これ面白いよ!と薦められるより これマジクソ!って言われる方が興味が湧く理由と布教のコツについて

Pocket

知り合いから何かの作品やコンテンツを勧められる時

「これめっちゃ面白いから観てみ!?観てないなんて人生損してるわ〜」

などと言われた場合

「あ、そうなんだ面白そう〜!人生損したくないから観るね!!」

となる人はまずいないと思います

では逆に

「これマジクソ、超つまらん、観てるとマジ不快になるし時間の無駄
昼寝してる豚の夢みたいにくだらないし
蛇の背骨くらいに観る価値なし」

などとまだ観た事ない作品を批判されまくると

「え、どんだけヒドイのか逆に興味ある……!」

ってなったことありませんか?

なぜかと言うと
人は基本的に
無関心な物事に対しては、プラスの感情よりもマイナスの感情に傾けさせる方が簡単なんです

例えば、政治家の夫婦生活について
恐らく多くの人間がさほど関わりのない出来事だと思いますが
これが「とても仲が良い夫婦です!毎日美味しい奥さんの手料理食べてます!旦那さんも育児や家事に積極的に参加!」みたいに報道されても
「ぬーん」と興味を示さないけど

「夫婦の仲は冷え切っている。夫は毎晩飲み歩いてアルコール中毒!妻は不倫してる可能性が!?
しかも息子は学校の朝礼で全裸やすぎ節を踊る不良に!!」
みたいな報道だと
例えその政治家に興味なくとも、なんとなく気になりますよね?

更に場合によっては無関心な事柄に対して過度にプラス感情をアピールする他人に対しては嫌悪感すら抱く事もあります

なぜなら人間は
「今の自分の立場、嗜好、感情を正当化したい生き物」
なので

無関心という0の状態を正当化するためには
その物事に関連するマイナス要素を知る事で
「無関心であった方が正しかった」
と相対的に感じるのが手っ取り早いのです

逆に
プラスな感情を他者から感じる事で
「それまで無関心であった自分が無知で劣ってる」
ように、劣等感を抱いてしまいます

もちろん例外はありますが

自分の無知さを認めて他者からの情報を素直に吸収できる人間というのは
それだけで尊い才能なので大事にしましょう!
真に愚かなのは、今無知である事よりも無知であり続けようとする態度である

じゃあ他人に自分が好きなものを薦めたいならどうするばいいんだろう?

まず、殆どの人間はこの世に存在する全てのコンテンツに対して知っているものよりも知らないものの方が圧倒的に多い
自分が好きなものを他人が知らない可能性があるのは当たり前だし
自分だって他人が好きなものを全て把握できてない
お互いに未知な事柄が多く存在するという事を自覚しましょう
そうすれば

「え、こんな事も知らないの〜?」

なんてマウント発言は取れなくなります
この言葉を聞いて、それ以上話を聞きたいと思う人間はいません

 

薦めてる人のプラス要素を把握し、そこを突く

ただ薦めたいコンテンツのプラス面をアピールするのではなく
薦めている相手のプラス面を絡めてアピールしましょう
優越感を刺激する事で、これまで無関心であった事の劣等感をかき消すのです

最悪なのが、薦めたいコンテンツの良さをアピールするだけにとどまらず
その人が元々好きだったものよりも上だと言う発言をする事

そうなるともう二度とその話題に触れてもらえなくなります
詰みです
敗北です
ゲームオーバーです
取り返しはつきません

十分注意しましょう

 

CM

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

JPEG,PNG,GIF形式の画像を投稿できます(投稿時はコメント入力必須)