弾突バトル!フリックス・アレイ 第14話

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第14話「最強タッグ結成!?」

段田家。
剛志達とのバトルの後、バンとリサはあっさり家に帰ってきていた。
そんな、ある日の夕食後。二人はリビングでテレビを見ながらくつろいでいた。

『バトルフリッカーコウのフリックスニュース!!』

テレビ画面に、フリックス大会の司会進行をしているバトルフリッカーコウが映し出された。
「おっ、バトルフリッカーコウだ!」
バンが身を乗り出す。
「バン、見えない……」
ちょうどその位置がリサの視界を遮るところだったらしい。リサが不満を漏らす。
「あ、ごめんごめん」
バンは軽く謝りつつ、元の位置に戻る。
番組はその間も軽快なBGMとともに進行している。

『今日は皆にビッグなお知らせがあるんだ!まずは、この映像を見てくれ!!』

バトルフリッカーコウがそう言うと、画面が切り替わる。
どこかのバトル会場のようだ。
だだっぴろいスペースに人がごった返し、そこにいくつも設置されたフィールドでフリッカーたちがバトルしている。
更に場面が切り替わり。一つのフィールドがクローズアップされる。
そこでは、四人のフリッカーが2vs2でバトルをしていた。

「ゆけぃ!ハンマーギガ!!」

「がんばれ!ミラージュレイダー!!」
画面に映し出されていた少年達が叫びながらフリックスをシュートしている。

『さぁ、決勝戦もいよいよ盛り上がってきたぞぉ!勝つのは、ディフェンディングチャンピオンの剛志&レイジタッグか!?はたまた、チャレンジャータッグが意地を見せるか!!』

バトルフリッカーの実況に、バンとリサはハッとする。
「剛志にレイジ!?」
「ディフェンディングチャンピオンって……」

場面が切り替わり、再びバトルフリッカーコウの上半身が映し出された。
『もう分かったよね?これは、去年のタッグバトル大会の模様だ!そう、今年も開催されるぞ!二人一組で戦う、フリックスタッグバトル大会!!君も、最強のパートナーとともに参加してくれ!!』

「フリックス、タッグバトル大会……?!」
「2VS2で戦う……」
「なぁ、剛志とレイジのタッグは去年のチャンプだって言ってたよな?」
「うん」
「って事は、これに出たら、またあいつらと戦えるんじゃないか?」
「うん!」
「そうだよな……よっしゃ!リサ、このタッグバトル大会に出場するぞ!!」
「うん!!」
リサは強くうなずいた。
「おっしゃ!だったら早速、タッグバトルの特訓だ!!」
「うん!!」
「みてろよぉ!絶対に借りは返してやるぜ!!!」
バンはタッグ大会に照準を合わせ、気合いを入れるのだった。

『そんじゃ、大会で皆に会えるのを楽しみにしてるぜ!キープオンファイティンッ!』
そして、番組はいつもの決め台詞で番組は終了した。

そして、あくる日の放課後。
バンとリサは中央公園に赴いた。
「なるほど、タッグバトル大会かぁ」
オサムとマナブに、ニュースの話をした。
「実は僕らもフリックスニュースを見て、その大会に参加しようと思ってたんだ」
「俺とマナブで組んでな」
オサムとマナブでタッグを組むようだ。
「そっか!じゃあちょうどいいや!俺もリサと組んで大会に出るつもりなんだ。一緒に練習しようぜ!」
「うん、いいよ!」
「バンとリサちゃんのタッグかぁ。こりゃ、無敵だなぁ……」

そんなわけで、四人はフィールドについて、タッグバトルをする事にした。

まずはアクティブシュートで順番が決まる。
「順番は、僕、オサム、リサちゃん、バンか」

マナブがフリックスをシュートする。
「いけっ!」
だが、攻撃は失敗。
「次は俺だな」
オサムがフリックスを構える。
「おらっ!」

 バシュッ!
オサムのフリックスはマナブのフリックスの壁になるような位置につけた。

「次は、私のターン」
リサがフリックスを構える。
 バシュッ!
リサは様子見としてフィールドの真ん中につけた。

「次は俺だな!一気に決めてやるぜ!」
バンはドライブヴィクターを構えて指に力を込める。
「はああああ!!」
そして、渾身の力を込めてオサムのフリックスめがけてシュートした。

 バシュウウウウウウ!!!

