身体能力のステータスをユージン的にまとめてみた

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運動や物理系競技玩具をやる上で必要となってくるのが身体能力
しかし、一口に身体能力といっても様々な種類があるし、それぞれの意味が分からないって人もいるんじゃないかなと思います

そこで超個人的解釈ですが、分かりやすくなるようにまとめてみました

・力(筋力など)
対象の物体と接触した状態から、動かしたり、持ち上げたり、圧力を加えて変形させられるなどの能力の大きさ
これを使う者や部位、入力方法によって名称が変わる
例えば、動物の場合は筋力となるし、機械の場合はトルクとか馬力とか(トルクは入力時の大きさ馬力は出力時の結果)
腕を使う場合は腕力や膂力、握る場合は握力、脚は脚力となりますが、これは入力側の違いで

出力側からすればほとんどが同じ特性の能力です
物を押す時に、腕を使おうが、脚を使おうが、人間だろうが、機械だろうが、押される物体側からすれば全部同じですよね?

一見攻撃的な能力ですが、与えるにしても受けるにしても、方向が違うだけで種類は同じです
重い物体を持ち上げる力=重い物体からの押しつぶしに堪える力
重い物体を動かせる力=重い物体からの突進に耐える力
表裏一体です

・瞬発力
しばしば誤用されやすいものの一つ
簡単に言うと『自分の身体を速く動かす能力』
この『速く』と言う所から敏捷性や反射神経に近いものと思われがちだが、どっちかと言うと筋力と密接な関係にあります
ここでの『速度』は『最高速』であり『最高速に達するまでの速度ではない』ので、そこが敏捷性との違い
この能力は、動かす対象が重くなればなるほど影響を受けてしまうため、同時に筋力も高くないと活かしきれない場合が多い(体重が重くなったり、重いものを持ったりするなど)
しかし、動かす対象がさほど重くなかったり、自分自身が軽い方が良い場合は筋力よりも純粋に瞬発力のみを高めた方が良い(動かせる最低限の筋力があればいい)
競技玩具の場合は、動かす対象に負荷がかからない事が多いので筋力よりも瞬発力の方が大事な事が多い

分かりやすい威力計算式のイメージ(ガバガバですがあくまでイメージ   

武器の重さ×((瞬発力-((武器の重さ+その他の負荷)÷力))の2乗)=威力

大体こんな感じのイメージでいいはず。形状とか硬さとかは度外視で
つまり、感覚的には武器の重さと速度の合算が威力となりますが(質量×速度の2乗=運動エネルギーってのは割と有名ですね)
速度を出すために必要なのが瞬発力ですが、武器が重ければ重いほど速度が出しづらくなり、力が強ければそのマイナスを軽減できる
と言う感じです
その他の負荷ってのは、摩擦抵抗だったり空気抵抗だったり

・敏捷性
瞬発力と同一視されがちですが別物です
「身のこなし」や「素早さ」を指すものですが、『出すことのできる最高速』ではなく『力の方向転換の早さ』がこちらになります

例えば
パンチの純粋な速さは瞬発力となりますが、パンチを出した後にすぐガードに切り替えたりする早さは敏捷性

直線を駆けるスピードは瞬発力となりますが、途中の障害物を越えたり道を曲がったりする必要がある場合は敏捷性が影響します
また、予測不能なものに対して発揮する敏捷性は『反射神経』となります

ハードル走や予めコースの全貌が分かってる場合のタイムアタック、もしくは完全に自分のペースで攻めている場合は反射神経ではなく敏捷性が重要ですが
完全な予測が出来ない相手の動きに対応しないといけない場合は反射神経が大事です
攻めは敏捷性受けは反射神経と言う感じでしょうか

・調整力
読んで字のごとく、発揮できる力の方向や大きさを正確に調整する能力
「当たらなければどうと言う事はない」と言う名言がある通り
この能力が低いと、行動が成功するか否かが運任せになります
基本的に人間は『自分が発揮できる力の20%~70%くらい(数値はガバガバ)が一番調整しやすい範囲』なので、発揮できる最大筋力や瞬発力が高くなればなるほど、調整しやすい能力値の範囲は広がります

・巧緻性(器用さ)
調整力と似てますが、こちらはより細かい作業を継続して行う感じ
器用さと言った方が分かりやすいかも
どちらかと言うと工作に影響する能力なので

競技中にこの能力が影響する状況は少ないですが、ビーダマンの補充の上手さとかはこっちかなと

・持久力(スタミナ)
知らない人の方がいないと思うし、誤用してる人もいないと思う、読んで字の如しな能力
ただ、厳密には筋持久力と全身持久力の2種類があり、両者は入力する能力的には別物
筋持久力は、継続して筋肉を使い続ける持久力で、遅筋と呼ばれる部位を使用。ある程度重量のある物体にある程度の力をかけ続ける能力って感じ
全身持久力は継続して身体を動かし続ける持久力で、心肺能力が大事。動かすものは自分の身体のみで他の物体はあまり関わってこない

・柔軟性
身体の部位を動かせる範囲
動かす者や部位によってまた違ってくるので、単純な優劣は言い切れない
全身を使う競技だとかなり重要ですが、競技玩具だとあまり影響しない
しかし、下で記述している免疫力と同様、健康に大きく影響するので(怪我のしにくさや体型の維持は柔軟性の影響高い)
不戦敗のしにくさ的に考えれば大事

・免疫力
簡単に言えば健康状態を維持しやすいかどうか
競技の優劣に直接影響するわけではないが、盤外戦的な意味では一番大事
体調崩して予定をキャンセルしては、戦わずして負けてしまいます
何をやるにしても、体調管理あってこそ

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