弾突バトル!フリックス・アレイ 第28話


第28話「革命!フリップスペル!!」
    
 
 
 とある平日の放課後。いつもの公園では、子供たちがフリックスバトルに興じている。
 
「いっけぇ!ディフィートヴィクター!!」
 その中でも最も目立っているのは、新型のディフィートヴィクターを手に入れたバンだ。
 段違いの性能で他のフリックスを次々と弾き飛ばしていく。
 
「うわぁ、負けたぁぁ!!」
 派手に機体をフッ飛ばされたオサムが頭を抱えて叫ぶ。
「へっへーん!俺の勝ちーー!!」
 それを見たバンはガッツポーズをとった。
 しかし、そんなバンへリサが声をかける。
「甘いよ、バン」
「へっ?」
 よく見ると、フィールドの端でフレイムウェイバーがギリギリ生き残っていた。
「げぇ!リサ生き残ってたのか!?」
 多人数戦では良くある。
「いけっ、フレイムウェイバー!」
 他の機体をフリップアウトしたばかりのディフィートヴィクターは当然フィールドの端にいる。
 そこへフレイムウェイバーがカツンッと軽く小突いて場外させた。
 
「やったっ!」
「ぐああああ!!!ディフィートが負けるなんてぇぇぇ!!!」
 バンは、さきほどのオサムと同じように頭を抱えて叫んだ。
「なんだよダッセェ!新型手に入れていい気になってたくせに負けてんじゃん!!」
「う、うっせ!!ブッ飛ばした数は俺の方が多いんだから!俺の勝ちだ!!」
 売り言葉に買い言葉。
 勝利したリサを放置して、バンとオサムはギャーギャー言い合っている。
 と、ここで二人はある事に気付いた。
「あ、そいやマナブは?」
 いつも遊んでいるメンバーの中で、マナブの姿が見えないのだ。
「ん~、特に連絡来てないけど。なんか用事でもあったんじゃねぇの?」
 オサムも理由は分からないようだ。
 そもそもこのメンバーはあらかじめ約束して集まっているというよりもただなんとなくいつも公園に行くからつるんでるってだけなので、突然来ない人がいてもいちいち干渉しない。
「そっか、まぁいいや。もう一試合やるか!」
「おう!今度こそ負けねぇぞ!!」
「へんっ、また俺の勝ちに決まってるぜ!」
「あの、さっき勝ったの私……」
 リサのつぶやきを無視してバン達はフィールドについた。
 それを観て、リサもため息をつきながらフィールドへ歩いていく。
 そこへ……。
「おーーい、バーーン!みんなーー!!」
 マナブが大声を上げながら駆け寄ってきた。
「おっ、マナブ!やっと来たか!」
「どうしたんだよ?そんなに慌てて」
 マナブは、息を整えると額の汗を拭って話し始めた。
「こ、ここ、これ!これを!!」
 言って一枚の紙を皆の前へ出した。
「なんだこれ?チラシか?」
「いや、インターネットのホームページをダウンロードしてプリントアウトしたんだ。……って、そんな事はどうでもよくて!文字読んで!文字!!」
 マナブにせかされて、バンはその紙に書かれている文字を読んだ。
「何々……『特別フリックス大会開催決定』?へぇ、もう次の大会の情報が出てたんだぁ!よーし、そこがディフィートヴィクターのデビュー戦に決まりだぜ!!」
 大会の告知と知って、バンは俄然やる気になる。
「そこじゃないんだよ!!ここ、ここ!ここ!!」
 マナブは、紙の下にある小さな文字をしつこく何度も指さした。
「なんっだよまどろっこしいなぁ……だったら最初っから自分で言えよ……」
 バンはぶつくさ言いながらマナブが指さした個所に目を通した。
「っ!これ……!」
「大会の主催者って……!」
 その文字を見た瞬間、場にいた皆が目を丸くする。
「Mr.……アレイ……!」
 大会の告知を知らせる紙には、確かに主催者の欄にMr.アレイの名が書かれていた。
「おい、Mr.アレイって、あのMr.アレイだよな……!」
 動揺を隠せないのか、オサムがお間抜けな事を聞いてくる。
「他に誰がいるってんだよ」
「でも、Mr.アレイって大会を開くような人だっけ?」
「いや、ってかあいつがどんな奴なのか、俺達全然知らないんだよな……」
 Mr.アレイが大会を開くような人間だったのか、そもそもあいつはどんな人間なのか、何も知らなかったのだ。
 ただ神出鬼没に現れ、バン達の行動を導いてきた存在。素性も目的も能力も不明な点が多い。
 そんな男の開催する大会……ある意味、遠山フリッカーズスクールが主催する大会よりも危険な香りがする。
 