しかし、やや狙いがそれてしまい、フレイムウェイバーに掠ってしまう。

「あ!!」
弾かれるウェイバーだが、掠った程度なのであまり動かなかった。
そして、ヴィクターはウェイバーを弾きつつもオサムのプロトアレイにヒットする。

バキィ!!

ヴィクターのアタックをモロに受けてしまうプロトアレイだが、先にウェイバーにぶつかったせいで威力が下がっていたのでフリップアウトはさせられなかった。
「へへへ!耐えてやったぜ!」
「く、くそぉ!」
ドヤ顔するオサムを見てバンは悔しがった。
「バン~」
その前に、リサが軽くバンを睨む。
仲間に攻撃されたんだから当然だ。
「ご、ごめん」
バンはばつが悪そうに謝った。

そして、マナブのターンだ。
「いけっ!」

 カンッ!
マナブのフリックスがドライブヴィクターにヒット。
「次は俺だ!」

 カンッ!
オサムのフリックスもドライブヴィクターにヒットした。ドライブヴィクターのHPは1になった。
「ちょっ!二人でよってたかってかよ!」
「2VS2のチームバトルの場合、1体を集中狙いして撃沈させた方が効率が良いからね!」
「そういう事!」
「くっそー!見てろよ、次の俺のターンでブッ飛ばしてやるからな!」

次はリサのターンだ。
「いけっ、フレイムウェイバー!!」
リサのフレイムウェイバーが正確な軌道でマナブとオサム両方のフリックスにヒットし、更にその反動で距離をとる。いつものヒット&アウェイ戦法だ。
これで、二人とも残りHP2だ。

バンのターン。
「おっしゃ!決めるぜ!!」
オサム達のフリックスを一撃でフッ飛ばしてやろうと気合いを入れて構えるバンだが、ある事に気づく。
「あ……!」
そう、ちょうどフレイムウェイバーの位置が、ドライブヴィクターとオサム達のフリックスとの線上にあった。
「リサ!あんな所にいたら狙えないじゃん!!」
「あ、ごめん……!」
フレイムウェイバーが、オサム達にとってドライブヴィクターからの攻撃をガードしてくれる壁になっていたのだ。
「ちぇっ」
このターン。これ以上何も出来そうに無いので、とりあえずちょん押ししてターンを飛ばした。

そして、次はマナブのターン。
「う~ん、このままドライブヴィクターを集中狙いしたしたかったんだけどな」
結果的に壁になっているウェイバーのせいでヴィクターへは攻撃できない。
マナブは、普通にフレイムウェイバーにアタックした。

 カンッ!
しかしダメージは無し。
そしてオサムのターン。
「俺もウェイバー狙いだな」

 カンッ!
オサムもマナブと同様、フレイムウェイバーにアタックしマインヒット。
これで、フレイムウェイバーのHPは2になってしまった。

そして、リサのターン。
「今度は、バンの邪魔にならないようにしなきゃ……!」
よく狙いを定めてシュートする。

バシュッ!カンッ!!

オサムのフリックスへマインヒットし、反射して横にズレる。今度は、バンのシュートの妨げにはならない位置だ。

「おっしゃ!俺のターンだ!」
バンのターン。今度こそと気合いを込めて狙いを定める。
「いっくぜぇ!ドライブヴィクター!!」
渾身のシュートを放つ。
ドライブヴィクターが回転しながらオサム達のフリックスへと向かっていく。
「スピンシュート!?なんて回転力だ!!」

「こういう多人数バトルの時は、攻撃範囲の広いスピンの方が一気にアタックできるからな!予めスピンシャーシに組み替えておいたんだ!!」

 ギュワアアアアアアアアアア!!!
スピンしながら、オサム、マナブ、そしてリサのフリックスへと向かっていく。
「って、やべっ!」
フレイムウェイバーも、オサムとマナブのフリックスの近くにいたのだ。
「リサ、どけぇ!!」
どけるわけがない。

