11月7日19時の部に行ってきました！！
たちかわ楽市2015の後、はんぞーさんと解散して阿佐ヶ谷駅へ
時刻は18時半……駅から近いし、まぁ地図観なくても余裕っしょ！と思って劇場アルシェ目指して歩く……
迷った！
いや、場所複雑すぎでしょ！どんだけ路地あるんだよここ！！！
そりゃ商店街もさびれるわけだよなぁ！！！（暴言）
ゲフンげふん
とにかく、トイレ我慢しながらもどうにか発見
時間はギリギリ！
早くチケットを買わなければ……！でも、トイレ我慢できない！！！
ここはトイレ優先だ！チケットならいつでも買える！でも、トイレはいつ行きたいの！？今でしょ！！！
しかし、トイレは一個しかないうえに男女共用
このご時世になんて設備だあああああ！！！！！うわああああああ！！！！！！！！
5分間の格闘の末、ようやくチケットを買うにふさわしいコンディションに整ったので
チケット売り場へゴー！
3300円のコストを支払ってチケット購入！！
劇場は、小さめで役者と客の距離が近い！運営としては大きい方がよいでしょうけど、客個人としてはこのくらいの箱が一番楽しめると思います
お客さんの数は僕含めて15人くらい
オープニングの漫談ののちに本編スタート
・全体的に
登場人物のほとんどがさびれた商店街に店舗を構える店主の子供
アラサーにも関わらず親に頼り切り、しかも商店街の売り上げは下がる一方でいずれなくなるかもしれない
この状況を打破するため＆親を見返すために、二世達が奮闘する……！
と言う。なんとも心来るお話
一本筋が通っていて、起承転結もしっかりまとまっていたので2時間があっという間に過ぎました
何よりも、キャスティングが見事で
各役者さんに全く違和感がなく、これ以上ないハマりようでした
・役者さん
佐藤秀幸……笑顔の八百屋、江川さん役。最初の自己紹介で『笑顔の八百屋、笑顔です！』としか聞こえなくて、ずっと『笑顔』って苗字だと思ってた
明るく元気な熱血漢で、個人的に一番気に入った人でした。舞台中ずっと江川さんばかり目で追ってたし、何か事件が起こっても江川なら何とかしてくれるという安心感と江川はどうやって解決してくれるんだろうという期待が常に頭の中にありました
そして、そんな江川の小林白状は涙なしには見られません。あの語りは、近い年齢、同じく上京してきた身には心に刺さります
元気なキャラには暗いバックボーンあり。いや、暗いバックボーンがあるからこそ、元気さと明るさがより際立ち、説得力を増すのだと思います
それは、聖地光が丘公園に暗い背景があるのと同じ
MAICA……マーイーカ…じゃなくてマイカ役。カタカナでいいのん？ずっと舞佳だと思ってた
沖縄から家出して、東京の漫画喫茶で生活ってたくましすぎでしょ……！月6万で生活できるんだ
物が少ないならアパート借りるより良いかもなぁ。
親友との和解、親友の力を借りて祭りを成功、最後に親との和解……は予想できるお約束の展開でしたが、変に王道を外すよりも予想できる展開の方が面白いって事に最近気付いてきました
上田高（よめない）……寿司屋の田口さん。寿司屋でありドMさん。寿司屋なのに毎晩全身ロウを垂らされてるのはイメージ的に問題になりそうな気が
情けない夫としての印象が強いですが、いつまでも決まらない会議にブチ切れたシーンはかっこよかったです
ダラダラ駄弁るだけの会議に価値なんかないし、そういう時は一度ブチ壊してしまった方が良い
出来れば、ブチ切れた事に対して誰かちょっとでも肯定的な事を言ってほしかった。あのシーンの田口さん悪くないよ
あと、役者さんの名前の漢字が読めません、ごめんなさい
なぜか清水美紗さんに僕と目元が似てると言われた
水川秋穂……寿司屋の嫁の田口さん。寿司屋に嫁いだのに、働いてる場所は別。一瞬どういう仕事かわからなかったけど、商店街の案内所的な所？でいいんだよね
そういえば、地元の商店街にも観光案内所みたいな場所があったようななかったような
物腰柔らかだけどしっかりものの嫁として、皆のまとめ役になってました
役者さんのおばさん演技が非常に見事で。役者さんは多分若い……と思うんですが、立ち居振る舞いがほんとにおばさん。すさまじく普通のおばさんでした。10億年に一人のアイドルじゃなくて、3秒に一人のおばさんだよぉ！（byルビー）とはこの事
朋結城……ゴシップ大好き花屋さん。話好きと言い、物腰と言い。完全にオネェだった
見事なスネ夫ポジションでしたが、一つ突っ込ませてください
八百屋はジャイアンじゃなくてブタゴリラです！！
佐藤淳美……ぼったくり占い屋。インチキとは言え、彼女のおかげで知りえた情報もあったし、ツイッターフォローし合えたんだから、あそこまで嫌われるのはちょっと可哀想
みんなよっぽど法外な値段ふっかけられたんだろうか……ってか皆ツイッターで情報漏えいしすぎ
森澤由紀……今時高校生。いくらなんでもあそこまでマジヤバな女子高生はリアルに……いるから困る。むしろ小学生の時点であのレベルと言う
ユーチューバーって何が面白いんだろうね？って思う時点ですでにおっさんだ！！
チャミ……皆のマドンナ、南さん。モデルみたいな高身長とスタイルで、見た感じマドンナでしたね。これはキャストがはまり役でした
やはりヒロインは姉に限る
狐塚誠弘……悪徳不動産。この物語の悪役。最初から最後まで一貫して敵として描かれており、悪役として突っ切ってくれました
悪役に実は良い所もある設定とかいらぬ！
かなり狡猾な経営者なのに、あっさり占い師を押し付けられちゃうあたり、実はそんなに頭良くないのかもしれない
池谷勝輝……古物商のセガレ。この人が凄いなと思ったのが、何の説明もなく第一印象で『あ、このキャラは年下だな』って分かった所
口調とかでもなく雰囲気でそれを察せる所は凄いです。演技以上にそういうキャスティングをしたからってのも大きいのでしょうけど
エンブレム関連の時事ネタは笑いましたｗ
小玉賢太……酒屋さん。ガキ大将の子分。気弱な男。最初は無口で印象が薄かったものの
自分の思いを吐露するシーンもなかなかに泣けました
悪意のないいじめほど恐ろしいものはない
清水美紗……派手な格好のケーキ屋さん。本人曰く、クールビューティ。実態は、ただの変態淑女。後付けのキャラクターだったみたいで、物語的にはさほど重要な人物には見えませんでしたが。所々で爆弾発言をして、良いアクセントになっていました
エネン……スナックのママ。柳沢加奈子かな？っていうか柳沢加奈子でしょ！！え、違うの！？ってくらい柳沢加奈子でした
田口嫁さんとくっそくだらないギャグで大笑いするシーンは見事におばさん過ぎて笑えましたｗ
石津源治……歌が上手いジャイアン。金持ってるジャイアン。もうすでにジャイアンじゃないジャイアン。ってうかめっちゃいい声してる。声だけなら一番耳に残りましたｗ
マジでカラオケ大会工藤さん出してもよかったじゃね？ｗｗｗ
演者の皆さま、お疲れさまでした！！！