立体コースを走るならお馴染みのペラタイヤ加工
ブレーキのようにマシンを減速させず、マスダンパーのようにマシンを重くする事なく、着地時の制動効果を高めてくれるので、是非とも備えておきたい加工ですが……
ただタイヤを削ればいいというものではなく、それなりの設備とそれなりの技術力を必要とし、なかなか難易度が高いです
中空タイヤを使った簡単なペラタイヤ加工もありますが……それとはまた違った方法を紹介
使うのはレストンスポンジタイヤ
そう、スポンジタイヤをペラ加工するのです!
普通のタイヤと比べて削りやすいので、誰でも簡単に加工ができます
ワークマシンにデザナを当てるだけでオーケー
僕も八幡スパイダーや
リバーシブルポリカーに採用してます
スポンジタイヤなら、通常ペラよりも更に軽量になるのでダッシュ力は抜群!
グリップ力も失わないので、凄まじい加速とトルクを発揮してくれます
が、いくらペラくしたところで所詮はスポンジ
やっぱり跳ねるのでは?……とお思いでしょう
はい、ただペラくしただけでは跳ねます
しかし、このペラスポンジは普通のペラタイヤとは違う工夫がされているのです
それは
通常ペラタイヤを作成する時は、よりタイヤを薄くするためにホイールの出っ張り部分を切り取るのですが
そこを敢えて切り取らずに、出っ張り部分ギリギリの薄さにします
これによって、普通のペラよりも多少厚いので千切れる心配がなくなります
そして、この出っ張りは着地時に効果を発揮
普通、着地する部分は硬ければ硬いほど跳ねにくくなります
正確には、変形しにくい素材であればあるほど跳ねなくなる
だからこそ、硬いタイヤを使ったり、変形しないようにタイヤをペラくするわけですが
ホイールの出っ張りを取らないペラスポンジタイヤの場合は
着地したと同時に、スポンジ部分がへっこみ、ホイール部分が地面と接触します
つまり、着地時はタイヤではなくホイールが接触し衝撃を吸収しているのです
これによってスポンジタイヤの弱点である跳ねやすさが一気に改善されます
モロにホイールにダメージが入るから、危険っちゃ危険ですが……そのリスクは普通のペラタイヤも背負っていることなので……
スポンジペラタイヤ、お勧めします!