一樹さんへ

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第1話

 

???「薙ぎ払え!エクスカリバーゼノ!!」

 突如、聖剣を模した機体が間に割って入りスピンで2機を薙ぎ払った。

ダンガ&コウキ「「なにぃ!?」」

 驚く一同に、カイヤがゆっくりと歩いてきた。

カイヤ「君は播磨博士の息子だね、随分探したよ」
アキラ「あ……!」
コウキ「てめぇ、カイヤ……!」
タイラ「な、なんでチャンピオンの氷斬(ひょうざん)カイヤがここに!?」
カイヤ「君達は、大方例の機体を巡ってバトルしてたんだろうがそれは無効だ。あの機体の所有権は我々にある。さぁ、大人しく渡したまえ」
アキラ「で、でも……!」
カイヤ「僕は彼らと違って暴力に訴えはしない。が、ルールは誰の味方をするか、賢い君なら分かるだろう?」
アキラ「……!」

 アキラは悔しそうに、抱えていたケースから機体を取り出す。

ダンガ「待て!!!」

 ダンガが怒声を張り上げた。

ダンガ「貴様、よくもやってくれたな……!」

 ダンガの手にはボロボロに破損したハンマーギガが握られていた。さっきの衝撃で壊されたのだろう。

カイヤ「あぁ、君の機体壊れちゃったのか。すまなかったね、そこまで脆いとは思わず加減を間違えてしまった。お詫びと弁償はまた後日に……」
ダンガ「そこじゃねぇ!!何故俺の食事の邪魔をした!!!」
カイヤ「食事……?」
ダンガ「久しぶりにありつけたご馳走を台無しにしやがって!食い物の恨み、お前とのバトルで払ってもらうぞ……!」
カイヤ「……言っている意味はよく分からないが、バトルを中断させられた事を怒ってるのか?なら、それも後日に」
ダンガ「ふざけるな!!俺は腹が減ってるんだ!今すぐ戦え!!!」
カイヤ「戦えって、君の機体は壊れてるじゃないか」
ダンガ「なら、こいつの持ってる機体を俺に貸せ!それでバトルしろ!!」

 ダンガはアキラの持っている機体をぶん取った。

カイヤ「……なんだって?」
ダンガ「この機体はお前の所有物だと言ったな?そしてお前は俺に詫びるとも言った。この機体を俺に貸して今すぐバトルする事が、俺への詫びだ!!」
アキラ「え、だ、ダメだよ!その機体は特別で……!」
ダンガ「お前は黙ってろ!」
カイヤ「……めちゃくちゃな言い分だが、一応筋は通ってるな。いいよ、バトルしよう」

 カイヤはあっさりと了承した。

ダンガ「お前のダントツを喰わせろ……!」

   つづく

 

 

CM

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