弾突バトル!フリックス・アレイ 第17話

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第17話「限界を打ち破れ!打倒ハンマーギガ!!」
 

フリックスタッグ大会決勝戦は、個人戦と団体戦を合わせたような試合内容だった。
まずは一人ずつ3ラウンド2本先取の個人戦を行い、その結果イーブンになったら、最後に2VS2のタッグ戦をやるというものだ。
コンビネーションだけでなく、個人個人の能力が重要な。まさにタッグチームそのものの総合力が重要となるこのルール。
最初は、リサとレイジの対戦。
リサはレイジのいなし技に苦戦するも、バンのエレメントを借りて辛くも勝利を決めた。
タッグ戦でなくてもパートナーと力を合わせて戦う事が出来る。それを証明した瞬間だった。
そして、次はバンと剛志の対戦だ!

フィールドを挟んでバンと剛志が対峙する。
「剛志!せっかくコンビネーションの練習したのに勿体ないけど、このままお前に勝って、ストレート勝ちしてやるぜ!」
「がっはっは!そう上手く行くかのぅ!!」

アクティブシュート!ドライブヴィクターがより遠くへ進む。

『先攻はバン君だぞ!!』

「よし、一気に決めてやろうぜ、ドライブヴィクター!」
ハンマーギガに照準を合わせてシュートする。

 バシュッ!ガキンッ!!
 強い当たりだ。しかし、ハンマーギガはあまり動かない。
「ぐっ!」
「かゆい攻撃じゃのぅ!!」

『ハンマーギガ堅い!!ドライブヴィクターの攻撃を受けても、ビクともしないぞぉ!!』
 次は剛志のターンだ。

「いくぞぃ……!」
剛志がハンマーギガを置いて、狙いを定める。
「はあああああ!!」

 バーーーーン!!!
ハンマーギガの重い一撃がドライブヴィクターをフッ飛ばす。
「ぐっ!」
『ハンマーギガの重い一撃!ドライブヴィクターたまらず木の葉のように吹き飛んだ!!』

「堪えろ!!」
バンの気合いで、ドライブヴィクターは持ちこたえた。
「くそっ、やっぱ攻撃も防御重いぜ……!」
「がっはっは!どうした、その程度か?」
「んなわきゃねぇだろ!!」
ドライブヴィクターを構え、ハンマーギガに向かって撃つ。
「いっけぇぇぇ!!!」

バーーーーン!!!
 だが、先ほどと同様、あまり弾き飛ばせない。
「くっ!」
「バン!がむしゃらに攻めてもダメ!ちゃんと対策を立てないと!!」
「これ以外に、俺に出来ることはねぇんだ!あいつに通じるまで、何度だってぶつかってやる!!」
「バン……」
それを聞いて、剛志は嬉しそうに笑った。
「がっはっはっは!なかなか嬉しい事を言ってくれる!お前みたいなフリッカーは大好きじゃぞ!」
「へっ、サンキュ!」
「じゃが、ぶつかる事ならワシの方が上手じゃぞ……!」
剛志のターン。
ハンマーギガをシュートする。
「はぁぁぁ!!」
「バリケードだ!!」
「無駄じゃぁぁ!!」

バリケードを突破され、ドライブヴィクターはあっけなくフリップアウトさせられてしまった。
「くっ……!」
「がっはっはっは!!まだまだじゃのぅ!!」
バンは、場外したドライブヴィクターを拾いベンチに戻る。

「バン……」
ベンチには、心配そうな顔のリサが迎えてくれた。
「へへへ、今の俺じゃまだまだあいつには勝てないみたいだな」
「……」
バンの言葉に、リサは表情を曇らせる。
「おいおい、そんな顔すんなよ。確かに、今の俺じゃ勝てない。でも……まだ負けたわけじゃないんだ!」
「バン……」
「俺は、今の俺じゃ勝てなくても、まだ負けてない限り絶対に諦めねぇ!!」
自分よりも相手の方が強いことを素直に認め、でもその上でバンは勝利を捨てていなかった。
今までの敗北と、それを受け入れてきた事が、バンの心をここまで強くしたのだろう。
「頑張って、バン」
そんなバンに、慰めも心配も無用だった。だからリサは小さな激励だけを送った。
「サンキュ!じゃ、行ってくるぜ」
バンは片手をあげて短く礼を言うと、再びフィールドに向かった。

