愛機の死

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ホビー物語における「愛機の死」って、物凄く重要なイベントだと思うんですよね
例え意思が無い玩具だとしても
愛機=相棒なわけですから、そこをしっかり描いてこそのホビー物語だと思うのです
「親がいたから子供が生まれた。あとは誰が育ててやるかだ」
レツゴ無印で、マグナムセイバーを失った悲しみを振り切れず、博士から貰ったビクトリーマグナムを受け入れられないでいた豪に対して父が言った言葉
この言葉をミニ四駆とは直接関わらない「普通の父親」が言った所に、シナリオの深さを感じます
マシンの死は命の死と変わらない、でもそこから新しい命が生まれたなら、それを育ててやれば良い
「ダメじゃないか……マグナム……まだ走れるよ、な?大丈夫だろ……?一緒に走ろうよ……!」
レツゴ無印にて、Vマグナムを破壊されたシーン
明らかに粉々で、もう走行不可能なのに、カケラを集めてくっつけようとして、一緒に走ろうと語りかけています
痛々し過ぎます……!見てた当時ガチ泣きしましたよw
「他人のマシンを壊すって事は友達のマシンを壊すって事だ!そんな事をしてレースに勝っても、違うんだ!」
大神の下でバトルレースしてきたJだからこそ、この言葉に重みがあります
「人は大切なものを失いながら成長していく、その代わりに神様はもっと大きな宝物を与えてくださるんだ。君のビーダマンが与えてくれたものは、なんだい?」
タマゴの初代ビーダマンが破壊されて泣きわめいている時にサラーが言った台詞
唯一の友達だと思っていたビーダマンは失ったけど、そのビーダマンのおかげでいつの間にかたくさんの友達が出来た
その友達との友情でタマゴのビーダマンは今後何度も復活します
熱すぎです
「ギアを壊されるって事は、そこに込められたファイターの想いも一緒に壊されるって事だ。心が、痛いよな……」
クラギTのシェーンの台詞
「なんでギアを破壊しちゃいけないのか」という問いに対する答え
これが真理ですよ
人が心込めて作って大切にしてるマシンを壊していいわけがない
……ちょっと、別の作品でホビーものをバカにされるような演出があったので、思わず偉そうな事書いてしまいましたw
時代の流れ関係なくホビーものは「機体への愛情」「ホビーのためにホビーをする」ってとこをちゃんと描くべきだと、僕は思います




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