弾突バトル!フリックス・アレイ 第18話

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第18話「秘められた力を求めて!」
 
 
 
 
 タッグバトル大会の翌日。
 登校したバンは、さっそくクラスの皆に取り囲まれての人気者状態だった。
「おわぁ!なんだよお前ら!?」
 思わずのけぞるバンだが、クラスメイト達は構わずにバンに迫った。
「テレビで見たぜ、段田!!」
「すげぇな!優勝しちゃうなんてよ!!」
 
「えへへ、まぁね~!」
 迫られるのは物理的に辛いが、こういう迫られ方は悪い気がしない。
 クラスメイト達の賛辞を受けてバンは、後頭部を掻いた。
「ただの優勝じゃねぇもんな!ディフェンディングチャンピオンに勝っての優勝だもんな!」
「ハンマーギガにミラージュレイダー、どっちもむちゃくちゃ強そうだったのに!!」
「まっ、実力だよ実力!なっはっは!」
 次々と送られる賛辞に、バンの鼻も高々だ。
「最後に勝負を決めたシュート、あれっていったいなんなんだ!?」
「そうだよ、どうやってあんなシュート打つんだよ!」
「え……」
 あのシュートの話を出されると、バンの表情が変わった。戸惑い交じりの表情だ。
「今度俺達にも教えてくれよな!」
「あ、あぁ、今度な!」
 バンは、適当に茶を濁しつつも、あのシュートの話題を逸らした。
「……」
 正直言って、ハンマーギガを倒せたあのシュートの正体はいまだにわかっていない。
 偶然の産物なのだ。
 剛志とレイジに勝てたのは嬉しいが、それ以上にバンはあのシュートが気になっていた。
 あれを完全に自分のものにしない限り、それは剛志とレイジに勝ったとは言えないのではないのか?
 そんな思いにもとらわれていたのだ。
 
 今日一日、そのことばかり考えて、授業なんてまるで頭に入らなかった。
 まぁ、いつも頭に入ってないんだけどね。
 
 そして、放課後。
「おーい、バン!今日も家帰ったら公園行くだろ?」
 オサムとマナブがバンを誘いにやってきた。
「ああもちろん!リサも連れてくよ!!」
 と言うわけでバンは家に帰り、リサを連れて公園へと向かった。
 
 公園で、いつものように四人でフリックスバトルをする。
「うりゃ、いけっ!」
 オサムのシュート。
 普通にフィールドの真ん中につける。
「いけぇ!」
 マナブのシュート。
 フィールドの真ん中につけたオサムのプロトアレイにアタックするものの、そこそこしか弾けない。
 
「フレイムウェイバー!」
 リサのシュート。
 オサムとマナブのフリックスの間をすり抜けて、フィールドの中央で二機の間につけた。
 これで、次のターン、二人のうちどちらかに攻撃されても、どっちかがクッションになって弾き飛ばされない。うまい位置取りだ。
「さ、次はバンのターンだぞ」
 オサムが促す。が、バンは一人考え事をしていた。
(う~ん、あのシュート、日ごろから好きなタイミングで使えないとダメだよなぁ。決勝ではたまたま上手く行ったけど、まだどうやって発動するか分からないしなぁ)
「バン!」
 いつまでたってもシュートしないバンにオサムはしびれを切らした。
「あぁ、わり!」
 バンはあわててドライブヴィクターをセットした。
(えっと、あの時はものすごい気合い入れてたから、今も!)
 バンは思いっきり息を吸い込んで、そして叫んだ。
「うおおおおおおおおおおお!!!!!!」
 別に単に気合いを入れたから発動できたわけではないのだろうが、それでもこれしか分かっている事がないので、これをするしかないのだ。
「なっ、ちょバン!?」
「トチ狂ったか!?」
 たかだか公園の草バトルでそんな異常な気合いを入れられたものだから、オサムとマナブはあわててしまう。
「いっけえええええええええ!!!」
 バンはそんなことを気にもせずに、渾身の気合いでドライブヴィクターをシュートする……のだが。
 
 スカッ!
 バンの指は見事に空振りしてしまい、ドライブヴィクターはわずかに動いただけだった。
「あらっ?」
 どうやら、力み過ぎたようだ。
「ぷっ、ぎゃーっはっはっは!なんだよ、見かけ倒しもいいとこじゃないか!!」
「バン、何そんな力んでるんだい?」
「う、うっせ!次はお前らのターンだろ!さっさと撃て!」
「はっはっは!……へいへい」
 オサムは腹筋を抑えつつも、シュートする。
 バシュッ!
 
