バトルホビーに必要な人間側の能力

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バトルホビーをする上で、機体性能じゃなく人間側に求められる能力と言えば





1.身体能力

2.操作技能

3.加工技術

4.情報戦略


大きく分けてこの四つだと考えています



1の身体能力は

そのまま、プレイヤーの筋力や瞬発力等を機体の性能に+したり、競技を有利に働かせる事を意味します



ベイブレードでは、シューターを引く力がそのまま回転力に直結していたり

ビーダマンでは、ホルパを締め付ける握力が威力に影響しています

爆丸も、クリティカルを狙う強いシュートを撃つためには指の筋力が必要です



2の操作技能は

機体を思う通りに操る正確性を意味します。身体能力の項目と似ていますが

少ない力でも出来る事なので別枠

コンピュータゲームのアクションゲームなんかはこの能力をフルに使いますね



ヨーヨーで高度な技を繰り出したり

ビーダマンで、ターゲットを狙い撃ったり

爆丸で、狙ったカードへスタンドさせたりするのに必要です



3の加工技術は

機体やパーツを切削、接着する事で、既存の製品とは違う形のものを作り出す事を意味します



ミニ四駆でギアを加工して性能を上げたり

クラッシュギアで強いウェポンを製作するのに必要です



4の情報戦略は

予め存在している製品の性能を把握する記憶力や、舞台や相手に合わせてベストの相性を組み合わせられる判断力を意味します

カードゲームやチェス系ゲームなんかはこの能力をフルに使ったバトルホビーですね



ベイブレードで、たくさんあるパーツの中から状況に合わせて組み替えたり

爆丸のデッキを組み合わせたりするのに必要です



この4つすべてを満たしているものこそ、至高の競技だと個人的に考えるんですが

アニメでは満たしているものの、現実の公式ではいずれかが欠けているものが殆どです

特に最近は加工が禁止されており、加工技術が影響しないものが増えましたね



この4つを満たし、全部持っていなくても、どれかに特化しているだけでも対等に戦える。

そんな競技玩具をユージンは求め続けています

だから、アニメ的な遊び方に拘っているんですよね



頭は悪いけど体力には自信があるって人も

加工技術も運動神経もないけど、ベストのパーツの組み合わせを考えるのが好きって人も

それぞれ得意分野が違うもの同士が対等に戦える



そう言う所が競技玩具アニメの素晴らしい所です





一番悪いのは、上記の要素を必要としないもの



例えば騎刃王

操作出来ない上に、人間の力も影響しない

更には加工が出来ず

人間が出来る事と言えば、パーツを組み替えて、フィールド上に置く事だけ

パーツの組み換えにしてもパーツ数少ないし、相性パターンも無いしで

戦略要素は無いに等しく、ほぼ運ゲーです



ヤバババイクも酷いです

人間の力は不要で、操作技能にしてもただ狙いをつけるだけ

そして加工が出来ないうえに、パーツ数も機体数も少なくて個性が薄いので組み換えも何もあったものじゃない

更に、バカでかいシューターに電池が必要でお手軽さも皆無と言う非の打ち所しかない史上屈指のダメ玩具

しかし、上記の四つの要素をほぼ欠いているものでも

それを補って余りある『お手軽さ』があれば魅力的な玩具であると考えます


例えば、チョロQなんかは人間の能力はほとんど影響しませんけど

小型サイズの上にゼンマイなのでどこでもお手軽に誰でも遊べます


バンバーンも、人間要素は薄いですが

こちらも手軽にすぐ遊べますし、動きの派手さやドミノのように連鎖を工夫する楽しさがあります



とりあえず、競技玩具は

ただ玩具が闘えばいいというわけじゃなく、人間側の能力も影響しないと面白くないわけで

『何の経験も才能もない初心者でも経験者に勝てるぞ!』じゃ、ダメだと思うのです

初心者と経験者の差が生まれないって事は、経験して良く意味がないって事ですから



『何の経験もない初心者でもすぐに遊べるぞ!』くらいがちょうどいいと思うのです


 

 




バトルホビーに必要な人間側の能力」への4件のフィードバック

  1. ユージン

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    >いねさん
    下関……!ちょっと遠いですなw
    宇部が丁度中間かな
    上京される際は是非ともご一報を!
    秋葉原でヨーヨーしましょう!

    返信
  2. いね

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    >ユージンさん
    ぼっくり屋の記事で「!?」となっていたのですが、やっぱり同郷でしたね。嬉しいことです。
    自分は下関在住で今は競技ヨーヨーを中心に活動していて、年1~2回はスピンギア目当てに上京したりしますんで、お会いできる日も遠くなさそうですWW。
    それではまた。

    返信
  3. ユージン

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    >いねさん
    コメントありがとうございます!
    山口県在住……だと……?
    山口県に競技玩具愛好家がいらっしゃったとは
    今度帰省した時は是非とも手合わせ願いたいです!
    面白くなるまでが難しい……そうなんですよね
    競技玩具は好きになれる時点で才能ですから
    奥深くすれば、敷居高く感じちゃうし
    簡単にすれば、すぐ飽きる
    このバランスが難しいです
    初心者へのティーチングで、先にピクチャートリックのやり方から教えるというのは驚きです
    参考にさせていただきます!
    初心者への布教で大事なのは、弱くても下手でも金かけなくても楽しめるやり方を提示する事かなと個人的には考えています
    例えば、ミニ四駆ならキット内のパーツ縛りでレースしてみたり
    爆丸なら、ルールが簡単な同時シュート1on1
    ベイブレードは、比較的軽めなウィールの攻撃型同士でバトルさせる
    とか
    無理に強くならなくても、金かけなくても良いし
    強くなりたいなら頑張れ!って感じをアピールしてます
    初心者からすると、上級者からのアドバイスは有難いけど、時に疎ましく感じる時ありますからね
    豪みたいに「ごちゃごちゃうっせー!」ってなるけど、無下にもできない
    そこでストレスを与えちゃうとお互いに幸せじゃないですからね
    遊ぶ方法を提示して、あとは適度に放置ってのが一番なのかもしれません

    返信
  4. いね

    SECRET: 0
    PASS:
    はじめまして、ビーダマンで検索してこちらに辿り着いた山口県在住のヨーヨー愛好家です。
    一通り過去ログを読ませていただき、今回のコラムに感銘を受けたのでコメントさせてもらいました。
    僕も通り一遍の競技玩具をしますので、友達を誘っては一緒に遊んでみるのですが「面白くなるまでが難しい」と言われなかなか発展しない現状です。
    こちらの導き方に問題があることは否めませんが、やはり奥深さととっつきやすさの両立というのは永遠のテーマなのかもしれませんね。
    ちなみに最近はヨーヨーでティーチングをする場合は某先達に倣い、まず最初にとまったヨーヨーを使ってブランコとトウキョウタワーを教えています。
    使える時間のうち8割でストリングのさばき方、残りでちょこっとスローを教えると、スローからスリーパーまでは勝手に自分で練習してくれることが多いですね。
    まず何が何でも成功体験を得て、細かい基礎はそのあと上手になりたくなった時にやってもらうくらいがちょうどいいのだろうと考えます。
    この辺りはほぼ全ての競技玩具に言えるのではないでしょうか。
    長文失礼しました。それではまた。

    返信

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