『さぁ、仕切り直しのアクティブだ!先攻はバン君!!』
バンがドライブヴィクターをフィールドに置く。
「頼むぜ、ヴィクター!」
バシュッ!
ドライブヴィクターのアタック!ダメージは通らなかったがハンマーギガはそこそこ動いた。
「がっはっは!あれだけ派手に負けたのに、まだまだ気合い十分じゃな!」
「ったりめーだ!勝負がついたわけじゃねぇからな!!」
「がっはっは!面白い奴じゃ!その意気込み、気に入ったぞぃ!!」
剛志がハンマーギガをフィールドに置いて狙いを定める。
「うらああ!!!」
剛志の力強いシュート!

 バキィ!!
ドライブヴィクターにヒットする。
「うおおおおお!!!」
バンは思いっきり気合いを入れてそれを防御した。

『うおお!剛志君の重い一撃を、バン君気合いで防いだ!熱い闘志がこっちまでビンビン伝わってくるぞぉ!!』

「やるのぅ!」
「へっ、腕で負けても、気合いを補ってやるぜ!!」
「ますます気に入ったぁ!!」
バンのターン。
(正直、全然勝てる気しねぇ……でも、諦めたくなんかねぇ!)
シュートを構えながら、バンはニカッと笑った。
「へへへ、楽しいぜ!楽しすぎるぜ、このバトル!!」

「バン?」
『おおっとどうした事でしょう、バン君はシュートも撃たずに笑っているぞ!』

「剛志、サンキューな!こんなに強くてよ!!」
「がっはっは!よく分からんが、どういたしましてじゃぃ!!」
「俺、すっげぇ楽しいぜ!全然勝てる気しねぇのに、お前っていう、全力で撃てる壁がある事が、たまらなく楽しい!!」
「がっはっは!じゃったら、ワシももっと気合い入れて、楽しませてやらんとな!」
「ああ、頼むぜ!だけど絶対、勝つのは俺だ!!!」
バンは気合を込めて構える。
(へへへ、楽しいけど、楽しんでるだけの場合でもねぇな。今の俺じゃ、ガムシャラに撃ったところでハンマーギガは飛ばせない。でも、このターンを逃したらあいつにフリップアウトされちまう。なんとか、このターンで決めるんだ)
グッ!と構える指に力を込めた。
「今の俺じゃ、無理でも……!無理なら……!それ以上の力を、出すだけだ!!」
そう、単純な話だ。
今の力では無理でも、シュートを撃つ瞬間は『今の力』ではない『今よりも先に進んだ未来の力』だ。だったら『今から少し先に進んだ未来』にたどり着くまでに、『今の力』以上の力を手に入れればいいだけなのだ。
その力を手に入れる方法は分かっている。これも簡単な方法だ。
そう、その方法とは……
「気合いしかねぇぇぇぇ!!!!」
バンは、今まで以上の気合いを込めた。
力やテクニックはすぐには上達しない。でも気持ちは一瞬で増加する事が出来る!
「うおおおおおおお!!!!!!」
気持ちが強くなっているためか、バンの体がシュートを構えたまま前のめりになる。
「いっ、っけええええええええええ!!!!!」
 そして、最大限の気合いを込めたシュートを解き放った!

 ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!
そのシュートは、今までにバンが放ってきたものとは比べ物にならない迫力をもっていた。
「な、なんじゃこのシュートは!?」
それは、あの剛志でさえも怯ませるほどのものだ。

『バン君、渾身の気合いを込めたシュートを解き放った!!これは、凄いシュートだ!!!』

 ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

 バッキィィイイイイ!!!!!!!

