・注意
この方法は、優勝するための手段ではありません
あくまで、一次予選を突破するために確率が高いと思える方法です
・はじめに
ミニ四駆をやるからには誰しもが優勝を目指していると思います
しかし、優勝は敷居があまりにも高すぎる！って言うか、一部のレーサー以外ほぼムリゲー！
そんな無茶な高みを目指して、果たせなかったからってそこで心が折れちゃうとなるとそれはそれで勿体ない……
と言うわけで、まずはコツコツと小さな目標から掲げていきましょう
・失敗ばかりのお前が偉そうな事言えんの？
他人の失敗から学べることは多いのです
反面教師として逆の事を推奨してます
・まず目指すのは、確実に完走する事
こっこっこっ、これ大事！
どんなに早くても、対戦相手が誰であろうと、完走できなければ一次突破は絶対に無理です
では、完走するためにはまずどうすればいいのか
・速度域を見極め、変な冒険はしない
速度域……それはコースによってさまざまですが
つまり、『モーター選択』がとても重要と言う事です
どんなにガッチリした安全装備をつけていたとしても、速すぎれば意味をなしません
モーターの選択が6割完走率を決していると言っても過言ではないのです（数字は適当）
ちなみに、同じモーターでもマシンによって当然速度は変わるため
『ほかのレーサーがどのモーターを選択したか』ではなく『適切な速度を自分のマシンが出すためにはどのモーターが良いか』と考えましょう
・スピードを上げる努力はいらない
昔と違ってダッシュ系モーターが解禁されている今、最上位モーターであるスプリントダッシュを積んでもスピードが足りない……なんて事はほぼあり得ないので、『スピードを上げたい』と言う欲求は抑えましょう
完走するためにスピードは必要ない……けど極端に遅すぎない速度のモーターを選択するのです
・慣れてないのに無茶な加工はしない
上級者を参考にするのはとても大事です
が、上級者がやっているのは『優勝するため』の努力です
『まずは一次予選を突破する』を目標にしているなら、目指しているものが違います。彼らからは目をそらしましょう
慣れない加工はレース中の思わぬ故障に繋がります
・スラスト大事
マシンを安定させるための装置と言えば『マスダンパー』が今の主流ですね
外見も目立つし、効果も分かりやすいし、これを積んだら速くて安定するんじゃね？って感じがします
しかし、マシンをコースアウトさせないための最も重要な要素は『ローラーのスラスト角』
ローラーのスラスト角とは、ローラーを真横から見た時に下向きの角度がついているかどうかと言う事です
このスラスト角があれば、コーナーなどで壁に接触した時にローラーにつけた角度と同じ方向へ力がかかります。ようはステアリングと同じような理屈です
下向きに角度が付いていれば、壁に接触した時にマシンは下へ押し付けられて、コース外へ飛び出すのを防ぎます
スラストはデフォルトで付いているものですが、思わぬ事故によってバンパーが歪んだりするとあっさりなくなったりするので、こまめにチェックしましょう
このスラストが無ければただのコーナーですらコースアウトしてしまうのです
・マスダンパーやブレーキはどうするの？
マスダンパーはフロントタイヤの真後ろに
ブレーキは、フロントはプラ製で滑らせて、リアはスポンジをしっかり貼る……と言うのが基本です
極端な速度が出ていなければそこまで凝ったものを用意する必要はありません
・あとは数打ちゃ当たる作戦で運に任せる
確実にコースを完走できたとしても、一緒に走る人が優勝候補だったりしたら、まずスピード負けします
ここに関してはもう運しかないです
この運をどうにかするためには、数を熟すしかない
何度も何度も完走して、運をものにするのです
お金と時間に余裕があるなら遠征しまくりましょう
・最後に
このやり方が面白いか面白くないかは価値観によるものです
僕はあんま面白くないですｗ
勝つにしても負けるにしても、楽しめる手段こそが正解なので
あくまでこれも選択肢の一つにすぎません
そこを頭に入れて、良いミニ四駆レースを！