これは、ウチの母が体験した実話です。
去年の夏ごろ、母と母の友達が四国へ旅行に行った時の話でした。
母達は、とあるカプセルホテルの7階の部屋に泊まったそうなのですが
夜、1階にある温泉に入って、自室に戻るためにエレベーターに乗りました
この時、母達以外に人は乗っておらず、母達はエレベーターの奥にいたそうです。
エレベーターのボタンは7階が押されていた状態なので、外でエレベーター待ちしていなければ7階まで直で行くはずでした。
しかし、エレベーターは3階についた時に停止し、扉が開いたそうです。
扉の先には誰もいません。
不審に思い、母が扉から身を乗り出して外を確認したそうなのですが、外には誰も見当たらなかったそうです。
「子供がいたずらでボタンを押して逃げたか、もしくはエレベーターの到着が遅くて諦めたかのどちらかだろう」
と、思った時、背後で母の友達から
「あれ?ボタン押したの?」
と、声が聞こえました。
見ると、全く触れてもいないのに、5階のボタンが点灯していました。
もちろん母はボタンには触れていないし、母の友達もエレベーターの奥から動いていません。
その後は特に異変もなく、エレベーターは押されたボタン通りの階にのみ停止し、母達は何事もなく自室に戻れたそうなのですが……
3階から5階までの間、母達は『見えない何か』と同乗していたのかもしれません……
母の友達は、子供を産むまで霊感が強かったらしく(最近はめっきり見なくなったそうですが、僕にもよく霊体験を聞かせてくれたりしました)
今回の件は特に何も感じなかったみたいなんですが
5階でエレベーターの扉が開いた時、小声で『ばいばーい』と言って扉の先に向かって手を振ってたそうですw