ドライブヴィクターが、ハンマーギガに激突する。

「ぐっ!堪えるんじゃ、ハンマーギガ!!」
が、ハンマーギガは、凄い勢いで場外してしまう。
「んなっ!」

『こ、これは凄い!あのハンマーギガが一気に場外してしまった!一体、なんなんだこの力は!?バン君のどこにこんな力が隠されていたのか?!』

しかし、このシュートの勢いはすさまじすぎたらしく、ハンマーギガにぶつかって減速したにも関わらず、ドライブヴィクターの勢いは留まらずにフィールドの端へと向かっていた。
「や、やべっ!止まれヴィクター!!」
必死にブレーキをかけようと念じるバンだが、それも意味はなくヴィクターは場外してしまった。

『のおっと!すさまじいシュートを見せてくれたバン君だが、勢い余って場外!よって、勝者はハンマーギガの剛志君!!ストレート勝ちだぁ!!』

「……」
ハンマーギガを拾ってベンチに戻った剛志は、呆然とした表情を浮かべていた。
「やったね、剛志!ストレート勝ちだよ!」
「あ、あぁ……」
剛志の表情は浮かない。
「どうしたの?」
「今のシュート。ワシのハンマーギガを場外させた上に、自滅までしおった……。つまり、ハンマーギガを場外させてもなお、威力に余裕があったと言うことじゃ……」
「あっ」
「段田バン、侮れんようじゃな」
剛志が警戒心から顔を強張らせる。
「剛志……」
しかし、剛志の表情が次第に崩れていく。
「くっ、くくっくっく、がーっはっはっは!面白い!面白いぞ段田バン!!次のバトルが楽しみじゃ!!」
「うん、そうだね、剛志!次は得意のタッグ戦だよ!頑張ろう!!」
「そうじゃな!」
剛志は本当に裏表のない竹の割ったような性格のようだ。

一方のバンは、ヴィクターを拾うこともせずに呆然としていた。
「……今の力は?」
さっきのシュートは、バン本人が一番驚いていた。
確かに、気合いを入れれば強くなると思っていたのは自分自身だ。
しかし、あんなにハッキリと、強大な形で現れるとは思ってもみなかった。
「ドライブヴィクター……」
バンはドライブヴィクターを拾い、そのボディを見つめる。
「お前に、そして俺にも、まだまだあんな力が……」
バンは、ドライブヴィクターをグッと握りしめてベンチに戻る。

「バン、惜しかったね……でも、次があるから」
ベンチに戻ると、リサがバンを慰めてきた。
が、今のバンにはその必要はなかった。
「リサ」
「え?」
「次のタッグ戦で、頼みたい事があるんだ」
「頼みたい事?」
「ああ。どうしても、試してみたい事が出来た。でも、正直上手くいくかどうか分からねぇ……俺の賭けに、乗ってくれないか?」
リサはキョトンとしていたが、すぐにうなずいた。
「うん、バンの事信じるよ。パートナーだから」
「サンキュ」
バンは礼を言うと、相手に聞こえないように小声で、リサに作戦を話した。

そして、いよいよ次のバトルだ!
『さぁ!もつれにもつれこんだ決勝戦もいよいよファイナルラウンドだ!!個人戦ではイーブンになり、ラストのタッグ戦をはじめるぞぉ!!』

「さぁ、泣いても笑ってもこれでラストだ!決着をつけようぜ!」
「望むところじゃ!ワシらの本気を見せてやるぞぃ!!」
「僕と剛志が勝つのは、決まってるけどねっ!」
「私たちも、負けない……!」
「ああ!俺たちがダントツ一番だ!!」

『さぁ、両タッグ準備は出来たかな?そんじゃ、行くぜ、アクティブシュート!!』

「いけっ!」
レイジはミラージュレイダーをフィールドの真ん中につける。

「フレイムウェイバー!」
フレイムウェイバーは、ミラージュレイダーの横をすり抜けて、ハンマーギガのスタート位置の前で止まった。

そして、剛志は
「邪魔じゃぁ!!」
 バキィ!!
ハンマーギガが目の前のフレイムウェイバーを弾き飛ばしつつ、前に進む。
さすがに、フィールドの端まで距離があるため、フレイムウェイバーは場外しなかった。

