一巡目を終えて、軽く休憩
選手達三人は如何にフリップスペルを使いこなすべきか相談し合ってます
……って、君ら対戦相手だよ!?
手の内明かしあっていいの!?
大丈夫なんです!
フリックスは結局シュートテクニックとその場の判断が勝敗の比重を占めているので
手の内を全部明かした所で、それが敗因になる事は滅多に無いのです
こそこそした情報戦は無意味
そこが面白い所です
二巡目!
ほうじ茶vspico
ほうじ茶さんは、ウェイトカウンターとシャイニングキュア
picoさんは、ストームグライドとフェイズリミッター
ここで使用スペルを変えてきました
まずはpicoさんがマインヒットを決めつつ、ストームグライドでヒットアンドアウェイ
しかし、マイン反撃を喰らった上に自滅二連発で敗北!
いかにスペルを使おうと、シュートミスしては意味がない!
picovsライオン
ライオンさんは、ウェイトカウンター(4秒)とボマー
picoさんは、先ほどと同じ
ライオンさんは新型の軽量で尚且つ伸びる棒を装備した機体
そしてpicoさんはオレオレオと言う正反対な機体対決
バトルは、ほぼ互角!
マインが後もう少しで決まらないライオンさんに対し、オレオレオはマインを着実に決める!
負けじとライオンさんはオレオを穴に落とす!
しかし、アクティブの正面衝突でオレオレオ勝利!
もし、ライオンさんのシュートがほんの1ミリ違っていたら、マインヒットが成立して勝っていたかも知れない……!
正反対なコンセプトながら拮抗していました
ライオンvsほうじ茶
ほうじ茶さんは前と同じ
ライオンさんはボマーと電光石火を使用
そして、センベリオンとゴマセンウミウシの薄型円形対決!
この試合はスペルを交えた読み合いが熱い!
電光石火を駆使して先手を取るライオンさんだが、それもマインヒットできなければ意味がない
それでもほうじ茶さんの自滅を予知して敢えてスペルを回収し、再び仕切り直しアクティブで先手を取る
が、またもバトルが膠着すると、すかさずほうじ茶さんはシャイニングキュアで回復
回復の手段がないライオンさんは一瞬も気を抜けない
しかし、それでも自滅しちゃうと無意味なのよね……
そして、いよいよ運命の三巡目
スペルの感覚もみんな分かってきて、ここからの戦いが凄まじい!!
ほうじ茶vspico
ほうじ茶さんはシャイニングキュアとボマー
picoさんはデスペレーションリバースを使用
ここにきて、自分にどんなスペルが合ってるか分かってきた感
相手への対策を意識するより長所を活かすスペルを使った方が強いのだ
ライオンvsほうじ茶
ライオンさんは電光石火とボマー
ほうじ茶さんはシャイニングキュアとボマー
ボマー合戦!!マインが弾ける戦いになるか!?
しかしこの試合はそれよりも、ライオンさんのある行動に注目
シャイニングキュアで回復するほうじ茶さん相手に長期戦は出来ない
しかし、機体性能的に出来る行動がない……!
そこでライオンさんは敢えて機体の一部を自ら折る事で未知なる性能を引き出す覚悟を決めた!
まさに、野球漫画でピッチャーが限界を超えた投球をするためにワザと自分の指を折って予測不可能な変化球を投げるかのような!
まぁ、そう上手くいくわけがないんだけど
でも咄嗟のそう言う行動が取れるのは凄い!
picovsライオン
そして、運命の決勝戦!
使うスペルは同じ!
華麗なアクティブと電光石火で先手を取り、得意のカチ上げギミックでフェンスを超えてラースパイルVをぶっ飛ばすライオンさんだが、自らのバネギミックによって自滅!
そして、スペルも無い状態
アクティブシュートでpicoさんが先手を取り、トドメとばかりにデスペレーションリバースを発動!
ライオンさんはフェンスも利用して防御力を最大限に高めて対抗
しかし、自滅を恐れぬpicoさんのアンリミテッドブースターインパクトには耐えきれず……!
壁を反射して見事なフリップアウト!!
必殺技で優勝を決めると言う熱い決着で
優勝は、picoさんに決定!!!!
毎回予選を圧倒的な力で勝つ故に優勝候補筆頭と言われるのに
肝心の決勝戦で毎回搦め手にハマって敗退すると言う苦渋を舐め続ける事、苦節3年……!
ついに、ついに優勝の栄冠を手にしました!!!
CM