「それだけじゃないんだ。気になるのは」
 Mr.アレイが大会を主催。それだけでも大ニュースなのに、マナブはまだ何か言いたげだ。
「なんだよ?」
「この大会の参加条件なんだけど……フリックスの革命を目の当たりにしたい者のみに参加資格があるらしい」
 今度はもったいぶらずにマナブが直接言った。
 が、そんな事を気にする暇もなくバン達は驚愕した。
「フリックスの革命!?」
「って、なんだそりゃ……」
 オサムの疑問も最もだ。
「一体どう言う意味なんだろう……」
「へっ、革命だろうがなんだろうが大会なら出るだけだぜ!」
 革命がなんなのかは分からないが、バンは俄然やる気だ。
「だけど、これは怪しすぎるよ。革命なんて言葉でフリッカーを釣るなんて!何か企んでるのかもしれない!!」
 マナブの言う事はもっともだ。
 素性の知れない男の開く大会。そして革命などといった曖昧な言葉を使った参加条件。
 罠があったとしても不思議じゃない。むしろ何もない方がおかしい。
 しかし、バンは小さく笑って口を開いた。
「サンキューマナブ、知らせてくれてよ!」
「じゃ、じゃあバン……!」
「俺は出るぜ!逃げる気はねぇ!フリックスの革命なんて面白くなりそうだぜ!!な、リサ!」
「うん。私も出る!」
 バンに振られて、リサは強く頷いた。
「で、でも……!」
「それに、ディフィートヴィクターはMr.アレイがくれたんだぜ。あいつがこいつを悪いようにする大会を開くわけがないしな!」
「それは、そうかもしれないけど……!」
 バン達の決意の固さに、何も言えなくなったが、それでもマナブは納得がいかないようだ。
「大体さ、そんなに怪しむんだったら俺達に知らせなきゃよかったじゃんか」
 そんなマナブへ、バンはもっともなツッコミを入れた。
「あ、いや、その……これを見つけた時はびっくりしてパニックになっちゃったからそこまで気が回らなかったというか……」
 バンに突っ込まれて、マナブはしどろもどろになりながらごにょごにょと言い訳を始めた。
「まっいいや!とりあえず大会の目標も出来たし、それに向けて特訓特訓!」
「私だって、負けない!」
 バン達はわいわい盛り上がりながらフィールドについてバトルを始めた。
 それを見届けたマナブは小さくため息をついた。
「はぁ……まぁ、仕方ないか」
 大会の情報を得て、バン達が大人しく引き下がるわけがなかったのだ。
 
 
 そして大会当日。
 会場では多くの人間が集まっていた。
 もちろん全員が参加者ではない。
 参加は出来ないがせめて観戦はしたいというフリッカーも大勢いるのだ。
 それだけ、この大会は注目度が高かった。
 
 Mr.アレイと言う謎の男。そして革命を見届けるものという参加条件……何もかもが史上初だった。
 
 しかし、本当の史上初はこの大会の内容そのものだと言う事を、バン達はこれから思い知ることになる。
 
 バンとリサは会場につくなり、早速受付と機体チェックを受けていた。
「段田バン選手とディフィートヴィクター……はい、登録完了です。フリックスも規定はクリアしていますね」
 ディフィートヴィクターのサイズと重量を確認したお姉さんは受け付けの紙とディフィートヴィクターをバンに渡した。
「ありがと」
 