 マナブもシュートする。
 バシュッ!
 
 リサもシュートして、ようやくバンのターンだ。
「やっと、俺のターンだ。よしっ!」
 再び、バンは大きく深呼吸して叫びだす。
「うおおおおおおおおお!!!」
「またかよ……」
「うるさいなぁ……」
 オサムとマナブは露骨に耳を塞いだ。
「いっけええええええ!!!!!」
 渾身のシュート!
 今度は見事成功!ドライブヴィクターは凄い勢いでブッ飛んでいく!
「成功か!?」
 が、凄い勢いではあるが、あの時の常識はずれのパワーには程遠い。
「……」
 しかも、狙いが全くそれていたため、ドライブヴィクターはあっさり場外してしまった。
「はい、ドライブヴィクター場外」
「だっせー、自滅かよ!!」
「え……俺、もう終わり?」
「うん」
「がーーん……!」
 バンはショボーンとしながらドライブヴィクターを拾い、フィールドから少し離れて見学する事になった。
 
「いっけー!フレイムウェイバー!!」
「負けるな!プロトアレイ!!」
 バンの離れたフィールドでは、三人が楽しそうにバトルしているのが見える。
「……」
 バンはその様子をつまらなそうに眺めていた。
(みんなでバトルするのは、楽しいけど。でも、今の俺にとっては、あのシュートの事の方が……)
 今のバンは、あのシュートの事で頭がいっぱいで、とにかくあのシュートを会得したかった。
(やっぱ、しばらく一人で練習した方がいいかなぁ)
 複数人でバトルする場合、どうしても自分のターンが来るまでに時間がかかって、シュートできる回数が減ってしまう。
 単にシュートの練習がしたいのであれば、実戦練習するよりも一人で黙々とやった方が効率が良いだろう。
 
 そして、次の日の放課後。
「バン!今日も公園行こうぜ!」
「リサちゃんも一緒にね」
 オサムとマナブがいつものようにバンを誘いに来た。
「いや、ごめん。俺ちょっとやりたい事があるんだ」
「やりたい事?」
「ああ。秘密の特訓」
「秘密の特訓って……」
 怪訝な顔をする二人を置いて、バンは歩き出した。
「って事だから、俺先帰るわ!」
 
 帰路につき、家にたどり着いたバン。
 玄関を開けてリビングに入ると、リサが迎えてくれた。
「あ、おかえりバン」
「ああ、ただいま」
 軽く挨拶を交わし、バンは鞄を置いた。
「ねぇ、今日も公園に行くの?」
 リサは楽しそうな、期待するような声で聞いてきた。
「いや、今日はちょっと、俺一人で特訓したいんだ」
「え?」
「リサも見ただろ?タッグバトル大会決勝でのあのシュート」
「う、うん……」
「まだ、どうしてできたのか、どうやったら出来るのかは分からない。でも、俺とドライブヴィクターは間違いなくあの力が使えるんだ!だから、意識して使えるようになりたいんだ!」
「そっか……」
 リサはさみしげな表情のままだったが、納得はしてくれたようだ。
 バンは、リサを置いて家を出た。
 
 そして、小学校の校庭に向かった。
 校庭の端には、人工林がある人呼んで『冒険の森』だ。
 バンはそこに生えている一本の太い木の前に、簡易テーブルを置いた。
「これで、よし!」
 そして、テーブルの上にドライブヴィクターを置いて、大木を狙う構えを取った。
「いっくぜぇぇぇ!!!」
 
