今回は、弄ってて楽しい!変形機体の簡単な作り方について
・変形するメリットって何よ?
他の競技玩具でも変形機はありますが、そのほとんどが実戦で役に立つと言うよりも
かっこよさとか、ロマンのためのものです
が、フリックスにおいてはその限りではなく、変形ギミックは実践的で『強い』機能なのです
・変形機が強い理由その1『試合中何度も変形が出来る』
各ターン毎に手動ギミックを弄れるので、その場に応じて自分にとって都合のいい形態に出来る
リアルタイム系の競技だとどうしても手動ギミックは弄れないので、変形機能はほぼお飾りとなってしまうのですが
ターン制競技のフリックスにおいては試合中に何度も自由に変形が出来るので、戦術次第ではかなりの力を発揮します
・変形機が強い理由その2『面積を広げられる』
フリックスは規定サイズが決まっており、それ以上の面積を増やす事が出来ないのですが
規定サイズをクリアできる形態さえあれば、変形によってサイズオーバーしても良いのです
そして、面積が広くなればその分マインヒットも格段にやりやすくなります
もちろん、こちらの面積が広くなればマインヒットの反撃も喰らいやすくなるのですが
シュート軌道の面積と、静止時の面積では、当然シュート軌道の面積の方が広いので
反撃の喰らいやすさによるデメリットよりも、マインヒットしやすさ向上によるメリットの方が大きいのです
実際、変形機の代名詞であるブレイセイバーは、変形機能を駆使して第1回GFCでチャンピオンに輝きました
→
かっこよくて強い!それが変形機です
では早速簡単に変形機を作ってみよう!
・可動パーツの基本
さすがにいきなりブレイセイバーはハードルが高いので……今回はストームインベーダーをベースに解説します
と言っても、変形機の基本は、パーツとパーツをネジやリベットで一点止めして、その回転によって変形させるってだけなんですけどね
関節が多ければ多いほど複雑な変形が出来ます
ただ、リベットはともかく、ただネジで一点止めするだけだと変形させるたびにネジが緩みます
なので、『2点止めして、回転しないようにした板を噛ませる』のがポイント
ただネジ止めするだけだと緩んでしまうのは、ネジ頭やナットと干渉した部分が回転するからであって
ネジ頭やナットと干渉している部分が回転しないようにすればいいですよね
これなら、いくら変形パーツを動かしてもネジは緩みません
・可動したパーツを固定しよう
ただ可動させるだけじゃなく、可動して適切な形を作ったらそのまま固定させる必要があります
ストームインベーダーは、ネジをキツめにして渋くすることでその圧力で固定してます
が、それだけだとやっぱりシュートの衝撃でパーツがズレちゃうので、もう少し工夫がいります
例えば、フェニックスセイバーは変形したパーツ同士を磁石でくっつける事で
フェイトストライカーは、変形したパーツにピンを刺して固定してます
→
ちょっと分かりづらいですが、左の形態だと金色のパーツについていたピンが右の形態になると灰色の部分に差し込まれています
・あえて固定しない
フリックスのルール上、変形できるのはシュート前のみ。つまり、シュート後は変形した状態のままとなります
攻撃時は有利な形態も、防御時は不利になってしまう場合は多い
そこで、敢えて変形の関節を緩めにして、攻撃のショックで元の状態に閉じるようにするのもアリです
プロトルシフェルがそのコンセプトを目指して製作されました
→
ストレートシュートして羽が敵機にぶつかると、力に方向によって閉じる
関節の摩擦がシビアなのと、シュートテクも必要になるのでなかなか難易度は高め
・変形機はやっぱりロマン!
マインヒットにおいて有利な形状と言うのは無数に存在します
何故なら、自機、敵機、マイン、それぞれの位置によってマインヒットの特性が無数に変化するからです
つまり、どんな形態にしても他の機体よりも有利に立てる状況は必ずあると言う事なのです!
そしてなによりやっぱり変形は楽しいしかっこいい
役に立つ上にかっこいいのなら、挑戦しない手はないはず!
皆もぜひ、変形機体の製作にチャレンジしてみてください!!