元々フリックスの実機は、僕がぴぃさんに製作依頼をした時に企画概要や各機体の大まかな設定を渡し、それを元に製作されたものなのですが
ぴぃさんがどのような拘りでドライブヴィクターや他の初期機体を製作したのか……その真実が今語られます!
・どうしてあのような形状になったのか
ヴィクター作るときに気にしたのは見た目と見た目に合った性能なんだけど、見た目の面はとても丸っこく見えてあまりかっこよくないかもしれないけど当時はとても考えてあの形にしてて、
「薄くならない」「単純な形状にしない」「壊れにくい」を重視しつつそれっぽい形にするようにしてました。薄かったり単純な形状(直線の集まり)だとどうしても私のなかではそれらしくないと思ってました(決して現存のをdisってるわけではないです)
・玩具展開するとしたら安全面はとても大事
今でこそトッキントッキンしたのが結構あるけど、あまり尖らせ過ぎると力が伝わらないのではないかとか激しくぶつかるから折れるのではとか弾いた先に人がいたら危ないのではってなってあの丸み
・今後のために、何をベースにしているかは悟られないように
あと、ケースを覆い隠すように作るようにもしてた。ユージンさんが今後なにかに使うにあたり、何をベースにしたかとかわからない方が都合が良さそうだからっていうのとか諸々の理由はあるけど一番はケースむき出しだと”らしくない”から(たぶん伝わらない)でした
この”らしくない”を説明することができないのが悲しいけど伝わる人には伝わる感覚のはずだからまぁよい
・元々初期のフリックス企画は『みんなで工作しよう!』と言う方針ではありませんでした
ユージンさんがかなり練った企画なのがわかっていたので、それに応じなくてはとよい意味での玩具らしさを当時の私が必死こいてあのサイズに詰めたのがヴィクターなのです
・一言でまとめると
「競技玩具に見えるように頑張りました」って事で一つ
これが、ドライブヴィクターに込められた想い……!
実際、初期フリックスでありもっともシュートして酷使されてる機体でありながら、今でも現役で使用できて、実戦的にも強いと言うのが凄いですね