 バキィ!!
ドライブヴィクターの強力なスピンシュートは三人のフリックスを一気に場外させてしまった。
「あっちゃ~……」
これで、一応バンの勝利だ。
「僕ら二人のフリックスが場外したから、まぁバンとリサちゃんのタッグの勝利だけど」
「でも、仲間まで一緒にフッ飛ばすか……?」
「バン~……」
皆から非難の目で見られるバンは、気まずさをごまかすために苦笑いした。
「な、なははは……。まぁ、勝ったからいいじゃんか!」
「むー」
リサの視線に耐え切れず、バンは顔を背ける。
「確かに、勝ちは勝ちだし。二人とも強いけど、チームワークはバラバラだね」
マナブが冷静にこのバトルを分析する。
「今はこれで勝てたけど。試合じゃ、きっと通用しない……」
リサも言う。
「う~……」
バンは反論出来ずに唸る。
「まっ、負けちまった俺達はもっとなんとかしなきゃなんねぇけどな」
オサムがあっけらかんと言ってくれたおかげで、少しだけバンが責められていた空気が和らいだ。
「まぁね」
マナブは苦笑する。
「チームワークか……そういや、あいつらのコンビネーション抜群だったな」
剛志とレイジの連係プレイは完璧だった。
重厚なハンマーギガに、つかみどころの無いミラージュレイダー。あの二機を破るには、今のような戦い方では相手にならないだろう。
「くっそー!リサ、俺達もチームワークを磨くぞ!!」
「う、うん。でも、どうやって……?」
「えっと、う~ん……」
言ってみたものの、何をどうすれば良いのか考えてなかった。
「とにかく二人の息をもっと合わせないとね」
「ああ。とりあえず俺とマナブはしばらく二人で練習するわ」
「うん、息を合わせる練習をするだけなら、下手にバトルばかりしないほうが効率が良い事もあるからね」
そう言ってオサムとマナブはその場を離れていった。
「そうなのか……。じゃあ、俺達も一旦うちに帰って作戦を練ろうぜ!」
「うん!」

バンとリサは段田家に帰宅した。
帰宅するやいなやバンはリビングの隅にあるノートパソコンの電源を入れた。
「バン、使えるの……?」
リサが物凄く意外そうな顔で聞く。
「あぁ、父ちゃんが使ってるの見てたから」
そして、インターネットに接続し、検索エンジンを開く。
「えっと、とりあえず……」
バンは、両手の一本指でたどたどしく、しかもかな入力で文字を入力していった。

『コンビネーション 鍛え方』
そうして出た検索結果のうち、適当に一つのサイトをクリックする。
そのサイトには、このようなことが書かれてあった。
『二人のコンビネーションを強化するためには、まずお互いの相性を知る事です』
と。

「相性か」

次に『相性 調べ方』で検索してみた。
すると、相性診断のサイトが出てきた。
「あ、なんかこのページで調べられるみたいだぞ!」
「ほんとだ」
そこには、二人分の誕生日や血液型を入力する欄があった。
「俺が、11月3日生まれで、A型……と。リサは?」
「4月24日のO型」
「なるほど」
入力してみた。
結果。

『二人の相性は、ゲキレツ最強タッグだ!こうげきりょくとひっさつわざがアップしたぞ!!』

と出た。
「やったじゃん!なんか良い結果みたいだ」
「うん!……でも、それで何か分かるの?」
「……いや」
何も分からない。
「これはダメだな」
「そ、そうだね……」
この診断結果は役に立ちそうに無いので却下した。
さっきのサイトに戻り、次の文章を読んでみる。

『コンビネーションは二人の息がピッタリ合っている事が必要不可欠。そこでお勧めなスポーツが二人三脚です。足を出すタイミングを合わせない限り進めないこの競技を極められれば、二人のコンビネーションはゲキレツアップするでしょう!』

「なるほど、二人三脚か」
「……」
バンは納得しているのだが、リサはどうも納得しかねているようだ。
「よし、早速練習するぞ!」
「う、うん……」
しかし、バンに押し切られる形でリサはうなずいてしまった。

と、言うわけで足を縛るための紐を持って、バン達は小学校の校庭へ向かった。
中央公園だと人が多くて走るのには向かないと思ったからだ。

グラウンドで、バンとリサは片足を結んで立っている。
「よし、行くぞリサ!」
「うん……」
片足を出す。
「「いち・に!いっち・に!」」
結んだ足、結んでない足、結んだ足……と交互に出していく。
結構順調に前に進んでいるようだ。
「おっ、良い感じじゃん!」
しかし、しばらく進んだあたりで足がもつれて前のめりに倒れてしまった。
ズザザァ!

