式の画像を投稿できます(投稿時はコメント入力必須)