ビーダマンなんて、手でビー玉投げた方が強いじゃんwwwww

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ある偉い人がおっしゃいました
『中途半端に齧ったものほど、的外れな批判をする』

それは競技玩具においても例外ではありません
その中の一つともいえる代表的な的外れ事案
「ビーダマンで撃つより、手でビー玉投げた方が強いじゃんwww」

似たような事を言われ、あきれ果てたビーダーはそれなりにいるんじゃないでしょうか

確かに、どんなに強いパワー型のビーダマンを使おうとも、最大パワーでは人力には敵いません
野球選手に投げさせれば時速100㎞を軽く超えてしまうでしょう

しかし、いくら速くビー玉を飛ばせたとしても、それがビーダマン競技での強さに繋がるとは限らないのです

 

例えば、こう提案してみましょう

『じゃあ、こっちはビーダマン使うからブレイクボンバーで勝負な!お前は投げる以外でビー玉飛ばすの禁止な!』

ブレイクボンバーに限らず、多くのビーダマン競技は手で投げていたのでは勝てません

何故なら、命中精度、速射性、連射速度、ビー玉貯蓄……これらの面において投擲行為はビーダマンに大きく劣るからです

まず、速射性
投擲の場合は、振りかぶるモーションが必要になります
それに対してビーダマンはトリガーを押すだけで発射出来ます
その差は歴然
一発早撃ち勝負ならビーダマンの圧勝です

命中精度
ビーダマンは機体をほぼ動かさずに射出できます。そのため、一度狙いを定めれば機体を固定すれば外すことはありません
対して投擲は、振りかぶるモーションのせいで投げるたびに感覚で狙いを定めなければなりません
この差は大きい

連射性
言うまでもないでしょう

と、これだけでもビー玉飛ばしにおいて、ビーダマンが投擲に優る部分ははるかに多いのです
にも拘わらず、最大パワーだけを取って『投げた方が強いwww』とビーダマンをバカにするのがいかにナンセンスな事か……

しかしそれでも
『威力が強い方が偉いに決まってるじゃん』と言い張る人もいるでしょう

なら、こう置き換えてみましょう

サッカーやってる人に『蹴るより手で持って走った方が簡単にゴールできるじゃんwwww』

バスケやってる人に『いちいちボールバウンドさせないで持ったまま走った方が良いじゃんwwwww』

卓球やってる人に『ラケットで打たずに手で投げた方がコートに入るじゃんwwww』

空手やってる人に『銃で撃った方が簡単に人倒せるじゃんwwww』

言ってる事は同じです

競技において大事なのは、出力の絶対値ではなく
決められた入力ルールを守ったうえでの出力の相対値なのです




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