「い、てててて……」
足を結んだままでは起き上がれないので、紐を解く。
「バン、ちょっと早いよ」
「なんだよ、リサが遅すぎるんだろ」
「だって、バンの方が歩幅大きいんだし、その分遅くしてくれないと……」
「遅いより早い方が良いだろ!」
「それじゃ、二人三脚出来ないよ……」
リサが落胆するようにつぶやく。
「とにかく、もう一回やろうぜ」
「……」
立ち上がるバンだが、リサは座り込んだまま立ち上がろうとしない。
「どうしたんだよ?」
「……」
リサは何も言わず、不満気な視線をバンに向ける。
「なんだよ、言いたい事があるなら言えよ」
「バンは、ちょっと乱暴で、たまに怖い」
「はぁ?」
リサのいきなりの発言に、バンは素っ頓狂な声を上げた。
「それに、いつもやる事が唐突で、ついていけない」
「なっ!俺はただ、今より強くなってリサを……そのために思いついた事をやってるだけだ!それのどこが悪いんだよ!!」
「闇雲に行動したって何も得られないよ」
「なんだよ!リサだって、何もしないわけにはいかないんだろ!なのに、ぜんぜん行動しようとしねぇじゃねぇか!!」
「私だって……」
「だって、なんだよ!」
反論しようとするリサだが、バンの迫力に押し黙ってしまう。
「なんなんだよ、チクショウ……!」
反応の無いリサにイラついたバンは、紐を地に叩きつけてそっぽを向いた。
険悪な雰囲気だ。

その時だった。
「あ~ん、待ってよ~!!」
低学年の男の子が涙を流し、空に向かって叫びながら走ってきた。

 ドンッ!
「うわ!」
「あっ!」
余所見しながら走っていたので、そっぽを向いて立っていたバンにぶつかり、男の子は尻餅をついてしまう。
「おいおい、気をつけろよ」
「ご、ごめんなさい」
尻餅ついた男の子はゆっくりと立ち上がる。
そして、空を見上げると焦った様に叫んだ。
「あっ!カラスが行っちゃう!!」
「カラス?」
「あのカラス!僕のフリックスを咥えて、飛んでっちゃったんだ!!」
男の子が指差す方角には、嘴に光るフリックスを咥えたカラスが悠々と飛び回っていた。
「ほんとだ」
「あのフリックス、コ□コ□コミックの懸賞で当てたゴールドメッキプロトアレイなんだ!ハガキを何枚も出してやっと手に入れた僕の宝物なのに……!」
カラスは光ものが好きだ。だから金メッキに反応したのだろう。
「なるほどな。よし、俺に任せろ!」
「え?」
「大事なフリックスが取られたとなっちゃ黙ってられないぜ。俺があのカラスから取り戻してやる!」
「でも、どうやって……?」
「こうやるんだ!」
バンは、左手の平にドライブヴィクターを乗せ、カラスに狙いを定めて右手でシュートを構える。
「いっけぇ!ドライブヴィクター!!!」
大空を羽ばたくカラスめがけて、ドライブヴィクターをシュートした!

