爆走兄弟レッツ&ゴー‼︎ 第4話「嵐の兄弟対決!爆走ダウンヒルレース!」

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 鷹羽兄弟 

目が覚めた二郎丸に烈と豪が「お前を助けようとしてくれた」事を教えて、返して来るように嗜めるの
しっかりとお兄ちゃんしてて良いんですよね
孤高で人付き合いは悪いけど、こう言う倫理観はちゃんとしてる良い子なのが分かる

鷹羽兄弟って、ゲームとかの影響で鷹羽山を所有しててそこに住んでるイメージが強いけど
烈豪の噂を聞くまでは各地の野宿できそうな場所を転々とキャンプしてたっぽいんだよね

挑戦状としてレースのチラシだけを渡して無言で去っていくの、クール過ぎる

二郎丸「レッツゴー兄弟は2台貰ってるのにオラ達兄弟は1台だけなんてズルイダス」
リョウ「俺達兄弟には、1番速いマシンが1台あれば十分だからだ」

ここは、言い方は不器用ながらも優しさからの方便なんだろうなと
二郎丸はまだミニ四駆本来の対象年齢じゃないからモニターとして相応しくない
でも事情を説明したところで幼い二郎丸は理解出来ないし納得出来ないだろうから、苦肉の策としてこう言う言い方になったのでは無いかと

だから、リョウはマシンを勝手に持ち出した二郎丸を咎めなかったし
危ない目にあったら即助けられるように陰で見守ってたんだろうなって

今回のリョウの行動はレーサーとしての絶対的な自信と弟への愛情の二つの要素で考えると分かりやすいのです

 佐上のおっちゃん登場! 

リョウが渡したチラシの大会「マウンテンダウンヒルレース」は佐上模型店も出店する大会と言う事で
店主である佐上保に詳細を聞きます

ルールは二人一組のセクションリレーレース
そして、ボディの変更はできるけどシャーシはそのままなので、前半と後半でセッティング変更を余儀なくされてしまうと言うもの

まだシャーシの選択肢がスーパー1しかなかったからこそのルールですね!

スピンコブラ以降、レツゴマシンのシャーシはどんどんマシン専用のワンオフものになるのでこんなルールはできませんw

 ジュンの女子としての解像度 

幼馴染の男の子達がやってる趣味に興味を示す女の子としての描写が完璧なんですよね!
まぁ、野球やってる時点で男の子に混じって何かやる事に抵抗あるキャラでは無いとは言え
メジャースポーツと比べてやや知名度で劣る男の子の趣味ってなるとやはりハードルは高いし
当の男の子達は女の子に対していちいち構ってられないので無碍にされてしまい、なんとなく悔しさを感じるって言うこの感情の流れがね
めっちゃ自然で良いですよね

保に「日曜日レース見に行くか?」
と聞かれて
「野球の練習だ……でも早朝練習だから終わってから行く!」

って会話もすごく良い!
脚本家のセンスを感じますよね
ジュンをレース観戦に連れて行く流れにしたいだけならこんな会話いらないですが
セリフっていうのはシナリオを動かすためだけのものじゃなく、キャラクターに命吹き込むためにあるんだなと言うのを改めて感じさせてくれます

 マウンテンダウンヒルレース前半戦 

何気にこれが初のオープンレーン!
やっぱりレーンなんていらんかったんや!!

二郎丸は衝撃の100秒ハンデ宣言
原作だと10分ですが、さすがに10分も待ってたらレースが終わってしまう!
って事で100秒に変更になったのでしょうが、それでも長いww

さて、この100秒ハンデにどんな意味があったのか?
絶対的自信による舐めプなのかなとも思われますが
どちらにしてもトライダガーは前半のテクニカルセクションでは遅れを取るでしょうし、そんな舐めプなんかせずともレース展開に変化はないはずです

普通にスタートするものの、テクニカルセクションで遅れをとってダントツのビリ
からの後半のストレートで巻き返す……別にこれでも問題なかったはず

では何故わざわざ舐めプを二郎丸に指示したのか?
全ては『二郎丸への愛情』が理由なんじゃないでしょうか?