「……」
バンは、チョン押しして、その場からあまり動かなかった。

『さぁ、いよいよ始まりましたファイナルバトル!各人、アクティブシュートを終えての状況ですが、まずは様子見なのか、ハンマーギガがフレイムウェイバーをアタックした以外では大きな動きがありません!
その中で気になるのが、バン君のドライブヴィクター。チョン押しによって一番遅い順番になったぞ!!これは、何かの作戦なのか?』

レイジのターン。
「いけっ!」
レイジは、一番近くにいるフレイムウェイバーへとアタックする。
ミラージュレイダーがフレイムウェイバーを飛び越えて、一直線に進む。フィールドの端近くで止まった。

そして、リサのターン。
「フレイムウェイバー!!」
 バシュッ!

フレイムウェイバーは、ミラージュレイダーとハンマーギガへ見事な同時マインヒットを決めた。

『大健闘するフレイムウェイバーだが、孤立してるゆえに集中砲火を浴びている!!ドライブヴィクターは助けようともしない!一体どうなっているんだ!?』

「がっはっは!これで終わりじゃ!!」
剛志のターン。
ハンマーギガを構え、狙いを定める。
「うらああああ!!」
ハンマーギガは、ミラージュレイダーの前にいるフレイムウェイバーの横っ腹を叩く形でフッ飛ばした。
フィールドの端の近くだったので、自滅しないように調節しながらのシュートではあったが、それでも軽いフレイムウェイバーをフッ飛ばすには十分だった。
フレイムウェイバーはあっけなくフリップアウトしてしまう。

『フレイムウェイバー場外!!なんということだ!早くもリサ君がやられてしまったぞぉ!!バン&リサタッグ、絶体絶命だ!!
なお、今回は場外した機体が撃沈した場合は仕切り直しアクティブは行わないぞ!』

「さぁ、あと一体じゃ!」
「このまま僕達の勝ちだね!!」
しかし、バンにもリサにも焦りはなかった。
それどころか、予定調和とも思える余裕があった。
「バン、これで良いの?」
「ああ、サンキュ!それから、ごめん」
「ううん。バンを信じてるから。絶対に勝ってね、バン」
「おう、リサの犠牲は無駄にはしねぇ!!」
バンは、倒すべき敵を見据える。
ハンマーギガもミラージュレイダーもフィールドの端近くで固まっている。
そして、ハンマーギガはバンから見てミラージュレイダーの前にいる。
(よし、この位置なら、いけるっ……!)
バンは、ドライブヴィクターの向きを調節して、狙いを定めた。
「うおおおおおおおおおお!!!!」
 そして、さっきと同様に気合いを込め始めた。

『のおっと!最初はチョン押しだったバン君だが、今は打って変わって、凄い気合いだ!!また、さっきのような超絶シュートを放つ気か!?』

「あれをやる気か!?」
「でも、また自滅するよ」

(正直、あのシュートがどうやってできたのかはわからねぇ!でも、むちゃくちゃ気合いを込めてたってのだけは確かなんだ!だったら、また気合い込めるしかねぇ!!)
ハッキリしているのがそれだけな以上、バンはとにかく気合いを込めた。
気持ちが前に出ると、自然と体が前に出る。
バンはまたしてもさっきのバトルと同様に前のめりになった。
「いっけええええええええええ!!!!!」
 込めた気合いを一気に解き放ち、シュートした。

 ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
先ほどと同等の威力のシュートが放たれる。

『出たーーーー!!さきほどに見せてくれたミラクルシュート炸裂!!ものすごい勢いでハンマーギガとミラージュレイダーに迫るぞぉ!!』

「全力で防御じゃ!!」
「うん!!」
剛志とレイジが気合いを入れる。
だが、ドライブヴィクターの勢いはそれすらも吹き飛ばしてしまいそうだ。

『しかし、大丈夫か!?この勢いではまた、自滅してしまうぞぉ!?』

「いっけぇぇ!!!」
が、バンとヴィクターは自滅を恐れずに突っ込んでいく。
(せっかくリサが作ってくれた陣形なんだ!無駄にはできねぇ!思う存分カッ飛ばせ!!)

