「勝てば実力、負ければ運」 に個人的な疑問

Pocket

よくゲーム&ホビー開発者などの言葉で耳にするのが
 
「勝てば実力、負ければ運」

個人的にこの感覚が良く分からないんですよね

「負ければ運」
大事な戦いに運で負けるのって相当報われないと思うし、素直に勝利した相手の実力を称賛したいです

「運で負けたからこそ、次は勝てるかもしれないからもう一回やりたくなる」
と言いますが
ちょっと違うと思うんですよね
本当に運で負けたんだとしたら、再戦する価値は見出せません
だって運なんだもの、わざわざやらずとも勝てる確率はあるって分かり切ってるわけで
分かり切ってる事をやる価値はないです

それに、運で負けたって事は、もう一回やってもまた運悪く負ける確率もあるんですよ?
運悪く連続で負けるのってキツいぜ……
再戦するなら何かしら勝てるビジョンが明確に欲しいわ

そう、即ち
何かしら勝てるビジョンが見えれば負けてもまた挑みたくなるんです

つまり
「負けても、敗因と改善点が把握しやすいゲームデザイン」
こそが正解なんじゃないかなと
 
負けたのは間違いなく実力の問題
でも、それはあくまで『その試合中に選択した行動や出した能力の範囲内だけの実力』の話
1回の試合中に自分の実力、取れる選択肢の全てを出し切れるわけじゃありません
自分の中にある実力や可能な行動の中から取捨選択して、最善と思われたものを行うのが『試合中での実力』として反映されて、それを比べ合うのが対戦競技なのです
すなわち、『まだ選択してない行動』『まだ出していない実力』を試した場合にどうなるかは分からないし
負けた事によって『あの時は思いつかなかった選択肢に気付く』事も多々あります

だからこそ「その改善点と出していない実力を試すために、負けても失敗しても何度でも挑みたくなる」のだと思います

まとめると
「出せる能力の種類や行動の選択肢が分かりやすく多いもの」こそが、勝っても負けても何度でもやりたくなるゲームデザインだと断言できます
ただ悪戯に多いだけだと、混乱するので『分かりやすく』と言うのが大事です

CM

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

JPEG,PNG,GIF形式の画像を投稿できます(投稿時はコメント入力必須)