他人の嗜好品を馬鹿にすることのリスク

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人間というのは、自分の好んでいるもの、世間の多数派を尊び、それ以外のものを軽視するものです

人が何を好もうが、流行を追おうが自由なんですが

世間の流行や年齢を理由に他人の嗜好品を否定する事はとてもリスキーな事なのです

人が人を嫌いになる最大の要因は、自分の好みを馬鹿される事です

つまり、何かを馬鹿にするという事はそれを好む人との付き合いをあきらめないといけないという事

もちろん自分の嫌いなものを好む人間との付き合いなんてこっちから願い下げだい!!と思われる方もいるでしょう

世間的にマイナーで、しかも対象年齢も掛け離れているようなコンテンツなんか好む人に嫌われても不利益を被る確率は少ないはず

確かに、今現在流行していて、なおかつ対象年齢も合致しているようなコンテンツと比べれば、危険度は低いです

しかし、流行や常識ほど移り変わりやすいものはないというのもまた事実

例えば、あれだけ馬鹿にされていたヒカキンはyoutuberの枠を超えて世間で評価されるようになっているし

嗜むのが美徳とされた酒やタバコは今では忌み嫌われています

老人の趣味と言われている俳句や盆栽だって、元々は若者向けの趣味でした

つまり、今流行っていなくとも、今対象年齢ではなくとも、将来的にそれが変化する可能性は大いにあるのです

そして今は、下手な発言をすればネットで未来永劫残され拡散されてしまうような時代です。ネットに書き込まずともリアルで聞いて不快に思った誰かがネットに書き込むかもしれない。発言を消したとしても誰かが保存しているかもしれない

馬鹿にしていたものが市民権を得た時に、何らかの形で不利益を被る可能性は十分にあるのです

アニメ化が決定したとあるラノベの作者が過去のヘイト発言によってアニメ化取り消しされてしまった事件も記憶に新しいですよね?

何かを馬鹿にするという行為は一時の優越感を得られるだけで、リスクが非常に高いのです。正直、見合わない行為です

嗜好は自由なので、何を好きになろうが、何を嫌いになろうが自由ですが

少なくとも、嗜好者を否定したり、不当な理由で辞めるように訴えかけるのであれば、それなりの覚悟はしたほうがいいと思います

 

CM

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