はじめに
各フリックスの個体を表す『核』はどこにあるのでしょうか?
外装であり大半の性能を担う『ボディ』とするか
ルール上の基準となり本体を担う『シャーシ』とするか
人によって分かれると思います
ボディを基準にして、シャーシを状況に応じて組み換えるならその機体の核はボディ側にありますし
でもバトル中事故でボディとシャーシが外れた場合、本体として扱うのはシャーシ側となります
また、破損をしてパーツ交換や修復を繰り返したり
細かい換装を前提とした機体の場合
全てのパーツが入れ替わってしまう……と言う事もあり
そうした場合、何を持って『その機体』とすれば良いのか分からなくなります
果たして機体のどこからどこまでを『同一の個体として識別』するのか……
これが所謂テセウスの船と言うやつです
しかしそれでも現実には
修理して全てのパーツを入れ替えたり完全に1から作り直したとしても
厳密に測れば以前とは形状や重さが違っていたとしても
以前と同じ名前で呼び、同一の個体として扱う事も少なからずあります
それはなぜか?
フリックスの個体を示す魂は、物質的なものではなく製作者の定めた設計コンセプトと言う概念的なものに依存するからです
ならば、その機体の設計コンセプトのデータをまるでDNAのように記録した極小極薄パーツを機体へ取り付ければ
機体の魂であり『核』となる部位になりえるのではないだろうか?
そう考えた上で提案するのがこの
『Specification Verification Chip』
略して『SVチップ』です
作り方
このサイトの機体紹介記事でもなんでも良いのですが
自機のスペックや機能を記したWebページのアドレスや設計図データなどをQRコードにする(QRコード作成の仕方は検索すればいくらでも出てきます)
それをプリントアウトして機体に貼ったり
プラ板で作ったチップ状のパーツに貼って、それを機体に取り付ければ完了
これによって
『特殊な端末で読み取ればスペックデータを照合できるチップを機体に組み込んでいる』と言っても嘘ではないのです
つまり、某WGPのデータ中枢チップみたいになるのです!
これがあれば、どれだけ機体が破損しどれだけ素材を取っ替えたとしても
チップが無事で、そのデータ内のコンセプトに則っていればアイデンティティは保たれますし
同じ機体を丸ごと総取っ替えしても、チップを移植すれば魂を引き継ぐ事ができる……!
そして改良するのと同時にそれに合わせてデータも随時更新すれば、機体の成長とチップの成長はシンクロします
スペック詳細データの読み取りが出来ればいいので、方式は自由
既存の機体なら性能に影響しないシール方式
ロマンとメンテ性を重視するならチップ取り付け式をオススメ
付ける場所はどこでもOKですが、ボディ内部にある方が個人的にはロマンを感じます
作例
KAZUさん
レイのボディ裏にコードと製造日と正式名称を記載する事で、より工業製品っぽさを演出
また、取り外し可能なチップも別途で作成
匿名さん
コード貼り付け用のデザインテンプレート
周りを基盤にする事で、より電子チップらしさを表現しています
目的
これで物理的な性能が上がる事は無いし
スペルのように、ルール的に何か効果が得られるわけでもありません
強いて言うなら、機体を見せる時に紹介記事へすぐアクセス出来て、性能説明がちょっと便利になる……くらいでしょうか
あくまで性能に影響しない範囲で行うロマンを追求したドレスアップ要素とお考えください
やり方は「機体のスペックデータを照合出来るコードを機体に取り付ける」のみ
あとは機体に合わせてやりやすいようにやってOK!
競技玩具アニメでの電子チップのやり取りに憧れたフリッカーの皆様、是非お試しください!