バッキイイイイイイイ!!!!
ドライブヴィクターの凄まじい運動エネルギーがハンマーギガにぶつかる!!
そして、そのハンマーギガにミラージュレイダーが押し出される形で、二機ともフリップアウトしてしまった。
『凄いシュートだ!ハンマーギガとミラージュレイダーが一気にフリップアウト!!そして、ドライブヴィクターは……?』

ドライブヴィクターはギリギリのところで踏みとどまっていた。
『ドライブヴィクターはフィールドに残っていた!よって優勝は、バン&リサタッグだ!!!』

バトルフリッカーコウの実況で、会場が歓声で湧き上がった。

「やったぜええええええ!!!!」
バンは飛び上がって歓喜した。
「やったね、バン!」
「ああ、リサのおかげだぜ!!」
二人は喜びを分かち合った。

一方の剛志とレイジ。
「……負けちゃったね、剛志」
しょぼんとするレイジ。
「ああ。じゃが、良いバトルじゃった」
「……そうだね!」
剛志とレイジはすぐに晴れやかな顔になった。
そして、歓喜するバンとリサのところへと歩み寄る。

「ワシらの完敗じゃ。見事なシュートじゃったぞ」
「お、おう!サンキュ!!」
「一つ聞かせてくれ。フレイムウェイバーの動きは、あのシュートをするための作戦か?」
「あ、あぁ、まぁな。正直、あのシュートは俺にとってもよく分かってないものだったからさ。だから、リサには悪いけど、試してみたくなった!
ハンマーギガ一機だけを飛ばしたんじゃ、勢いが止まらないから、二機一気に飛ばせば、止まるかなぁって。んで、ミラージュレイダーを直接狙うといなされるだろうから、ハンマーギガをミラージュレイダーにぶつけるようにしようって思ったんだ」
「なるほど、そこまで考えておったか」
「考えたの、ほとんど私だけど」
リサが不満そうな顔をする。
「あ、あはは……」
バンが頼んだのは、シュートを成功させるための陣形を作ってほしいってだけで、具体的な形はリサが考えたのだった。
「しかし、あの必殺シュートも、偶然から生まれた産物なんじゃだろう?仲間のフリックスを一機犠牲にしてまで、よくその戦術に賭けられたのぅ……」
その疑問には、リサが答えた。
「それは、バンを信じてたから」
リサはそれ以上は言わなかった。が、いう必要もなかった。
「……」
剛志は、一瞬面食らったが、すぐに笑い出す。
「がっはっは!なるほど、それが一番の勝因か!」
「剛志?」
「コンビネーションプレイじゃったら、ワシらの方が一日の長があるように思えたが、パートナーを信じ切る絆は、お前さんらも一流じゃったって事じゃ!!」
そういって、剛志はバンとリサの腕を掴み、天高々と上げる。
「きゃっ!」
「おわぁ!」

「さぁ、お前さんらがチャンピオンじゃ!!堂々とせぃ!!」
「お、おう!!」

「がっはっは!!最高に楽しいバトルじゃったぞ!!次に戦えるのが楽しみじゃな!!」
「こっちこそ!楽しかったぜ!!でも、次やるときも俺たちがダントツ一番だ!!」

「「がっはっはっはっは!!!」」
バンと剛志は、観客に見守られながら、高らかに笑いあった。

つづく

 次回予告

 

 

BGM:フリー音楽素材 Senses Circuit

 

炎のアタッカーユージンの競技玩具道場!フリックスの特別編

 

うっす、ユージンだ!

ついに!ついに剛志とレイジに勝利できたバンとリサ!しかし、そのバトルで覚醒したバンの力は未だ謎のまま……

ホビーアニメ主人公は必殺技を会得してからが強い!という法則にのっとり、ここからがバンにとっての快進撃の始まりになりそうだよね!

そんじゃ、今回はここまで!最後にこの言葉で締めくくろう!

本日の格言!

『僕達は常に未来へ突き進んでいる!』

 

この言葉を胸に、皆もキープオンファイティンッ!また次回!!

 

 

 

 




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