オープンミニ四駆講座 その1

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僕の脳内でマイブームな大流行をしているミニ四駆の走行形式『オープン走行』


僕の知り合いの中で競技人口が増えつつあるので、ちょっとオープンミニ四駆について講釈を垂れたくなりました



1.そもそも『オープン走行』とは何なのか?


レース用のミニ四駆は、通常レーンをフェンスで隔てられた専用のコースに沿って走ります

コーナリングも壁に接触しているため、その摩擦を軽減するために左右にローラーを設置する事で減速を防いでいるのは基本中の基本ですね

それゆえ、ミニ四駆は別名『フェンスカー』とも言われています(これとは別に、レギュレーション無制限のミニ四駆として『フェンスカー』と言う競技が存在します)

レーン分けされているため、他者のマシンと接触する事なく、マシンの操作も出来ないので

ミニ四駆は他人と競走しているものの、殆ど一人競技と言う性質を持っています


それに対して『オープン走行』は、『レーンで隔たれてない状態で走らせる方式』です

レーンを取っ払ったコースを走らせたり、コース以外の場所を走らせる事が該当します


『オフロード走行』と言う風に呼ばれたりもしますが

オフロードとは本来、舗装されていない路面を指しますので

走らせる場所がアスファルトなどで舗装されている場合は、屋外であってもオンロード走行と言えます


初期のミニ四駆は屋外の舗装されていない道を走らせることを想定としたオフロードマシンだったので

屋外で走る=オフロード と言う認識が広がったのでしょう


2.オープン走行のやり方


レーンを取っ払っただけのコースを走らせるのであれば、そのまま走らせてもローラーを壁と接触させて走らせる事が出来ますが


コース幅が広かったり、端に壁が無い場合は、何らかの方法でマシンを操舵しなければなりません


操舵するための手段としては大きく三つの方法があります


・ラジコン改造する


シャーシにラジコンユニットを搭載して、遠隔操作する方法


 長所


完全に非接触なので、俯瞰からの操作ができる


思わぬ暴走の心配が薄い


停止やバック等、本来ミニ四駆では出来ない動きが可能


 短所


改造の手間や資金がかかる


ステアリングを作る時、ユニバジョイントが無いと四駆に出来ない


停止やバック等の動きはミニ四駆に相応しくない


そもそも最初からラジコン使えばいい(ロマン以外でわざわざミニ四駆をラジコン化するメリットが無い)


 総評


下記二つの方法と違って、マシンを追いかける必要がないので、小さいコースを走らせる時は有効

でも、ミニ四駆サイズのラジコンは結構あるので、そっち使った方が早い


・有線操舵する


紐等をマシンに結わいつけて、それを手に持って操作する


 長所


用意が楽で嵩張らない


マシンが暴走してもすぐ回収できる


操作が簡単


 短所


簡単すぎる操作性ゆえ、マシンの性能やレーサーの能力が反映されづらい


紐が絡まるので他者との接触ができず、競走には不向き


 総評


安全で簡単に操作できるので、とりあえずミニ四駆で踏破したい時に有効

旅行先で観光地を走らせたいときに重宝



・ガイドスティックを使用する


板の付いたスティックを持ち、走行中のマシンに板を接触させる事で操舵する方法


 長所


板とローラーを接触させるので、通常のレーン走行と同様にローラーセッティングの違いに影響が出る


レーサーの体力も走りに影響。運動性が高い


マシンとレーサーが常に接触しているわけではないので、他者と絡む事ができる


 短所


ガイドスティックは持ち運びに嵩張る


上手く制御できないとマシンの暴走の危険度が高い


レーサーの走力によってマシンのトップスピードが制限されてしまう


 総評


運動性が高く、マシン性能やレーサーの能力が如実に走りに影響し、他者との絡みも大きいので、最もレースに向いている方式

ダッシュ四駆郎でも採用されており、現在ユージンの中でもこちらが主流

マシンの挙動的に、レツゴも透明なガイドスティック的な何かで操作してたんじゃないか説が密かに浮上

単純なコーナリングだけでなく、左右スライドやドリフトも可能なので、慣れればレツゴ的な動きでマシンを走らせられます




そんな感じで

今のユージンの中での主流はガイドスティック方式なので、今後はオープン走行=ガイドスティック方式 と言う前提で語っていきます




その2につづく



 

 




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