競技玩具道場2nd 予告!

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秋の涼しさを感じる朝
専業主婦の小野山真知子(43)が、玄関の落ち葉掃除をしているところに、隣にすむ主婦友の極村原河ゴン子(46)が話し掛けてきた。
「ねぇねぇ、奥様。知ってまして?あの競技玩具道場が帰ってくるんですってよ!」
朝から厚化粧が崩れかかっているゴン子は、やや興奮ぎみに話し掛けてくる。
この人は近所でも有名な情報通で、新しい情報を仕入れては知り合いに教えまくるという、典型的な噂好きおばさんなのだ。
「まぁ、それは本当ですの?」
さして興味の無い話題だが、とりあえず驚いたフリをした。
円滑なご近所付き合いのため、多少の嘘は方便だろう。
「もちろん!この歩くワイルドショーと呼ばれたこの私が仕入れた情報に間違いはございませんわ」
ゴン子は小さい上に垂れた胸を張って得意げに言った。
確かに、この人の情報に間違いは少ない。
が、問題なのは興味の無い情報ばかり仕入れてくる事である。
「まぁ、それは楽しみですわ!またあの暑苦しくて汗臭くてムサい番組が聴けるなんて……今から急いでウチの暖房器具を破棄しなくちゃ」
真知子自身、競技玩具道場なぞ聴いた事は無いのだが、今年高校に上がった息子があの番組のファンで、概要だけは聞いたことがある。
「相変わらず奥様ったら、大袈裟なんだから。……あ、そうそう、今度の競技玩具道場は『聴く』ものじゃないらしいですわよ?」
あれ、息子から聞いた話だと、競技玩具道場ってラジオだったような……?
「何をおっしゃってますの?競技玩具道場はラジオ番組なのだから、聴くものでしょう?」
「それが実は、今度の番組は聴くものではなく、観る……きゃっ!」
おおっと!そこまでだ!!
ここからは、ユージンが告知するぜ!!
競技玩具道場は、皆の玩具魂と言う名の炎から、不死鳥のように蘇る!
その名も「競技玩具道場2ndエディケイション」
エディケイションとは、「教育」という意味だ!
生弟子の皆が、一流のホビーアスリートになれるよう、バッチリ教育していくぜ!
さっき、そこのオバタリアンが話していたが
今度の競技玩具道場は番組の媒体自体が進化する!
聴く道場から観る道場へ!
ただ復活しただけではない!
進化した不死鳥を見逃すな!!
競技玩具道場2ndエディケイションは、隔週火曜日に更新予定!
第一回は、10月16日火曜日に更新するぞ!
観てくれよな!ユー&ジン!!




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