 バシュッ!!!
 バンは大木に向かってドライブヴィクターをシュートした。
 
 バゴオオオオオン!!!
 ドライブヴィクターのシュートを受け、大木は大きく振動した。
 すさまじい威力だ。しかし……。
「ダメだ!剛志とハンマーギガは、大木をなぎ倒したんだ。その剛志を倒したシュートなんだから、このくらい倒せなきゃ話にならない!」
 再び、バンはドライブヴィクターをテーブルにセットして構える。
「うおおおおおおお!!!!」
 
 バゴオオオオオン!!!
 再び木にすさまじい衝撃が走るが、倒れるまでにはいたらなかった。
「まだまだ!!!」
 バンの特訓は続いた。
 
 それから、毎日。
 バンは放課後になると、オサムやマナブ達の誘いを断り、リサを家に置いて、シュート練習に明け暮れた。
「うおおおお!!!」
 
 バゴオオオオオン!!!
 
「いっけええええええ!!!!」
 
 バゴオオオオオン!!!!!
 
 日々の特訓でシュート力は上がってるものの、あのシュートにはたどり着けない。
「はぁ……はぁ……くそっ!でも、諦めねぇぞ!!」
 ボロボロになりながらも、バンは特訓を続けるのだった。
 
 数日後。
 リサはずっと家に取り残され、テレビを眺めるだけの退屈な時間を過ごしていた。
「……退屈」
 テレビでは、大して面白くもないバラエティ番組が映されている。
  
 その時、玄関が開く音がした。
 バンが学校から帰ってきたのだ。
「ただいま~」
「おかえり、バン」
 バンは、鞄を置いて、すぐに外に出ようとする。
「今日も一人で特訓?」
「ああ!あともうちょっとなんだけど、もうちょっとなんだよなぁ~!」
 手ごたえはつかみつつはあるが、まだまだのようだ。
「……そっか」
「って事だから、悪いな。留守番よろしく」
 言って、バンは外に飛び出していった。
 またも取り残されたリサは、不満げに口をとがらせた。
「……夢中になるとすぐ一人で勝手に動くんだから」
 それがバンの良いところでもあるのだが、振り回される方はたまったものじゃない。
 特にリサは、バンの行動次第で自分の行動が制限されてしまうのだ。不満に思うのも無理はない。
 リサはため息をつくとテレビに目を移した。
 
 テレビでは、派手な格好をした女の子がキャピキャピした声で何か喋っていた。
 
『今日は、つれない彼に振り向いてもらう方法を皆に伝授しちゃうぞっ☆』
 
「……」
 なんとなく、リサはその内容に興味を惹かれた。
 
 その頃、遠山フリッカーズスクール。
 地下に設置された闘技場では、無数のフリッカーたちがあふれかえっていた。
 そのフリッカーたちは、皆、ただ一人の少年に対して鋭い視線を送っている。
 その視線を一身に浴びているのは……。
 
「けっ、くだらねぇぜ」
 ザキだった。ザキは無数のフリッカーたちの敵対する視線にも臆さず、舌打ちした。
 
『それでは、テストを始めるぞ、ザキ!準備は良いな!!』
 天井にマイクから段治郎の声が響いた。
「ああ、とっとと始めてくれ」
 ザキが乱暴に返事をする。
『では、テストスタートじゃ!』
 段治郎が言うと、ザキの前に立つ無数のフリッカーたちが一斉にフリックスを構えた。
 
「うおおおおお!!!」
「いっけぇ!!」
「おりゃあああああ!!!!」
 
 それぞれのフリッカーが思い思いの方法でザキに向かってフリックスをシュートする。
 無数のフリックスがザキに襲いかかってきた!
 