 バンは受付を終えると参加者が集まる広場へと戻り、リサと合流した。
「バン、受け付けは終わったの?」
「ああ。ディフィートは規定クリアだぜ。リサも終わったんだな」
「うん。いつもより参加者自体は少ないから」
「そりゃそうだよな。……それなのにめちゃくちゃ人が多いな」
 人ごみに辟易しながらバンは言った。
「やっぱり皆気になるんだよ。この大会で何かが起こるんじゃないかって」
「何か……かぁ。でも、何が起ころうと、俺がダントツ一番だぜ」
 多少慎重なリサだが、バンはいつもの調子で気合を入れる。
「おお、久しぶりじゃな!!」
 そこへ見知った声が聞こえてきた。
「あ、お前は!」
 現れたのは大男と細身の少年の二人組。
「剛志にレイジ!」
「シェイドスピナーにドライブヴィクターを粉々にされた時はどうなる事かと思ったが、なんとか復帰じゃ出来たようじゃな!」
 バンの様子を見て、剛志は安心したように言った。
「おう!こいつが俺の新しい相棒、ディフィートヴィクターだぜ!!」
 バンはディフィートヴィクターを剛志とレイジに突き出した。
「ほう、それが新しいヴィクターか!」
「へっへーん、すげぇだろ!」
 興味深げにディフィートを観る剛志とレイジに対して、バンは得意げになる。
「凄いけど、いいのかい?敵の僕達に新型機を見せても」
 レイジの問いはもっともだ。わざわざ敵に情報を与えてどうする。
「あ、わわわ!!」
 言われて気付いたのか、バンは慌ててディフィートをしまおうとする。
「がっはっは!!まぁ、どんな機体じゃろうが、ワシらの戦い方は変わらんよ!」
「うん、大会は僕と剛志のワンツーフィニッシュだよ!ね、剛志!」
「おう!この間の借りは返させてもらうぞ!」
「へんっ!言ってろ!またダントツで勝ってやるぜ!!」
 バン、剛志、レイジがにらみ合い、バチバチと火花を散らす。
(私たちも頑張ろうね、フレイムウェイバー)
 リサはそこへは参加せずに密かにフレイムウェイバーに語り掛けていた。
 
 そこで、パッと会場が暗くなった。
 そして、北面に設営されているステージへスポットライトが当たる。
 ステージの上にはMr.アレイが一人で立っていた。
 
「フリッカーの諸君。本日は大会への参加、感謝する。いきなりだが、大会の参加条件は覚えているか?」
 
 Mr.アレイの不愛想な挨拶に、会場内は騒然とする。
「革命を見届ける者だけが参加できるって奴か?ようするに、この大会で最強のフリッカーを決めるって事だろ!」
 血気盛んな少年が声を上げた。
 それに対して、Mr.アレイはフッと小ばかにするように笑った。
 
「違うな。そんな単純な事ではない。今大会の本当の目的は、今から発表するものにある」
 Mr.アレイの発言に、更に会場がざわつく。
 
「あいつ、何言ってんだ?」
「これから、何が起こるってんだよ」
 
「バン……やっぱりこれは、罠?」
 リサが不安げにバンをみる。
「へっ、何があろうが関係ねぇ!俺はただダントツになるだけだぜ!」
 バンは恐れを気合で吹き飛ばし、神妙な顔でMr.アレイの次の言葉を待った。
 
「さぁ、はじめるぞ!フリックスアレイ新たなる力の錬成を!!」
 Mr.アレイが仰々しく両手を広げた。
 
「フリックスアレイ新たなる力の……」
「錬成……?」
 各々がその意味を考える間もなく異変が起きた。
 
 パァァァ……と、会場に光が漏れた。
 それは各フリッカーが持っているフリックスが輝いたものだった。
「な、なんだ!?ドライブヴィクターが勝手に……!」
「私のフレイムウェイバーも……!」
「ワシのもじゃ」
「僕のミラージュレイダーも光りだした!」
「一体、何が起きてんだ!?」

 会場中パニックになる中、Mr.アレイは淡々と言葉をつづける
 
「狼狽えるな。直に分かる。この現象の本当の意味がな」
 
 輝きだした光が一筋の線となって放出され、それがMr.アレイの元へ飛んでいく。
 Mr.アレイは、まるでそれが予定調和だったとでも言わんばかりに余裕の表情で右手を出す。
 光はその掌の上に集束して球となり、徐々に大きくなっていく。
 
