バンとリサの玩具語り 第2回「ビーダマン」

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段田バン…オリジナルバトルホビー「フリックス・アレイ」を題材とした小説の主人公。攻撃型

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遠山リサ…ヒロイン兼ライバル。テクニック型
バン「バンと!」

リサ「リサの!」

「玩具語り!!」

リサ「この企画は、私遠山リサと段田バンの二人で、競技玩具に関連するいろいろなものを語っていこうという企画です!」

バン「第二弾をやるってことは、第一弾がめちゃくちゃ好評だったってことか!?」

リサ「……」

バン「悲しそうな顔して『察せよ…』みたいな視線送るのやめろ!」

リサ「はい、今回のテーマはこちらです!!」

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バン「おっ、ビーダマンか!俺知ってるぜ!サバゲーの時エアガンの代わりに使って、ビー玉でコンクリート壊すやつだろ!」

リサ「……」

バン「無言で失望の視線送るのやめろ!冗談だから!知ってっから!!」

リサ「ほんと…?」

バン「あったり前だろ!ビーダマンってのはだな、弾力性のあるホールドパーツでビー玉を挟み込むようにして発射する人形型射撃玩具だ」

リサ「わっ、すごい!」

バン「へんっ、このくらい余裕だぜ!(wiki調べ)」

リサ「難しい漢字ちゃんと読めたんだね」

バン「そっちか!バカにすんのも大概にせぇや!!」

リサ「ビーダマンが発売されたのは1993年。今(2018年7月現在)はシリーズ展開休止中だけど、それでも根強いファンが多いよね」

バン「ファンを超えてマニアが多いって印象があるなぁ」

リサ「確かに、物凄く好きって人と持ってたけど何する玩具か分からないって人とで両極端かも」

バン「分からないってのが分かんねぇよなぁ。玉発射するんだから、それで何か当てたり、ぶっ飛ばせばいいだけじゃねぇか。
公式だって、シューティングゴルフとかディレクトヒットバトルとかクラッシュタワーバトルとかブレイクボンバーとか、いろんな競技やってたし。遊び方よりどりみどりボンじゃねぇか!」

リサ「そのいろいろって言うのがハードルなのかもね。
例えばバンは、いきなりオシャレしろって言われていろんなファッション店に連れ回されたらどうする?」

バン「えぇ…たかだか服でそんなに手間かけてもしょうがねぇしな……なんか選ぶのめんどくさそう。
今着てるのと同じのがあればそれで良いぜ」

リサ「それはそれで極端だけど……
でもそう言うことなんだよ。選択の幅が広いって事は、それだけ選択の負担を強いてしまう事にも繋がるの」

バン「自由って、良いことばかりじゃないんだなぁ」

リサ「縛られるのが好きな人もいるしね」

バン「おいやめろ」

リサ「?」

バン「まぁでも確かに、走らせればレースさせるしかないミニ四駆や回してぶつけるって分かりきってるベイブレードと比べると、ビーダマンの対戦の仕方はちょっとまどろっこしいかもしれないなぁ」

リサ「ビーダマンはいろんな意味でプレイヤーの能動さが試されるからね。
でもそれを乗り越えるとこれ以上ないくらいのやり甲斐がある玩具になるんだよ」

バン「ハードルは高ければ高いほど、乗り越えた時の達成感があるもんな!」

リサ「特にビーダマンの面白いところはホールドパーツによる発射方式だよね。ここが普通のトイガンとは違う」

バン「ホールドパーツだと何が良いんだよ?」

リサ「普通のトイガンだと威力や連射性は完全に機械依存で、プレイヤーの能力は命中精度くらいしか影響しない事が多いけど
ホールドパーツだと、威力を高めようとすればするほど発射するために力が必要だから手応えがあるし、ビーダマン自体が弱くてもプレイヤーの力が強ければ威力を高めることが出来るの」

バン「自分の力が威力に繋がる銃ってなかなか無いよな」

リサ「更に連射能力もプレイヤーのテクニックに大きく依存するから、力がない人は連射テクニックを磨くって言う選択肢があるのも面白いよね」

バン「フリップアウトを狙うか、マインヒットを狙うか、みたいなもんだな」

リサ「良い所に気がついたね
ビーダマンのプレイバリューの方向性はまさにフリックスアレイに近いんだよ」

バン「パワーもテクニックも使って、それを試合中ずっと操作するんだもんな……とは言え、さすがに改造は出来ないだろ?」

リサ「実はね……昔のビーダマンは改造が自由だったんだよ」

バン「マジで!?珍しいな」

リサ「さすがに今は難しいけど……その時の感覚で非公式だけど自由に改造して楽しんでる人たちも多いよ」

バン「ストリートミニ四駆もそうだけど、なんか非公式の方が楽しそうだなぁ」

リサ「公式だとどうしても責任が付き纏うからね」

バン「ごちゃごちゃめんどくせぇな!そんなもん気にしなくて良いのに」

リサ「でもバン。自由にし過ぎた結果、窓ガラスが割れる威力の改造ビーダマンが大会に出てきたらさすがに制限したくなるでしょ」

このツインジェミニに他意はない

このツインジェミニに他意はない

バン「うぇ!?そんなのいんの!!」

リサ「うん……どんな改造かは敢えて伏せるけど
そこまで来るとさすがに玩具じゃなくて凶器だよね」

バン「ビーダマンこぇぇ……自由こぇぇ……」

リサ「自由と無法は紙一重なんだよね……」

 

 

CM

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