ビーダマンオリジナル小説キャラ解説 竜崎修司~世界チャンプ打倒を夢見るエンジョイ勢

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オリジナル改造ビーダマンが登場するオリジナル小説
爆砕ショット!ビースピリッツ

その主人公が竜崎修司
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通称シュウ
千葉県柏市の並木町(架空)で生まれ育った小学生
1ヶ月前に家の蔵から見つけた『ストライクブレイグ』と言う名前のワンオフもののビーダマンを手にしてビーダーデビュー
早くも町内大会で優勝するほどの才能を見せたが、チャンピオンとしてちやほやされる前に親の仕事の都合で引っ越し
引っ越し先の東京都町田市爆球町(架空)で、様々な人間との出会いや経験を経てビーダーとして大きく成長していく
 
ガチ・エンジョイ勢
シュウの思想は「ビーダマンは楽しむもの」と言うのが大前提で
「楽しむために必要だから」と言う理由で全力で勝利を目指している
楽しめないのであれば勝利に拘らないし
楽しいのであれば負けても構わないと言う、ガチ勢とエンジョイ勢の中間のようなスタイルを貫いている
 
宿命のライバル、ヒンメル・フリューゲル
天性の才能と、ブレイグの性能のおかげで、デビューしてからしばらくはほとんど負け知らず
仮に負けたとしても「初心者にしては良く戦った」と言う言い訳が出来るようなものばかりで
「勝っても負けても楽しいのが当たり前」なバトルしかしてこなかった
しかし、引っ越し先の公園で偶然出会った少年、ヒンメル・フリューゲル
彼は昨年の世界大会のチャンピオンなのだが、ビーダー歴の浅いシュウは軽い気持ちで挑戦するものの完敗
「勝つのが当たり前」もしくは「負けたとしても楽しい」と言う今までのビーダマンバトルとは違う
本当の敗北を経て、シュウは初めて心の底から悔しさを感じた
そしてこの悔しさが、勝利への真の喜びと勝負の真の楽しさを呼び起こさせる事になり
シュウは「本当に楽しいビーダマンバトル」を追求するために、打倒ヒンメルを誓ったのだった
 
仲良しファイトクラブへの入会
ヒンメルを打倒しようにも、何の後ろ盾もなく世界チャンピオンとそう簡単にバトル出来るわけがない
しかし、そのチャンスを持ってきてくれたのが町のビーダマンクラブ「仲良しファイトクラブ」のリーダー守野タケル
公園でのシュウのバトルの噂を聞きつけて、早速勧誘に来たのだ
仲良しファイトクラブへの入会はヒンメルと戦うチャンスが増えるだけじゃない
クラブのメンバー、守野タケルや佐倉琴音、佐倉彩音らとの出会いはシュウをビーダーとして大きく成長させてくれる事になった

勝つために相手を研究する事
強くなるために、正しい方法で限界まで努力する事
大切な愛機を分析し、その性能を解析する事

ただなんとなく楽しくバトルするだけじゃない
「勝利するために出来る限りの努力をする」これこそが真のビーダマンの楽しさだと言う事を学んだのだった

ヒンメルの謎
打倒ヒンメルを目指す上で、単純な実力面だけでは片づけられない問題が浮上してきた
それはヒンメルに関する不気味な都市伝説「ヒンメルは幼少期、ビーダマンで都市を壊滅させたことがある」と言うもの
あまりにもバカバカしい噂だが
それを肯定するかのような不審な出来事に数々遭遇する

本当に、ただヒンメルを倒すだけでいいのか?
自分はヒンメルのライバルでいていいのか?

複雑な問題を目の当たりにしながらも、シュウはただ楽しさを求めて戦い続ける事を決意した

 
ビーダマンの生みの親の孫
物語中盤で明かされる真実
シュウは劇中でのビーダマンの生みの親、倉田智蔵の孫だった
そして、共同開発者でありながら価値観の違い故に対立してしまった大原源氏の思想を受け継ぐ『源氏派』を名乗る集団との抗争に巻き込まれていく

「倒した相手のビーダマンを破壊するか奪う」と言う思想を掲げて、それを正式なルールとして浸透させる事を目的とする源氏派ビーダー達
「そんな事は楽しくない」と否定するシュウだが、「この方がスリルがあって楽しい」と主張する源氏派達を否定して良いものか

楽しむ事を巡る戦いは、更に複雑に激しくなっていく……
 
 
明かされるヒンメルの真実
世界大会決勝リーグで、念願のヒンメルと直接対決出来る時がついに来た
しかし、ヒンメルはシュウの前に姿を現さない
そして、ヒンメルの付き人から明かされる衝撃の真実
『ヒンメルは、楽しもうとすればその強さが増大し、暴走してしまう』と言うものだった
ヒンメルはずっと、楽しまないようにビーダマンをし続けなければならないと言う十字架を背負っていたのだ

「ヒンメルと楽しくバトルする」事を目標としていたシュウは、自分が今までやってきたことを全て否定されたかのようなショックを受ける
 
元々世界一になる事を目的としていたわけじゃないシュウは、もう大会に出る理由を失い、戦意喪失
しかし、タケルの叱責や勝ち負け関係なくバトルを楽しむビーダー、マサーイ・マーサイとのバトルを経て
自分の初心、そしてそこから進化した思想を改めて認識

「楽しむためにやった事なら、どんな結果になったとしても全て受け入れて楽しんで見せる」

そう、強く心に決めるのだった
 
源氏派との決着
「全てのビーダマンバトルを楽しみ尽す」と心に決めたシュウは、価値観の違う源氏派とのバトルも楽しもうとした
源氏派の主張である「負けたものはビーダマンを失う」と言う条件を受け入れて、「自分が負けたらブレイグを渡す」として
その上で相手にも「自分が勝ったらもう一度勝負するように約束しろ」と、自分達が楽しみ、成長することが出来た勝利条件を提示
そして激しいバトルの末「ブレイグを奪われたくない」と言う、源氏派の条件を受け入れたからこそ得られた底力によってシュウは勝利
智蔵派としても、源氏派としてもビーダマンバトルを楽しみ尽し、その上で勝利すると言う
価値観を超えたバトルをやってのけたのだ
 
ヒンメルとの最終決戦
楽しむが故に暴走するヒンメルとの最終バトル
暴走するヒンメルとの戦いは、台風や地震と言った大災害を相手にするようなもの
人を超えた方向性を持たない力には、勝つどころかバトルに持ち込む事すら難しい
しかしそれでもシュウは、そのバトルにもならないバトルをも楽しみ、立ち向かう勇気を見せた事で
ヒンメルの心を開き、ビーダーとして同じ土俵へ引きずりおろした
そして、宿命のライバルとして二人は全力でビー魂をぶつけ合った

それは、勝つために努力し、様々な価値観を受け入れ、喜びも悲しみも全て肯定してきたからこそ出来た
本当の楽しさを手に入れた瞬間だった

 




CM

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