「俺達のエレメントが、Mr.アレイの所に!?」
「なんじゃ、あの光の球は!」
 
「ふっ、これか?これは、お前達のフリックスの力が凝縮したエネルギー体だ。その名も『アクティブパワー』!」
 
「アクティブ、パワー……?」
「妙な事しやがってどう言うつもりだ……!」
「説明しろ、Mr.アレイ!」
「妙な事仕込んでたらただじゃおかねぇぞ!」
 皆が口々にMr.アレイを罵倒する。
 しかし、Mr.アレイは意に介さずに口を開いた。
 
「心配するな。フリックス自体に影響はない。フリックスの世界が次の段階へ進化したのだ。それにより、フリックスバトルは新時代を迎える。
喜べ、貴様達は革命の1ページを刻むフリッカーとなるのだ!」
 
「な、なんかMr.アレイが難しい事言ってるぞ……どういう意味だよ」
 頭の悪いバンはMr.アレイの発言を理解できていない。
 いや、バンだけでなく会場の皆が理解していないだろう。
 Mr.アレイの口が開く。
 
「錬成は完了した。これが新たなるフリックスバトルを担う力『フリップスペル』だ!」
 と、いつの間に手にしていたのか、文字の書かれたプレート型アイテムを見せた。
 
「な、なんだよあれは……!」

「これはフリックスに特殊な効果を与える呪文だ。今大会はこれを駆使してバトルをしてもらう」
「ちょ、ちょっと待てよ!いきなりそんな」
「もちろん時間は与える。そうだな、今から一時間後に試合開始だ。それまでに全員にこのフリップスペルを配る。使い方を熟知しておくんだな」
 淡々とぶっきらぼうに説明するMr.アレイ。ちょっと不親切だが、新たなる要素の前にフリッカーたちのボルテージは上がっていた。

 それぞれスペルを貰って控え室でその効果を確認する事にした。

「フリップスペルかぁ。Mr.アレイも妙な者作るぜ」
「でも、これは凄い。たしかに革命だよ。あるのとないのとじゃ全然違う…」
「確かになぁ。3秒間何度でも撃てるライトニングラッシュとか強すぎだぜ。あと、バリケードで機体の上部を触れながら動かせるステップも」
「ただ、それぞれのスペルにはキャパシティサイズが設定してあって、その合計が2になるまでしか所持出来ないんだね。キャパが0の効果もあるけど、基本はキャパ1のものを二種類か、キャパ2のものを一つ入れるかのどっちかになるみたい」
「どれを使うか迷うなぁ」

 そうこうしているうちに試合時間になった。

 バンは第一バトルだったのでフィールドについた。
 
 フィールドを挟んでバンと対峙しているのは操だった。
「操!お前も参加してたのかよ」
「ああ。武者修行の一環としてな。が、まさかこのような事態になるとはな」
 操は手に入れたばかりのアイテム、フリップスペルを見ながら神妙に呟いた。
「ま、とにかく面白くなりそうだし。バトルを楽しもうぜ」
 
「バトルの準備は出来たようだな。では、初めるぞ!」

 すると、会場に電子音のカウントが流れた。
 
『3・2・1・アクティブシュート!』
 
「いっけぇ!ディフィートヴィクター!!」
「カラミティデスガラン!!」
 
 バゴォォ!!!
 ヴィクターとデスガランがフィールド中央付近で激突し、衝撃波が巻き起こる。
「うおおお!!」
「くっ、新型ヴィクターとの正面衝突が、これほど凄まじいとは!」
 衝撃波が収まり、互いのフリックスの位置を見てみる。
 パワーで勝るヴィクターがデスガランを押し切っている。
 
「よし、俺が先攻だな」
「パワー勝負では分が悪かったか」
「へへっ、じゃあ早速フリップスペルを使うぜ!ライトニングラッシュ発動!」
 バンが嬉々としてシュートの構えをとる。
 すると、互いのフリックスの上に小さく『3』と言う文字が浮かんだ。自動でカウントしてくれるようだ。
「くっ!何度でも撃てるって強すぎると思ったけど、いざやると難しいぜ」
 通常のシュートは向きを変えてからじっくりと構えられる。しかしライトニングラッシュは時間制限が短いため精神的に焦ってしまう。
 何度攻撃をぶつけても決め手にはならず。マインヒットしただけに終わってしまった。
 
