新プロジェクト[VAUX]開発記録vol.2〜立案 【フリックス・アレイ】

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vol.1では、フリックス・アレイの課題である
「参入ハードルの高さ」
に着目し

これを解決するために必須なのは
「工作初心者でも簡単にカスタムして愛機を作れる拡張性のある公式製品」
と結論付けました

しかし分かってはいるものの、個人で出来る技術と資金力でこれを用意するのはかなり難易度が高く、長年悩み続けて来ました……

ちなみに、これまで僕が開発してきた量産機は
「レギュレーションに対して小型である事」
を意識して設計しています
その理由は、愛機を作るための素体にしてもらうため改造出来る余白を残しているからなのですが
そのせいで素の状態でのクオリティや性能はやや低く
また、工作初心者にとってはまだハードルが高い……と言う課題は残っていました

そこでふと思い浮かんだのが、ほうじ茶さんの開発した量産機『エクス・プレリュード』です

これは初心者に体験してもらうための貸し出し&配布用の機体なのですが

「これに飽きたら乗り換えて自分の機体を作ってもらう」
と言う事を前提にしており
そのため、レギュレーションサイズはギリギリ、素材は耐久性が高く高性能な代わりに加工の難しいTPU……と、改造の余地はほぼ無いものでした
※エクスとはエクスペンタブルの略で、『使い捨て』を意味します

ただその代わりに六角形の穴が設置してあり、それによってナットをウェイトとして仕込んだり、外付けパーツの追加といった組み替えカスタマイズが可能になっていました

 

とは言え、サイズがギリギリなのでそこまで拡張性のあるものではありませんでしたが……

 

ここでピンと来ました!
ヴァーテックス600やエイペックス600のような小型機体にエクス・プレリュードの六角穴とTPU素材を装備した素体を複数種類作り、その六角穴に追加アーマーを差し込んで拡張していく量産機を開発すれば、工作が苦手な初心者でも「加工なし」で愛機開発を体感できるようになるのでは? と

 

早速ほうじ茶さんへ相談してみる事に

「小型化したプレリュードに六角形穴をフロント、サイド、リア、上部に取り付けて、ナットでのウェイト調整やこちらで生産したアーマーをカスタムして拡張出来る量産機を複数種類作るのはどうだろうか?」

と言った感じで、思い付いた事の概要を軽く説明
丁度ほうじ茶さんもプレリュードの小型化は必須だと考えていたらしいので、すんなりと話は通ったのですが

「追加アーマーで拡張していく」
と言う点に関しては半信半疑と言った感じの反応

ほうじ茶さん曰く

・工作の自由度の高いフリックスでわざわざそれをやる必要があるのか?
・公式製品のパーツカスタムをやるなら他玩具でも出来るのでは無いか?
・プレリュードとの差別化は出来るのか?

と言った点で引っ掛かっていたようですが
物は試しという事で検討していただく事に

 

しかし、いきなり問題発生!
ベース上部に六角穴を設置しようとすると印刷時間が跳ね上がってしまい、生産性が悪くなるらしいのです!

上部は機体のコックピットにもなる部分だし、サブ装備をいろいろカスタム出来そうな部位だから、そこのカスタム性をオミットしてしまうのは惜しい……
でも、設計出来ないなら仕方ないのか……?

と、妥協ムードになったところでほうじ茶さんが妙案を思い付く

「いっその事上部はオープンにしてオリジンPROフォーマットベースを剥き出しにすれば良いのでは?」

そうか!そもそもオリジンPROフォーマットベースはネジ止め用の穴が空いているので無理に外付けでジョイントを用意せずともそこで接続すれば良いのです!
あと、ABS素材が剥き出しになるから接着や加工と言ったスクラッチビルドがやりやすい

完全に公式の用意した製品で組み替えさせるだけではなく
スクラッチ加工が出来る余地を残してハイブリッドする……
最初の僕の案だとオリジンPROフォーマットベースの良い所を覆い隠してしまったので、これはナイスアイディアでした!
これなら、無加工勢も加工勢もどちらも機体製作をより楽しめる!

ほうじ茶「つまり、初心者にとっての機体製作の【補助輪】を目指せば良いんですね。不要になったら切り捨てて構わない的な」

ユージン「上級者にとってもウェイトを簡単に取り付けられるフレームがあれば機体製作のしやすさは上がるし、他の人の作ったアーマーをカスタムし合う楽しさが生まれますね」

そして、僕の中でこの企画の名称を閃きました

初心者用の補助輪……
だけど、上級者がそのまま使っても十分に価値のある(Valoir)補助(AUX)フレーム……

V AUX

更に、この企画は
ヴァーテックス600(Vertex600)とエイペックス600(Apex600)のコンセプトとエクス・プレリュード(eX prelude)のコンセプトを融合(Unite)させたものでもある

VA U X

これらを組み合わせて……

VAUX(ヴォークス)

これ以上ない会心のこじつけネーミングが出来ました
ヴァーテックスやエイペックスと絡められるから超X本編にも出演させやすいという下心も込みで←

方向性が決まり、早速ほうじ茶さんが設計してくれたフレームがこちら

 

 

……あ、あれ?
想像してたよりも随分簡素だなぁ……

 

vol.3へ

 

 

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