超簡単!フリックス・アレイ製作法 ~とりあえず作ってみよう

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フリックス・アレイに興味はあるけれど、製作は難しそう……
どうやって作ればいいのか分からない
どんなものを作ればいいのか分からない
 
 
そんな方は多いと思います
 
しかし、フリックスは『デザイン』『性能』『機能』いずれかに、ちゃんとしたコンセプトを感じるものであればなんでもOKなのです!
 
この競技は、ミニ四駆のような精密な加工精度を必要としません
多少大雑把な作りでもどうにかなっちゃいます
フリックスにおける強さとは、性能の方向性とフリッカーの能力、そしてその場に応じた戦術の相性が噛み合っているかどうかと言うだけなのです
 
大事なのは、そのための発想力とちょっとの技術力のみ
 
と言うと、ますます難しく感じるかもしれませんね(笑)
そもそもその発想力が無いんだって話
 
なので
『簡単に作る方法』
『発想を得るための補助』が出来ればと思い、この記事を書きました

あ、その前に大事なルールを
ケースはこっちが前で
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こっち側が後ろ(シュートできる部分)になります。前後逆転させないでください
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〇簡単に作る方法
 
・その1 材料は何でもいい
 
フリックスは、ボディベースことフリスクケースになんらかの部品を取り付けてそれっぽい形にすればいいだけです
なので、無理にパテやプラ板を使わずとも、生活してる中で出る廃材なんかも立派なフリックスの材料となります
 
 
例えば
バウンド・オーバー・ブレイク
 
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こいつは見てのとおり、多くの家庭に置いてあるであろうスポンジをボディベースに貼り付けただけの機体
それでも、目玉を付けてキャラクター性を出す事で『デザイン』にコンセプトを持たせてフリックスたらしめています
 
 
そして
バクタンセ・サミン
 
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こいつは、ただの『洗濯バサミ』を紙粘土でくっつけているだけ(紙粘土はプラリペアでコーティングしてあるが)
しかし、洗濯バサミをケースに貼り付ける位置を工夫する事で、ジャンプ機能とスマッシュ機能を持たせており
『機能』にコンセプトがあります
 
 
より簡単なもので
クワトロホーン
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こいつはもっと簡単
割り箸を適切な長さに切って、瞬間接着剤で貼り付けているだけ。さすがにここまで簡単すぎるものはフリックスライト枠になるけれど……
これは、割り箸を角のように取り付ける事によって攻撃力を増しており、凝ったデザインや機能は持たないものの『性能』にコンセプトを持たせています
 
 
ただ適当に廃材貼り付けただけのものはさすがに微妙ですが……
このように何かしらにコンセプトが存在していれば、それっぽくなるのです
 
 
・その2 自分の趣味から廃材を探そう
 
消耗品が出るような趣味を持っている人は、その廃材を使うと言うのも一つ
 
例えば、ミニ四駆のパーツなんかはフリックスにはピッタリ
ルドルフJr,やフロードダズラーのようにローラーを取り付けるのは基本
 
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ターンコートバルチャーはほとんどミニ四駆のパーツで構成されています
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中には自転車の廃材で作られたフリックスも
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クワトロホーン・ヴェロカスタムは、チェーンのコマが取り付けられています
 
 
・その3 100均は宝の山
 
ここまで来ると、見るもの全てがフリックスの材料に思えてきますw
と言う事は、ホームセンターは宝の山……
いやそれよりも、安くいろんなものが手に入る100均なんかはもっとすごいんじゃ……
 
そうです。凄いんです
100均で売っているもので軽いものなら使えないものは無い

例えばこいつ
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キモールは、『モール』を大量に結わいつけているだけ!
これだけでフリックスになっちゃうんです!!
 
 
趣味だけじゃなく、職場で出る廃材を拝借すると言うのもアリかも?(ちゃんと許可は取りましょう)
 
 
〇でも、どんなのを作ればいいか思い浮かばない
 
・まずは見た目から入ろう
 
工作や機械趣味が全くない人にとって『機能』を考えるのは難しいでしょうし
実戦経験が薄い場合は、『性能』を意識して作る事はまず無理でしょう
 
それに、機能や性能だけを意識して『それっぽいもの』を作るのは実は上級者向け
機能美は、慣れてからチャレンジしましょう
 
 
となれば『デザイン』がちゃんとしていれば、例え弱くても必ずそれっぽくなります
見た目で失敗しなければ必ずフリックスが出来上がるのです!
 

・じゃあどんな見た目のものを作ればいいの?
 
一番簡単な方法は『自分が好きなものを思い浮かべる』
 
例えば傍若歩神
 
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これの製作者は将棋が好きなので、プラ板を使って将棋の駒のような形を作りました
プラ板を使うのはハードル高く感じますが、将棋の駒の形状は記号のようなものですし、作るのは簡単です
絵心が無くても記号なら描けるのと同じ

 
 
〇これだけ自由なのに、なんでベースは同じものを使わなきゃいけないの?
 
いっそ何もかも自由にしちゃえよめんどくせぇ
って思うかもしれませんが
 
そんな事になったら自由ではなく無法地帯になって競技企画としては崩壊します
 
一応、あのケースを使っている理由はいくつかあって
 
 
・同じベースを使う事で競技の公平性を保っている
 
いろんな機体が存在しているとはいえ、ベースが同じだと『同じホビー』と言う感じがしますしね
 
 
・素材やサイズがベースとして最適 
 
ABS素材で立方体と言うのは、マシンっぽい形状を作るのに最適ですね
 
 
・誰が作っても組み換えの互換性を保てる
 
違う人が作った機体同士でパーツ交換できるのもフリックスの魅力
 
 
・誰が作ってもシャーシの形状が同じになるため、それによって機体の位置やアクティブシュート時の距離の基準になる
 
これが一番重要
シュート前に機体の向きを変えたり分離が出来ちゃうと言うルール上
「じゃあどこを回転軸にするんだよ?」とか「どの部分が本体なんだよ?」となるので、すべての機体に共通しているシャーシを基準にしています
シュートできるのはシャーシがついている部分、回転軸はシャーシの中心部(原則としてシュート前にシャーシ中心部の位置は移動できない)
 
なので、上から見た時のシャーシの形状は原則として変えてはいけないのです
 
 

 
大事なのは発想と愛情!
ユージンも全力でサポートしますので、興味を持った方はぜひとも、この世界に足を踏み入れてみてください!
 
 

 




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