「くっそー!せっかくスペル使ったのに!!」
 バンは悔しそうに呻く。
 
「闇雲に使えばいいと言うわけではなさそうだな。だが、使わなければ使いこなす事もできない!フリップスペル!ウェーブフラッド!!」
 今度は操がスペルを発動させる。
 すると大津波のようなエフェクトが出てきてヴィクターを押し流した。
「な、なんだ!?」
「ウェーブフラッド……敵機を好きな位置へ移動させられる効果らしいが、直接ダメージには繋がらない分扱いが難しいようだ」

 とは言え、バンは位置的にマインは利用できそうにない場所になってしまった。
「まっ、そのまんまブッとばせばいいか!いっけぇ!!」
 バシュッ
 ヴィクターのシュートを操はバリケードを使ってデスガランのボディ上部を引っ掛けて動かして躱した。
「げぇ!」
「ステップか、相手の攻撃を回避出来るとはなかなか面白い……」

 注意:劇中ではステップのキャパは0として扱っています。
 
「俺のターンか、次はこいつを使うか。シャイニングキュア!」
 今度はデスガランのHPが1回復した。
「か、回復出来んのかよ!」
「とは言え、これでターン終了だ。攻撃行動を取れない以上、考えなしに使って強い効果とは言えんな」
 回復したため操の残りHPは3だ。

「確かになぁ。よし、ターンに余裕が出来たから俺はライトニングラッシュを回収だ!」
 使用したスペルはダストゾーンと呼ばれるエリアへ移動して使えなくなるが、回収という行動を取ればひとつだけ元に戻せる。ただし、他の行動は取れずにターン終了する。
「では、そろそろ俺もシュートするか」
 バキィ!!
 強力なシュートがヴィクターへ襲い掛かる

「ぐっ!操のやつ、前よりパワーアップしてやがる!」
 ヴィクターは転倒したものの、あまり動かされなかった。
「へっ!聞かないぜ」
「ふっ、だがスタン発動だ!」
 スタン。劇中ではキャパ0の常時型。敵機を転倒させたり、上部に乗ったままシュートを終えたら敵機を一回休みに出来る。

「あぁ、そんなのあったなぁ」
「意外とキャパサイズの無いスペルも多い。そう言ったものを把握する事も大事なようだな」

 バキィ!!
 マインヒットされてしまった。
「くっ!だったらこっちは、もう一度ライトニングラッシュだ!!ー」
「っ!!」
 バチバチバチ!!
 ディフィートヴィクターに電撃のエフェクトが走る!

 そして今度は巧みに連続シュートを使いこなしてデスガランを追い詰めた。
「くっ!捌き切れん!!」
「いっけぇ!!」
 バーン!!
 ヴィクターの連続攻撃に堪らずデスガランはフリップアウトしてしまった。

「段々わかってきたぜ、フリップスペルがよ!確かにこれはすげぇ」
「貴様も感じていたか。確かに革命と言うだけはある」
 バンだけじゃない。他のフリッカーたちもこのバトルにフリックスバトルの新たな可能性を感じていた。
 そして、Mr.アレイがその答えをはっきりと明言した。 
「そうだ。フリッカーたちの持っているありとあらゆる能力!それを遺憾無く発揮するために考え出されたのこのフリップスペルなのだ!
そしてそれによって、より熱く、より激しいバトルが可能になった!」
 
 それを聴き、バンは嬉しそうに笑った。
「そっかぁ。へへっ、ますます面白くなってきたじゃねぇか!!」
 その気持ちは操も同じだったようだ。
「ふっ、フリックスバトルの革命とは、こう言う事か」
 二人はシュートの構えをとった。
 
 アクティブシュートのカウントがスタートする。
「いくぜ、操!これで決めてやるぜ!」
「それは我のセリフ!!」
 
『アクティブシュート!』
 
「いっけぇ、ディフィートヴィクター!!フリップスペルを使っても俺がダントツ一番!!!」
 
 
 
 
       つづく
 
「フリップスペル、すっげぇ面白ぇ!新しいバトルでも勝てるように特訓しまくるぜ!!
そんな俺達の前に、ボロボロになった伊江羅博士が現れた!一体何があったんだ!?
そして語られる真実!なんと、伊江羅博士は……!
 
次回!『伊江羅博士脱走!ヴィクターに込められた願い』
 
次回も俺がダントツ一番!!」
 
  

 




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