 が、ザキは全く動じていない。
「けっ、そんだけ集まってこの程度か……シェイドスピナー!!」
 無数のフリックスがザキにぶつかろうとした瞬間、ザキの目がカッと見開き、瞬時にシェイドスピナーを構え、シュートした。
 
 ギュワアアアアアアア、バーーーーーーン!!!!
 シェイドスピナーは猛回転しながら無数のフリックス達に突っ込んでいき、そして、全て弾き飛ばしてしまった。
 
「「「「うわああああああああああ!!!!!」」」」
 その衝撃波により、フリックスをシュートしたフリッカー達も吹っ飛び、倒れる。
 ザキは、その死屍累々をくだらなそうに見下した。
「ちっ、手ごたえのねぇ」
 
『テスト終了じゃ。相変わらず見事じゃぞ、ザキ』
 
「どうでもいいけどな。いつまでこんなザコどもの相手をさせるつもりだぁ!?」
 
『まぁ、そういうな。今日相手をしたフリッカーたちは、このスクールでも上位の成績を……」
 
「成績なんざどうでもいいんだよ!けっ、これならあの騒がしいガキと戦ってた方がまだマシだ……」
 
『ふぉっふぉっふぉ。そう焦るでない。お前に相応しい舞台は、着々と準備中じゃ。その時が来るまで、しばし待て』
 
「ちっ、期待しねぇで待ってるよ」
 
 校長室。
 段次郎は、地下闘技場との通信を一旦切り、ため息をついた。
「ふぅ、実験は成功なようじゃが、跳ねっ返りなのが玉に傷じゃな」
「申し訳ございません。ザキにはあとで言って聞かせます」
 段次郎の前には、伊江羅博士が立っていた。
「まぁよい。大事なのは力じゃ。どのみち、全てワシの手の中じゃからのう、ふぉっふぉっふぉっふぉ!」
 
 一方のバンは……。
「うおおおおぉおお!!!!」
 大木相手にまだ特訓をしていた。
「はぁ……はぁ……!もう少しで掴めそうだぜ……!!」
 大きく深呼吸し、気合いを込める。
「うおおおおおおおおおおお!!!!!」
 バンの体が前のめりになって、腹がテーブルにぶつかる。
「んっ?」
 バンは、そのことに気づいて、一旦シュートの構えを解いた。
「今の……そういや、あの決勝の時も……」
 前のめりになっていた。
 そして、腹がフィールドに当たっていた感触も、なんとなく思い出した。
「もしかして、この姿勢が大事だったのか……?」
 バンは、気合いを込めるよりも、前のめりになったこの姿勢を意識してみた。
 フリックスを構えたままの状態で前のめりになると、構えた腕がかなり窮屈になる。
「い、っくぜぇぇぇ!!!」
 その状態で思いっきり、撃ってみた。
 
 ズギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
 ドライブヴィクターが、空気を切り裂き、凄まじい勢いでブッ飛んでいった。
 
 バゴオオオオオオオオオン!!!!!
 そして、目の前にあった大木を、なぎ倒してしまった。
「こ、これだ……!このシュートだ!!出来たっ!出来たぞおおおおおおお!!!!」
 ついに、バンはあのシュートを身に着けたのだった。
 
 特訓も成功し、バンは意気揚々と帰路についた。
「たっだいま~!!」
 発する声も浮き足立っている。
「って、ぎょっ!?」
 が、目の前にある光景を見て、バンの表情は凍りついた。
「……おかえりなさいませ、ご主人様」
 目の前には、フリフリのメイド服を着たリサが、うやうやしく頭を下げていた。
「…………はぁ?」
 バンは、頬を抓ってみた。
 痛かった。
「よかった、夢じゃない」
 夢だったらさっきの特訓もなかった事になっていた所だったからな、よかった。
「って、いや、よかったけど、よくない!リサ!なんだその恰好は!!ここはファミリーレストランか!?」
 バンにとって、メイド服はウェイトレスさんの恰好と大差なく見えるらしい。
「え、いや、メイド……」
「毎度?レストランじゃなくて、出前なのか?」
 ……。
「じゃなくて、テレビで、やってたから」
「何を?」
「振り向かせる方法」
「?」
 バンは、後ろを振り向いてみた。
「何もないぞ?」
「そうだね」
 二人の間に、変な沈黙が流れた。
(あれ?間違ってたかな……?えっと、次はどうするんだっけ?)
 リサは、記憶を掘り返して、次の段取りを考えた。
「まぁいいや。あ~、つっかれた~っと」
 リサが考えている間に、バンは気を取り直して、リビングに入っていった。
「あ。待って!」
 リサは慌てて後を追う。
 
