爆走兄弟レッツ&ゴー‼︎第1話第一声の二文字に込められた脚本の妙

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爆走兄弟レッツ&ゴーアニメ無印第1話にて、ストーリー上で最初にセリフを発したのは誰のどんなセリフか覚えていますか?

そう、主人公である星馬烈の『よし!』でしたね(OP時のタイトルコールや番組冒頭のファイターのナレーションは省きます)

たった二文字の短いセリフですが、個人的にこの中には物凄い情報量が隠されていると感じざるを得ません

 

・『よし』の中に詰め込まれている烈のキャラクター

何故烈はあのタイミングで『よし』と言ったのか
それは、マシンの調整が終わり、ボディキャッチをロックした事の確認のためです

何故そんなことをしていたか?
それは、直後に控えるレースに出走するためです

そう、この事から烈はレース直前まで綿密にマシンを調整するような真面目で几帳面なキャラクターだという事がこの二文字だけである程度視聴者に伝わるのです

 

・主人公の片割れ、豪との棲み分け

それに対してもう一人の主人公である豪の第一声は
『烈兄貴!今日は絶対俺が勝つからな!』
と、マシン調整したばかりの烈の耳元で叫びます

烈とは対照的に、マシンを仕上げる事よりも勝負に拘っているキャラクターだという事が伝わりますね

烈も豪も互いにライバルとして兄弟喧嘩が絶えないというのがこの作品の見所ですが
烈はあくまで豪から喧嘩を売られたら買うというスタンスで、それよりもしっかりとマシンを仕上げる事を優先していたと言う事も分かります

このキャラクター性の違いは後の第6話で豪の欠点として顕著に現れるのですが
第1話第一声で既にここまで伏線が張られていたと言うのは見事と言うほかありません

 

・烈のセリフを最初に持って来る事で見えて来る作品のコンセプト

ぶっちゃけると、烈と豪、どちらの方が主人公っぽいか?と言われれば
烈ファンには申し訳ないですが、多くの方が『豪』だと答えると思います
烈よりも豪の方が、性格、レーススタイル、ともにストーリー映えするものですし
ソニックよりもマグナムの方が商品番号が先な事からも明らかです

となれば、記念すべきストーリー第一声は烈ではなく豪に譲りそうなものですが
何故烈だったのか……

爆走兄弟レッツ&ゴー!!のコンセプトはキャラクター達のドラマを通じてミニ四駆の魅力を伝えるものです
そのミニ四駆の魅力は
『子供達が自分でマシンを作って育てる』
なんですよね

『レースして勝つ事』ももちろん魅力ですが、他のレーストイにないミニ四駆独自の魅力は前者でしょう

つまり、『レースして勝つ事』が最優先の豪よりも
『マシンをしっかり仕上げる事』を最優先にする烈こそが作品第一声を担当するに相応しかったのです

ちなみにこれはアニオリで
原作だと冒頭でいきなりレースが始まり、その中で一際目立つ兄弟がいる……と言う形でのデビューでした

もちろん原作版も物語の始まり方として非常にワクワクするものですが

『よし』のたった二文字に主人公二人のキャラクター性と番組コンセプトを凝縮し、視聴者へ伝えるあの手腕は畏敬の念を送らざるを得ません……

 

 

CM

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