幼いが故に土屋博士のモニターに選ばれずに悔しがる二郎丸へ
『ミニ四駆を経験させてあげたい』という想いがリョウの中にあったのだと思います
そもそもこのマウンテンダウンヒルレースを星馬兄弟との勝負の場に選んだのも

『二郎丸をレースに出場させてあげつつ、兄弟として勝利することが出来る』というルールだからだと思われます
とは言え、兄として弟を危ない目に合わせたくもない
なので、スタート直後の混戦して危ない状態を避けるために100秒ハンデを与えてスタートを遅らせるように指示したのでしょう
敢えてローラーをフロント二つだけにしてコーナーで減速するようにしたのも、危険なダウンヒルでスピードが出過ぎないように徹底した結果ではないかと(ダウンフォースがあるので減速はしてもコースアウトはしない)

もちろん、そんな事をしながらも絶対に勝てると言う自信も併せ持っているからこその作戦でしょう

 コーナリングの貴公子 

烈の二つ名がここで初登場!
独走状態とは言え、ソニックのコーナー対策の内容が土屋博士によって細かく解説されていくのが楽しいですね

そして、そんな烈の走りにどんどんのめり込んでいくジュンの反応もいい感じです

そして、豪がピット作業する時の発言で
『薄いタイヤと重いローラーでマシンを低重心化していた』と、土屋博士の解説を補足するようになってるのも上手いんですよね

 後半戦 

土屋「豪くんのマグナムセイバーにはダウンフォースがまるでかかっていないんだ!」

ダウンフォースキタ!!!
ここからレツゴのダウンフォース厨伝説が始まりますw

まぁ、普通に考えると高速マシンを作るならダウンフォースを犠牲にして空気抵抗減らすのが基本ですからね

しかし、トライダガーXはそれとは再反対のアプローチ
スタートを犠牲にして駆動系を徹底的に高速仕様にチューンナップ
そのパワーを最大限発揮するためにボディ形状は直進性とダウンフォースを稼ぐ設計になっています

豪はまだ駆動系をチューンするほどの技術力はないでしょうから
重さと空気抵抗を減らしてスピードを出そうとするマグナムに対して
内部のパワーを上げてそれを無駄なく活かそうとするトライダガー
このアプローチの違いが面白く
そして、実際のスピードは駆動系のパワーが高い方が強い!

って事でマグナムよりもトライダガーの方が一歩上の高速性能を発揮します
主人公がライバルに得意分野で遅れを取ってしまう……絶望ながらも熱い展開です!

にしても、あのスタートの遅さは極端だけどな!!
絶対市販のギア比じゃないぞ……!

レースの後半は更に急角度になったスーパーダウンヒル
それすらも飛び出さないトライダガーの脅威のダウンフォース

それに対してマグナムは逆に空中をカッ飛ぶ事で逆転勝利!

……なんで?
ちょっとここなんで逆転出来たのか疑問なんですが

多分、最後のダウンヒルは角度が急すぎてまともに地面に沿って走っちゃうと逆に走行距離が長くなるから
ジャンプして放物線を描いた方が結果としてショートカットになったとかかな?
マグナムは軽いから高いとこから落ちてもそこまで着地ダメージを受けなかったのも納得できるし

土屋博士の「まるで飛びながら走っている」
もこのレース結果の伏線になってたのでしょう

しかし、レースで勝ったとは言えそれはハンデをもらった上での勝利
当然豪は納得出来るはずもなく……

ここから、豪のリョウに対するライバル意識
そしてリョウの無冠の帝王伝説が始まりますw

そう言えば、第5話の予告だけ最後の定型文が
「絶対に見てくれよな!レッツ&ゴー‼︎」
になってます
まだいろいろと固まってない時期だったんだなってのを感じますねw

あと、お馴染みの「ミニ四駆は安全な場所で遊びましょう」と言う注意書きもここから

4話までは大会コースや自作とは言えミニ四駆を走らせるための場所で走らせていたけど、第5話は明らかにミニ四駆走らせちゃダメな場所なのでここから注意書きが追加されたのでしょう

 

今までも安全ではなかったけどな

 

 

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