「え、えっと、バン!」
「ん?」
 キッチンで、冷蔵庫から牛乳を取り出したバンに、リサが声をかける。
「さ、先にお風呂食べますか?それとも、お食事を入りますか!?」
「……とりあえず、牛乳飲みたい」
 バンは、手に持った牛乳に視線を移す。
「じゃ、じゃあ私がつぐね!」
 リサが慌ててバンの手にある牛乳パックに手を伸ばす。
「ちょっ!」
 慌てて突っ込んできたため、バンは手を滑らせ、リサはバンを押し倒す形になってしまった。
「「うわあああ!!」」
 そのうえ、上から牛乳が降ってきて、二人ともビシャビシャの牛乳まみれになってしまった。
「うぅ……」
「あぁ、も、勿体ねぇ……俺の牛乳が……」
 牛乳が大好きなバンは、涙目になった。
「ごめん、なさい」
 バンの上にのしかかったリサは、シュンと項垂れて謝った。
「いや、別にいいけどさ。一体何があったんだよ?」
「テレビで、言ってたから」
「牛乳溢せって?」
 バンは、床に零れている牛乳たまりを見ながら言った。
「そうじゃなくて、えっと……バン、最近ずっと一人で特訓ばっかりしてて、私何もできなかったから……」
「あっ!」
 そうだ。リサは匿っているという名目上、バンと共にしか行動できないのだ。必殺技に夢中になってうっかりしていた。こいつは本当にそういうところが抜けている。
「だから、気づいて欲しくて……」
 少しでも気を惹くためにやったのだろう。テレビのアドバイスは間違いだらけだったのだろうが、リサなりに必死だったのだ。
「そっか、ごめん。俺、また自分の事に夢中になりすぎてて……」
 バンは、素直に自分の非を認めて謝った。
「ううん。私が、いつもバンに守ってもらってるのに、ワガママ言っちゃ、いけないんだよね……」
「バカ!そんな事ねぇよ!俺がリサを匿ってんのは、リサとバトルがしたいからなんだ!リサに退屈な思いさせたいわけじゃねぇ!!」
「バン……」
 と、その時だった。
「たっだいま~!お~い、バーン今帰ったぞ~!」
 玄関から父ちゃんの声が聞こえてきた。
 ドスンドスンと父ちゃんの足音が近づいてくる。
「げっ」
 危機感を覚えるバンだが、もう遅い。
「バン~、今日の晩飯は豪勢に刺身だぞ~!って……」
 父ちゃんがリビングに入って、真っ先に目についた光景。
 それは、白濁の液体に塗れ、床に重なって倒れているリサとバンだった。
 
「お、おかえり、父ちゃん……」
 床に牛乳を溢したことで怒られるのを覚悟し、バンは平静を装って挨拶した。
 が、やはり父ちゃんの目の色が怒りに変わっていく。
「なにやっとんじゃおのれらはああああああああ!!!!!」
 
 
 その後、バンとリサは小一時間ほど父ちゃんに尋問を受ける羽目になってしまった。
 たかだか、牛乳を溢した程度でオーバーな気がしたが、その理由はバンとリサには分からなかったそうな。
 
 
 
 
 
      つづく
 
 次回予告
 

 


BGM:フリー音楽素材 Senses Circuit


炎のアタッカーユージンの競技玩具道場!フリックスの特別編


うっす、ユージンだ!

猛特訓の末、ついにバン君は必殺シュートのやり方を身に着けたみたいだね!

次回はついに、完璧に身に着けた必殺シュートをさく裂させるぞ!!

これは、見逃せないぃ!!


それじゃ、今回はここまで!最後にこの言葉で締めくくろう!

本日の格言!

『必勝法はただ一つ!特訓あるのみ!!』


この言葉を胸に、皆もキープオンファイティンッ!また次回!!



 

 




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