先日、無事に最終回を迎えたアニメベイブレードバースト
間違いなく個人的に今年度のアニメの中で一番楽しませてもらった作品でした
スタッフ&キャストの皆様どうもお疲れ様でした!
この作品は、ベイブレードアニメの中でも挑戦的な要素をいろいろといれていた意欲作で
往年のファンはその設定に驚かされたんじゃないでしょうか
そしてそれが良い方向にも、仇にもなったように感じました
正直、この作品の評価はとても難しい
良い所と悪い所の振れ幅が大きいのです……!
って事で、ちょっとストーリーを細かく分けて総評したいと思います
1.地区大会編 1話~15話
まず、このアニメが従来のベイアニメと違う点は
「シュート後の操作をしない(掛け声をかけたら偶然思い通りに動く程度)」
「必殺技はシュートフォームによってのみ繰り出される」
「持久力が比較的現実的」
「試合中の回転力復活が無い」
往年のベイアニメは上記とは正反対なので、ベイブレードを介した「格闘技」という感覚でしたが
こちらは「球技や投擲などのスポーツ」に近い感覚でバトルが描かれており
非常に現実的です
ここに真新しさと、リアリティを感じて高く評価する人は多いかと思います
が、それ故に「アニメにしてはバトルがワンパターン」になりがち……という問題点を割と早い段階から孕んでいました
それを回避するために「試合前の言い合い」を「心理戦」として扱ってしまったのは、賛否両論あるかと思います……
原作だとちょうどよかった尺が、アニメだと引き伸ばさなければいけないので
余計に、試合時間を長引かせられないリアル方式のベイバトルは30分アニメと相性が悪いもののようにも感じました
また、バルトのキャラ描写も原作と比べて若干の不信感がありましたが
しかし、この時点では「バルトは初心者なんだろう、だから仕方ない」という認識のおかげで低評価にはさほど繋がりませんでした
そしてこの段階では「不快感を覚えるほどの悪い子」がいない
というのは大きな長所でしたね
楽しい楽しくない以上に「不快感が無い」って結構大事
2.灼炎寺~敗者復活戦 16話~26話
大会では使われない特殊スタジアムの存在意義(せめて製品と同じ名前にしてあげろ)
あまり意味を感じないチームバトル(チームの意義が精神面だけって……!)
なんの伏線もない唐突な犬介のチーム脱退
敗者復活戦出場権関連の茶番(なんで出場権を各家庭に配らないんだよ
ダイナの微妙な不正
など、不穏な流れになってきたところで
バルトが実は初心者ではなくベテラン並みの経験期間を持っていたと言う事実が発覚
この設定のせいでバルトの評価が一気に落ちてしまいました……
・団体戦編 27話~39話
戦犯
確かに、展開を引き延ばさなきゃいけないのは分かる
けど、もっと他にやりようはあったんじゃないだろうか……?
特にこのジャンルは「原作は追い越すのが当たり前。アニメオリジナルこそ正史として楽しめるもの」という認識が強いので余計に……!
個人的に
「ベイの練習よりも選手宣誓の練習の方が大事」な所がほんとに理解に苦しんだ……
スポーツものとして描いてる割にキャラクターの意識が低すぎる……!
・大会本戦 40話~51話
ナオキの行動や扱いが謎すぎたのはありましたが
全体的に燃える試合が多く、団体戦編のうっぷんをこれでもかってくらいに晴らさせてもらいました
ザックの謎引退という競技玩具アニメ史上最悪なシーンさえなければ……!(どんな理由や解釈をしても、あれだけは絶対に許せない)
まぁでも、そこ以外は十分良作だったと思います!
・まとめると
「原作で面白かった対戦カードの試合回は、多少劣化してるものの十分面白かった」
「ストーリー上、絶対やって欲しくない事(世界滅亡の危機など)をやらなかったのは嬉しい」
「ただ、物足りなく感じたことも多数あった」
って感じですね!
第2期は第1期よりも更に面白い作品になっている事を期待して
楽しみに待っています!!