鷹羽リョウの二代目マシン、ネオトライダガーZMC
このマシンの最大の特徴は
軽量で強度の高いZMC素材を使う事によって最高速重視マシンでありながら高い加速性能を両立し
空気を後方へ噴出し、更なる加速とダウンフォースを得るジェット効果が有名かと思いますが
もう一つ忘れてはいけないのが
フロントタイヤに取り付けられているホイールキャップ
これも非常に特徴的ですよね
しかし、何故ネオトライダガーにだけホイールキャップが装着されているのでしょうか?
単なるデザイン性の問題?
だったら他のマシンも付けていいのでは?
それに『カッコいいからそれで良い』はホビーアニメにおいてはロマンが無いのです
性能をこじ付けてこそロマンが生まれるのですから
ホイールキャップの性能的な効果はホイールの空気抵抗の軽減ですが
ネオトライダガーはフロントカウルが小さくてフロントタイヤの空気抵抗を少しでも減らすためにフロントだけに付けてるとか?
いや、だとしたら、フロントカウルがないエアロミニ四駆にホイールキャップをつけてないのはおかしい
特にライジングトリガーはネオトライダガーの後継機なのだから、同じようにホイールキャップを付けるべきでは?
……いろいろと考えた結果
もう一つ別の疑問も浮かびました
そもそも走行風をボディに受けた程度でジェット噴射するのは明らかに受けた風と出す風の量が変わってない!?
アニメに質量保存の法則なんて通用しないですが
あのプロトセイバーがエアブレーキで減速しながら大量に空気を吸い込んでようやく空気砲を発射出来てるのに対して
ネオトライダガーはただ走ってるだけで受けた風をジェット噴射してます
いくらボディ内部の構造が風をスムーズに後方へ送り出す形状をしていたとしても無理が……
!?
そこで一つの仮説を思いつきました
あのホイールキャップはジェット効果を生み出すために必要なパーツだったのでは!?
つまり、あのジェット効果は受けた走行風だけを噴出しているのではなく
フロントホイールの回転によって発生した風を推進力に変えているのではないでしょうか?
そして、それを横へ逃がさないようにするためにホイールキャップを付けて効率よくジェット効果を生み出していたと
それならば、ライジングトリガーにホイールキャップが採用されなかったのにも納得がいきます
ライジングトリガーはネオトライダガーと違って、シャーシのエアインテークによって走行風を大量に吸い込んで空力を発生させているので
ホイールキャップによって風を発生させる必要がなかったのでしょう
ただ、ホイールの回転でジェット効果を発生させる事で素早いダッシュ力を実現したネオトライダガーと違い
あくまで走行風で空力を発生させるライジングトリガーは加速性能が大幅にダウンしてしまったと