vol.2にて、僕の立案した企画を技術者のほうじ茶さんに伝えて開発がスタート
そして上がってきた最初の設計データは……
(思ってたよりシンプルだなぁ……)
と言うのが正直な感想でした
(いや、でもあくまでこれはベースであってここから機体っぽい形にしてくんだろうな)
と解釈して、通話しながら設計を煮詰める事にしました
そもそも1番大事なのは六角穴の位置と数なので、それが決まらない事にはデザインもできない
アーマーを作る際の設計のしやすさや干渉のしにくさなどを考慮して
寸法やピッチをキリのいい数値にしたり
いろんなパターンの位置や数を試してみたり
僕もジョイント位置から生やせる素体の形状を模索したり……
順調に設計を煮詰めていったのですが
ただ一つだけ、やはり二人の間には認識の齟齬があり
僕の中では
「量産機を小型化したものに六角穴を搭載する事がこの企画の肝」
と言う前提で進めていましたが
ほうじ茶さん的には
「それだとプレリュードとの差別化が難しくてやる意義が浮かばない」
と言う疑念がどうしても拭いきれなかったようで
簡素なフレームにアーマーを付けた状態の設計データを見せてもらった時にその考えの違いを確信したので
改めて僕の希望の意図を汲んでもらいつつ
『小型機体に六角穴をつけるのではなく、六角穴を機体っぽいシルエットになるように配置する』
と言う折衷案に方針を転換し、早速設計のやり直し
フロントの六角穴を3つにして、先端の六角形を90°変えれば
それだけでオーソドックスな刺突型機体のフロントっぽくなります!
あとは、より機体らしさが出るように残りの六角穴を配置
あとはそこに肉付けしていって
かなりいい感じのシルエットになりました!
ただ、まだちょっと無骨さがあるので
フロントとリアをこんな風にして欲しいと希望を伝えて
基本形状はほぼ完成!
めちゃくちゃ良い小型量産機であり
ここから形状を拡張させられる素体らしさも併せ持っています!
試しにアーマーを付けてみると
これは良い!
アーマーを変えれば印象も変わる!
可能性は無限大!!
これは、組み換え遊びが楽しくなりそうだ!
そして、こう言うの見たら当然こんな欲求が出てきます
「こうなると、プラ板工作で上部のコックピットだけじゃなく自作アーマーも作れたら楽しそうだけど……でも、さすがにM6六角穴に合うジョイントを手加工するのはしんどいよなぁ」
「はいはい分かりましたよ。φ3プラ棒が挿さるアダプターを作れば良いんですね」
お前はドラえもんか
でも、φ3プラ棒なら比較的簡単に手に入るし
これをアダプターに挿してプラ板接着していけば手加工でアーマーが作れる!!
干渉しないように規格を示し合わせれば
他の人の作ったアーマーをカスタム出来る!
しかも手加工か3Dプリンターかの区別は無し!
前代未聞のカスタム性だ……!
「それどころか、φ3穴ならプラモのパーツとかも挿せますよ」
ミキシングにも対応!?
な、なな……!こいつはすげぇ事になってきた
初期頃のフリックスアレイは、ボディとシャーシを『他人のパーツと組み換えられる』と言う要素を推していた事もあったけど
まさかここにきて、その原点に立ち返り進化したような企画になるとは……!
しかしまだまだどこか足りないと言うほうじ茶さん
「やはり素体の時点でもっと訴求力が欲しいですね…上手く言えないけど何かが足りない……!」
単純なようでこれが難題
美術センスに乏しい二人にとって大きな壁でした
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