ベイブレードバースト神(ゴッド)への期待と不安

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大好評放送中のベイブレードバースト神
全体的に緩い日常的な描写の多かった第1期と比べて

バルトのダブルスタンダードやクミチョーの甘い部分を的確に指摘し
チーム内で圧倒的な存在感を出しながらも、自由奔放で周りを振り回す世界チャンピオン、フリー

シュウは別チームにスカウトされ
ワキヤも独自でチームを買い取り
かつてのチームメイトが別チームとして立ちはだかる展開
 
無所属のブレーダーからレアルサンバット、そしてBCソルへと転々と所属を変えるシスコ
 
プライド故に、降格された事を機にチームを辞めてしまったジャンゴ
そしてその事で、広がるチーム内の不穏な空気……
 
 
これだけ見るととても面白そうな要素です
物語を面白くするためには
ある程度のトラブルやいざこざ、不安感や緊張感などの、適度なネガティブ要素は不可欠
 
これらのネガティブ要素いかにして昇華し、カタルシスを得られるかが物語の評価を左右します
そういう意味で、とても楽しみです
 
 
しかし、一つ不安が
今後の描き方以前に、基本的にキャラのバックボーンがしっかりしてないので
これらのトラブルやいざこざが起こっても
「今後どう解決するのか楽しみだ」よりも「この程度でいざこざするってこいつら相当ダメな奴らじゃね?」っていう風にも捉えられちゃうんですよね
 
例えば
BCソルを辞めちゃったジャンゴですが
 
いくらトップチームとは言え、チーム内トップと言うわけではない
そして、「BCソルはフリーのワンマンチーム」とハッキリ言われてると言う事は遠回しに「戦力外通告」されてるも同じ
にも拘わらず、トップチームと言う肩書にすがり

ちょっと負けて降格されたら
「自分を必要としてくれるチームに行く」と逃げるように退団

弱いくせにプライド高くて向上心もない豆腐メンタルでしかないですよね、この描写だと
そんな魅力ないキャラがどんないざこざで物語を盛り上げたとしても
「いや、そんな奴の短絡的な行動程度でゴチャゴチャしてんじゃねぇよ」と、視聴者的には置いてけぼりをくらいます

まだ
ジャンゴがBSソルのトップチームに依存していた描写や
そこまでプライドに拘る理由などのバックボーンがしっかりしていれば
「あぁ、それでこいつはこんなにダメな奴なんだな」と、魅力は無くとも説得力があればとりあえず話について行けるし、キャラへのフォローにもなる

そして、それ故に発生するチーム内のいざこざも緊張感を持ちながら視聴することが出来ると思うんですよね

簡単に言うと、尺は十分あるはずなのに描写の尺が足りてない不思議な現象が発生している気が

 
しかし、前述したように期待している部分もまた大きいので
毎週月曜日を楽しみにしてます

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