バシュウウウウ!!
ドライブヴィクターが空を切り裂きながらカラスへとブッ飛んでいく。
「す、すごい……!」
男の子は、そのシュート力に感嘆をもらした。

だが……!
「カァ!カァ!!」
バシッ!とドライブヴィクターはカラスの翼によって弾かれてしまった。
「うわぁ、ヴィクター!!」
慌てて落ちてくるヴィクターをキャッチする。
「くっそー。プロトアレイを取り戻すには、カラスの嘴を直接狙わないといけないのか。でも、空を飛んでるカラスの嘴に当てるってかなり難しいぞ……」
バンの腕では、カラスの体に当てるのが精一杯だ。しかし、それでは逆に弾かれてしまう。
「私に任せて」
ここで、さっきまで座り込んでいたリサが立ち上がった。
「リサ……」
「私なら、狙える……!」
リサは、さっきのバンと同様にフレイムウェイバーを構える。
「いけっ!」
 バシュッ!
軽量で空気抵抗が低いフレイムウェイバーならば、弱い力でも空中をカッ飛べる。
フレイムウェイバーは、一直線にカラスへと向かっていく。
「カッ!?」
カラスは、向かってきたフレイムウェイバーに目を見開いた。
しかし、もう遅い。
フレイムウェイバーは見事、嘴に咥えてあったプロトアレイにヒット!
「ガァァァ!」
ビックリしたカラスは嘴を大きく開いてしまい、プロトアレイをポロッと落とす。
「やった!」
「おっしゃ、さすがリサ!すごい命中精度だぜ!!」
落下する、フレイムウェイバーとプロトアレイ……だが。

 ドサドサッ!

「あっ!」
二つのフリックスは、校庭に植えてある松の木の枝に引っかかってしまった。
木はかなり高く、足がかりになるものも無い。登るのは難しいだろう。
しかも、枝はかなり入り組んでいるので何か物を飛ばして弾き落とすのも難しい。
これでは、取れない。
「せっかく、落とせたのに……」
「僕のフリックスがぁ……」
「いや、今度は俺に任せろ!」
バンがドライブヴィクターを構える。
「どうするつもり?」
「こう、するんだ!!」
バシュッ!!
バンがドライブヴィクターを木の幹に向かってシュートする。

バゴオオオオオオオン!!!

幹にドライブヴィクターの剣先がヒットする。
その衝撃で、太い幹がグラグラと揺れだした。
何枚か落ち葉が舞い落ちる。
枝に乗っていた二つのフリックスもグラグラと揺れ、枝から離れた。

「よっと!」
落ちてきた二つのフリックスをバンは見事キャッチした。
「よかったな」
ゴールドメッキプロトアレイを男の子に渡す。
男の子はぱぁぁっと笑顔になった。
「うわぁ、ありがとう!お兄ちゃん、お姉ちゃん!!」
嬉しそうに頭を下げると、そのまま駆けていった。
「ほい、リサ」
そしてバンはリサにフレイムウェイバーを渡す。
「ありがとう。凄いね、バンのパワーは」
「いや、最初にリサがカラスからフリックスを撃ち落してくれなかったら、どうしようもなかった」
「じゃあ、これは私達二人の……あ」
リサは何か言おうとして、何かに気づいた。
「どうした?」
「無理に相手に合わせようとしたり、相手の悪い所を言い合ったら喧嘩になっちゃうけど。でも、お互いの良い所を認め合って、引き伸ばしていけば、自然と良いコンビネーションになるんじゃないのかな……?」
「あ……!」
バンもリサの言葉に頷く。
「リサのテクニック」
「バンのパワー」
向き合い、互いの良い所を認識しあう。
「そうだな!この二つを最大限に活かせば、俺達に敵は無いんだ!!」
「うん!!」
二人は今一度ガシッと握手した。
「やるぞぉ!!絶対に優勝だ~!!!」

つづく

 次回予告

BGM:フリー音楽素材 Senses Circuit
炎のアタッカーユージンの競技玩具道場!フリックスの特別編
うっす、ユージンだ!
今回の話は、バンとリサがタッグを組むに当たって、互いの長所を認め合うというものだったね。
そう、コンビネーションで必要なのは、息を合わせることよりも互いに相手を尊重しあう事なのさ!
この事に気づいた二人が、剛志やレイジとどう戦っていくのか、楽しみだねぇ!!
そんじゃ、今回はここまで!最後にこの言葉で締めくくろう!!
本日の格言!
『馴れ合いではない、本当のコンビネーションを目指せ!!』
この言葉を胸に、皆もキープオンファイティンッ!また次回!!
 

 




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